ぶどう

 ぶどうは、キリスト教の歴史には欠かせない深い関わりを持っています。教会にはぶどうをデザインした飾りがたくさん用いられます。

 イスラエルは大昔からぶどうの栽培地でした。収穫の大部分は酒ぶねでしぼって発酵させ、ぶどう酒にされました。

 旧約聖書イザヤ書5章には農夫がぶどうの木の世話を丹念に世話をしている様子が描かれ、神さまが民を養ってくださったことをたとえています。新約聖書でイエスさまは、ご自身が「まことのぶどうの木」、イエスさまに従う弟子たちは「その枝である」と言われて(ヨハネによる福音書15章)イエスさまにつながって生きるようにと教えておられます。

 また、ぶどう酒は、パンと合わせて聖餐式に用いられます。民が罪から解放されるために、イエスさまがご自身の命を捨ててくださったことを覚えます。


教会のシンボルの初めへ