典礼色と文で学ぶ

「レント(四旬節)」


 十字架の上で死なれ、3日目によみがえられたイエス様が、弟子たちの前に姿を現された出来事を記念するのが「復活祭(イースター)」です。
 

 イースターの前の40日間が「レント(四旬節)」です。イエス様が荒れ野で40日間断食をされたことになぞらえています。レントの40日間は特に?神様と隣人への愛を妨げるいっさいのことと戦う努力をするようにと召されています。隣人を大事にし、自然と調和をもって生きるように祈りながらイースターを待つのです。また、洗礼準備の時でもあります。
 

 レントの第1日目が「灰の水曜日」です。灰は燃え尽きた情熱、地にあるもののはかなさを象徴しています。灰の水曜日の礼拝では、ざんげのしるしとして灰で額にしるしをつける習慣が古くからあります。
 

 「レント(四旬節)」の典礼色は、ざんげと悔い改めを象徴する紫色です。


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