2000年1月の柿のたねニュース

新年明けましておめでとうスペシャル大増−ウソ

というわけで、イヤなことばっかりだった1999年にけりを入れ、ついに来ました2000年。世紀末。わわわわ。ドンドンドンドンドン。もうひとつおまけに2000年問題。何ごともなく過ごした人もまたそうでない人も、新年です。ちょっと拍子抜けしてしまった部分もあるが、なにはともあれ無事に新年を迎えられてなによりです。

改めて明けましておめでとうございます。今年も1年「柿のたね」をどうぞよろしくお願い致します。皆様に支えられ、無事14年目を迎えることが出来ました。今年1年「柿のたね」にとっても、皆様にとっても、よい年でありますようにスタッフ一同心より願っております。そしてたくさんの年賀状ありがとうございました。

どのような1年になっていくのかな?いいこといっぱいあるといいですよね。そして今年の「柿のたね」の目標はというと、あれ?オヤ?この前の会議できめてなかったっけ?うーん?ここで決めてしまいしょう。ズバリ

「昇り龍のように」

ウーン。ナイスですね。「昇竜」と書くとどっかの中華料理屋みたいになってしまうので、「昇り龍のように」です。書いている本人が一番わかってないかも・・・。ま、この言葉の通り、深淵の中で眠った龍が再び昇るような、活動の発展を目指し今後につながる様に、今年1年頑張りたいです。

これからも、様々な予定が組まれておりますので、みなさま是非、参加してみてはいかがでしょうか?そしてスタッフも募集中です。皆様の空いている時間を「柿のたね」のイベントのお手伝いに貸して下さい。

年間予定として、もちつき・春秋大バザー・スキー・夏の海旅行・バーベQ・etc

その都度、通信にてお知らせ致しますので、その際には是非。それとフリーマーケット部隊今年の最大目標は「柿のたね主催・フリーマーケット」です。出店希望者・スタッフ希望者それぞれに募集をこれから掛けていきたいと思います。

では、また。ぴろしでした

柿のたね学習会

誰もがともに地域で生きていくために 〜地域生活援助について〜

多くの障害者の生活は、親や家族が存在するところに拠って成り立っていて、親や家族は親亡き後の生活に不安を抱きよりよい施設を求めるという構造の中に置かれています。

けれど入所施設は本当に磐石なものなのでしょうか。時折報道される施設における虐待・暴行事件。これらはその一部に過ぎず多くの場合表面化する事はありません。それ以前に、障害があるために隔離された建物の中で、管理された生活を送る事を障害者本人は望んでいるのでしょうか。

確かに今の社会は障害者が住みよい世の中とはいえません。街じゅうの構造も段差だらけ、世間の差別や偏見も数多くあります。しかしそれは必ず変えていく事ができるものです。そしてその努力は障害者やその家族だけに強いられるものではなく、今の時代を生きる我々一人一人が真剣に考えなければならない問題です。障害者が地域で生きていくための知恵は、そのまま高齢化社会に伴う様々なテーマに直結します。けして人事ではありません。

柿のたねの周辺では、邦彦くんが親元を離れて介助者の援助を受けながら柿の木ハウスで自立生活を始め、優子ちゃんや孝広くんも仕事を続けながら次の目標である自立生活へ向けて模索する時期を迎えています。しかしそれぞれにどんなサポートが必要なのか、どんな生活形態が望ましいのか各々課題は山積しています。今回は葛飾通勤寮で活動されている坂本氏をお迎えし、「地域生活援助」についてお話を伺いながら、地域での自立生活を進めていく上での様々なサポートのあり方をあれこれと考えていきたいと思います。

会場は少し広めの部屋を用意しています。障害者や家族の方はもとより、より多くの方の参加をお待ちしています。ぜひみんなで考えていきましょう。

(チェリー)

冬といえば雪

『野沢』温泉&スキーツアーのお知らせ

暖冬といわれている今年の冬もやっと本格的になってきたのかなという今日この頃、冬といえばやはり雪と温泉、なんで寒い時に寒い所に行かなければいけないのだという人もいますが、今年も野沢温泉に行きます。

宿は民宿「ゆら」、人数が多ければ貸切になります。ゆらはおいしい料理とご夫婦のあたたかいもてなし(毎年にぎやかな面々を快く受け入れてくれます)が売り物です。

野沢といえば温泉。スキーの後の温泉が身体を弛めてくれます。10ヶ所を超える共同浴場は場所によって雰囲気もお湯の熱さも異なり、はしごするのも楽しみです(私はまだ全部には入れていません)。毎年、温泉だけを楽しむ人もいます。それも大歓迎です。でも、なんか楽しそうとスキーに挑戦して、苦労した人もいます。そう、梅ちゃんです。前日初めてスキーをしたあゆみちゃんがすぐに滑れたのを見て、なんだ簡単なんだと挑戦、一番下のリフトに乗って、その坂をおりるのに30分以上かかったことを思い出します。

そう本命はスキーとそり。子供たちは本当に1日ですいすい滑り始め、ゴンドラで上まで上がれるようになります。一方おとなは下でおろおろ、邦彦さんは我関せずモクモクとそりに励みます。

今まで野沢はスノー・ボード「禁止」が売り物で、安心して遊べたのですが、今年から部分的に解禁になったということで、少し心配です。でも、スノー・ボードはできないの?といっていた若者たちにはチョット朗報かもしれません。

ということで、スキー・温泉合わせて、みなさまの参加お待ちしています。参加ご希望の方は1月末までに柿のたねまでご連絡下さい。

(さとこ)

WE LOVE 鳥さん

鳥さんは、皆さんもご存知のように、夏合宿には必ずやって来る、柿のたねにとって大酒食らいの偉大なるボスでした。

肝臓を病んで病院通いを始めました。しかしながら、退院しては皆を集めてドンちゃん騒ぎをし、再び入院生活をおくるということを繰り返し、大人しく療養するなどということは、うーんほとんどなかったかな……。そんな鳥さんが去年の12月18日、最後まで鳥さんらしく59年の人生に幕を下ろしました。年末の押し迫った時期に鳥さんを亡くし、柿のたね一同悲しみで、途方に暮れてしまいました。

柿のたね一同、心よりご冥福をお祈りを申し上げます。

拝啓 厳寒の候 鳥さんがこの世を去って行った頃、私は空の上にいたよ。大好きな飛行機に乗ってフィンランド辺りを飛んでいた。

最後に会いに行けなくてごめんね。今でさえSA・YO・NA・RA言ってなくて悪いね。

あんだけ世話になっといて、あんなにくだらない話を聞いてくれて、気にしてくれて、相談にのってくれて。

そう、あの時話した事を真面目に心配してくれてのは鳥さんだけだったのだよ。もしくは、鳥さんがかなり私の心を左右するアドバイスをしたか…。どちらでもいいけどとにかくありがとう。こう言いたかったのよ。あと、1999年の夏合宿に来てくれて、ありがとう。なにげに、鳥さん、最初のお得意様になるはずだったのよ、私自身の中では。また最初からお得意様見つけないかんじゃないか!どうしましょか?誰か、鳥さん以上にわがままなお客様、ご存知ありません?身近に思いあたる方がいらっしゃったらご紹介願えませんか?

まあ、これからの事はまかせといてよ。成るようにしか成らないけど、将来、有望な選手がウジャウジャここいらにはいるからさ。例えば…圭ちゃん、たつみちゃん……数え切れないでしょ。鳥さんを筆頭?!にさ、たくさんの人に囲まれた仲間達がさ。ここ柿のたねにはいてさ。マキは幸せ。

鳥さん、今まで通り、口だけは達者でいて下さい。

以上、柿のたねを支えていく(いる?)将来有望選手からでした。