「いつも共に」

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」これは、聖書に記されているイエス・キリストの言葉です。イエス・キリストは、私たち人間が命の輝きを取り戻すようにと、神様から遣わされてこの世に来られた神様の独り子なのです。

 私たちは、人生の苦しさに、時として負けてしまいそうになります。イエス・キリストはほんとうに私たちといつも一緒にいてくださるのでしょうか。私たちを人生の苦しさから助け出し、活き活きと生きていけるようにしてくださるのでしょうか。

ある晩、私は夢を見た。
浜辺を主(イエス・キリスト)と共に歩いていると、
空に、私の生涯のさまざまな場面が浮かんだ。
どの場面にも、砂の上に二人の足跡がはっきり見えた。
私と主の足跡が。
最後の場面が映し出されたとき、
私は砂の上の足跡を振り返って見た。
不思議なことに、一人の足跡しかないときが何度もあるのだ。
それが、私が最も苦しく悲しかったとき起こっているのだ。
私は、理解に苦しんで、主に問うてみた。
「主よ、私があなたに従う決意をした以上、
いつも私と共にいてくださるとあなたは言われました。
ところが、私が最も苦しいときに、一人の足跡しか見えません。
私があなたを最も必要とするとき、
あなたが、私を見捨てられるというのは、
どうしても納得できません。」
主は答えられた。
「愛する子よ。私はあなたと共にいるのです。
それゆえ、どんなことがあってもあなたを見捨てはしません。
特に、あなたが試練を受けて、苦しんでいるときは・・・。
あなたに一人の足跡しか見えないのは、
私があなたを背負っていたからです。」

 これは、「足跡」という作者不詳の文です。

 私たち一人一人をご自身の愛の相手としてお造りになられた神様の御心は、私たちが喜びのうちに生きることです。その喜びを全ての人に実現させるために、神様は全力を尽くしておられます。その神様の御心の実現のためにこの世に来られた神様の独り子イエス・キリストは、今日もあなたと共におられます。今日一日をこのお方に委ねて、喜びのうちに生きて参りましょう。