内容●自分でもわけが分かりません。
7/19 | 一十三十一のライブ(難波/マジックスパイス)――辛いものが好きなので |
今日の自殺率。
難波の「マジックスパイス」へ。
はじめて「スペシャルシーフード」を食べてみた。辛さは「虚空50」にした。けっこう高いのだが、貝とか海老だとかがわんさと入っていておいしい。
「ぴゅあめいど」10回め。
今日はシロ嬢だった。シロ嬢がおもしろかった。
岡山の生き埋め殺人事件をTVで取り上げないかと期待しているのだが、なかなか見かけない。
加害者の母親がインタビューに応じている絵を見た。被害者の周辺の人物はまったく見かけなかった。このまま加害者だけが悪者という描きかたが続くのであろうか。この事件はたいして注目もされていないようなので、公判の記録が出てくるようになるまではよく分からないままかもしれない。
以前より日本の自殺者数が多いと言われているので、計算してみた。
いま日本に1億2800万人ぐらいの人が生きている。ここのところ一年間に32,000ぐらいの人が自殺している。率にして0.025パーセント、4,000人に一人の割合で自殺する。
職業別では半分が「無職」、性別では7割が「男性」、動機別では4割が「健康問題」で3割が「経済・生活問題」だという。仕事を持っていて女性で健康な人は、無職の男性で病気を持っている人より自殺する可能性が統計的には低い、ということである。
[1]平均的な日本人の場合 毎年4,000人に一人の割合で、まるっきり規則性もなく自殺する場合、わたしやあなたが生き残る率はいかほどか。今年自殺しない確率は99.975パーセントで、自殺する確率は0.025パーセントである。今後も自殺率が変わらなければ、毎年99.975パーセントのふるいにかけられて人がしだいに減っていき、20年間自殺をしない確率は99.5パーセントになる。自殺をする確率は0.5パーセント、200人に一人である。
40年後には99パーセントで、自殺する確率は1パーセント。100人に一人である。このへんまでくると、「小学校と中学校と高校の同窓会に1回ずつ出たら、同級生が一人自殺していた」ぐらいの数である。そう考えるとけっこう身近かもしれない。
[2]男性に限った場合 もっと自殺率は高くなるはずである。大雑把に人口の半数であるはずの男性が、自殺者の7割を占める。ということは平均に対して1.4倍の自殺可能性を、男性は生まれながらに持っている。今年自殺しない確率は99.965パーセント、する確率は0.035パーセント。20年後までに自殺する確率は0.7パーセント、40年後では1.4パーセントである。40年後には70人に一人が自殺で死んでいる。中学校と高校の同窓会に出たら一人自殺していた、というぐらいの率である。
[3]無職男性に限った場合 2005年発表の日本の完全失業者数は男性174万人、女性115万人だそうである。失業者がこんなに少ないはずはないのだが、「仕事を探している」ことが統計上明らかになっている人だけを完全失業率に含めるので、こんな数字になってしまう。で、6240万人の男性のうちのわずか174万人が、自殺者の半分の7割、35パーセントを占めるとしたら。
174万人のうち、毎年11,200人が死んでいるとしたら。毎年0.644パーセントが自殺し、99.356パーセントが生き残る。無職の男性は働くか、「女性」に変わるかしないかぎり、20年後には12.1パーセントが死んでいる。40年間「無職男性」を続けるならば22.7パーセントが死んでいる。失業者の数字は実態と合っていない可能性が高いけれど、自殺可能性に一定の類型が見出せることで、無職男性ではないわたしには「自殺」は縁遠い話だと考えることもできるし、いやいや自分にもいつふりかかるかもしれないと考えることもできる。
もっとがんばって調べれば「学歴」とか「職種」とか「年収」とか「子供の数」とか、いろんな特徴を見出せるのだろうけれど、そういう研究は当然なされていることだろう。わたしは実感をつかむために計算しただけなので、このへんにしておこうと思う。
服を買うはずがCDに化ける。
難波の地下街のスリランカ料理の店にまた入る。ナンが食べたかったのだが、ないと言われる。うーん。もういいや。
心斎橋でアロハシャツを探す。すぐ挫折する。
心斎橋のタワーレコードへ。フレンチものの少なさに恐れおののき、店を出る。
難波のタワーレコードへ。
[1]Vanessa Paradis「Be my Baby」
[2]Robert「Six Pieds sous Terre」
[3]Illona Mitrecey「Un Monde parfait」
[4]Billie Holidayの10枚組のもの
以上4点。出来心で買いすぎる。
「ホワイトローズ」48回め。チル嬢とみのる嬢にはじめて会った。
みのる嬢に「不幸のどん底に落としてあげる♥」と言われた。低い声で「受け止めてあげる♥」と返事したら、倒れそうになっていた。なんのプレイだこれは。
チル嬢と写真を撮ってもらう。ピンクが好きだと知って、写真に「Pink Sugar Heart Attack」と書かれていた。はうわ。ちびうさの必殺技じゃないか。かといって別にちびうさが好きなわけじゃなく、ヴィーナスがピンクじゃないのは納得がいかないと言われた。ぎゃふん。
ある常連の方から一十三十一のライブのチケットを受け取る。
ぼ、ぼぼぼくは、大変なもの(art-rich)を見てしまっただー。
しばらく読み進んで、どうも「表札」を作ってらっしゃることが分かってきた。それも絵を入れた陶器だという。
乾燥殺伐宿り大会
設置した途端に沈む
何を! 称えてきた!
もう潮時です
適当の儲け主義が生んだ罪
……読んでいるうちに、絵入りの表札を作りたくなってきた。スメタナの交響詩「モルダウ」なんて久しぶりに聴いた。
特記事項なし。
特記事項なし。
飲み会。
会社の飲み会。ちゃんとした新入社員が入ってきてよかった。本当によかった。会社がもうこんなありさまなもので、馬鹿みたいなのしか入ってこないんじゃないかと心配していたのだが、ウチにはちゃんとしたのをよこしてくれたみたいだ。
特記事項なし。
券を買う。
8/26の「Voice in the Live」の券を買う。朝の10時に「ローソンチケット」に電話すると、ずいぶん長い説明を聞かされる。これをすっ飛ばす方法が分からないので、えんえん聞いていたので出遅れた。整理番号38番。
会社帰りに「ローソン」の店鋪を探して、発券してもらう。
特記事項なし。
会社に行かないといけないっぽかったのだが、やり残した仕事は日曜に回す段取りで動いてもらっている。今日は映画だ。映画なのだ。
朝の11時に難波は道頓堀の「角座」で券を買ったあと、鶴橋の「ホワイトローズ」で映画の時間を待つ。49回め。
12時すぎに店の前まできたら、キリカたむとめぐ嬢がいた。ある常連の方もいた。鍵がなくて店に入れないのである。みる嬢もやってきた。店のオーナーが遅れてやってきて、12時15分ぐらいに店に入る。いちご柄の浴衣を着ためぐ嬢と写真を撮ってもらう。
あと、一日遅れで「七夕」の短冊を書いた。そして、一杯のオレンジジュースを吸い込んで、すぐに出てくる。12時30分。
例の姉妹と映画「ブレイブストーリー」を観にいく。
わたしは題名も知らなかったし、こんなの一生観なさそうな映画である。これを選ぶにあたってけんかまでしてしまったが、なんだかもう萌えらしいと聞きおよび、とにかく観に行くことになった。向こうは、わたしが他人のおすすめを嫌うということに無頓着な、恐いもの知らずなのだ。子供ができた親の気分が分かった。
児童小説が原作なのであろうか。ぼくにはどうということのない話だった。暗いシーンばかりで寝そうになる。見どころは、少年が街に入ってから活気あるさまが描かれているところ。戦闘がはじまるととたんに退屈になる。
でもぼくは真の見どころを知っている。ワタルとミツルがやばいということである。ミツルには姫さまが、ワタルにはサーカスの娘がいるというのに、もう、言い寄ってくるというのに、彼女たちを捨ててミツルはワタルの求愛を受け入れてしまうというお話なんだと思っている。
姉妹も映画が終わってから、やばいやばいと言いあっていた。ぼくはミツルが口を粘着テープでふさがれた状態で廃屋に転がされている絵を見て、いけない妄想をする。そうでもしないと、耐えられない。面白くないのだ。
2本め。これまたぼくが一生観なさそうな映画「デスノート前編」を観てしまう。
こちらは原作を読んでいて、けっこう好きなのである。あまり期待をせずに見る。原作の分量を映像にすることは無理だし、相手の行動を読みあう「ゲーム」の要素がどこまで描かれるかに期待がかかる。
残念ながら「ゲーム」の部分も描かれているとは言えない。じゃあどこを見ればいいのかというと、Lがおやつを食べるところぐらいしかない。ぼくは、月(ライト)が丸顔なのと、彼の父親が原作のようにえらい官僚ではなく、現場の刑事のような描かれかたなのが気に食わなくても、Lがおやつを食べていたので許そうと思う。
道頓堀の「アラビアンロック」に飲みにいく。
土壁の住居のような小部屋で、3人で食べたり飲んだりする。突然大音響とともに照明が消え、お嬢さんがさらわれる寸劇がはじまる。姉妹が両方さらわれてしまい、ひとり残され酒を飲む。のだけれど、すぐ戻ってきた。
映画の感想を述べあう。「ブレイブストーリー」は、腐女子的な観点からワタル×ミツルか、逆もアリかで意見が割れた。ぼくは前者だ。「デスノート」は、分かってはいたが不満ばかり出てきた。Lがおやつを食べていなかったらどうなっていたか。
あと、この店に入るときに「王さま、王妃さま」と呼ばれた。いろんな店があるもんである。出るときには「ご主人さまのお帰りです」と言われた。
特記事項なし。
開店時間に合わせて「ホワイトローズ」へ。50回め。
扉には「Closed」の札がかかっていて、やっぱり5分ほど待っていた。これまたはじめて会う、はいね嬢が扉を開けてくれた。
来週の会員限定イベントの申し込みをする。歌うらしい。じゃあ、また「ホネホネロック」だ。
七夕の限定メニューの、白玉だんごの入ったあんみつと抹茶の味がする飲料がついた「織姫セット」をいただく。みる嬢に「ブレイブストーリー」は腐女子しか喜ばない内容だと力説して、店を出た。昨日会社に行かなかったので、日曜に会社に行く段取りなのである。
昼の会社へ。大きく前進していた。自分の仕事をやっつけて、あとは任せる。
そして週に一度の「マジックスパイス」への旅である。いつものように「チキン」の「虚空50」を食べるのだが、ごはんの量を少なめにしてもらった。今日の「虚空50」はずいぶんと薄味だった。
ついに「マジックスパイス」の会員になってしまった。会員証もスタンプカードも持っていなかったのだが、こうも毎週通っているのだから信者の証である会員証を作ることにした。
年会費の2,000円を払いさえすれば、誰だって会員になることができる。いつか会員にならねばならんのだろうと思っていた、と言ったら、店のお嬢さんに「そんなんもう入らないといけません、絶対」と力説された。いままで一度も勧められたことはなかったのだが、ぼくぐらいになるとすでに会員であると思われてしまうみたいだ。会員は「信者」であり「ファミリー」である。なんだかよく分からないが、すごいのだ。
また「ホワイトローズ」にお帰りする。51回め。
これまた七夕の限定メニューの、「彦星セット」を食べる。梅の味のするごはんと、冷やしたうどん。思いのほか分量があり、食べるのにものすんごい時間がかかる。カレーを食べたところなのだ。
青い浴衣のみる嬢と、水色の浴衣のチル嬢と写真を撮ってもらう。閉店前に、7/7からの3日間でたまった七夕の短冊を発表する。なんとなんと願いごとが読み上げられてしまうのだ。
からあげ。
会社を早く出られたので「ホワイトローズ」にお帰りする。52回め。
平日の夜には常連しかいない。この店はもう長くないのか、あるいは、支え続けることはできるだろうか。前日に「また七夕を祝えるように」と言ってはみたものの。
メイドにおまかせメニューで、優月嬢に「からあげ」を作ってもらって6人で食べる。「からあげの宝石箱や!」と大好評だったので、「節子! 食べたらアカン」と「火垂るの墓」っぽく答えてみた。
会員限定イベントを考えているという。こんな「ファンサービス」をやっても店はもうからない。きっと、会員証がないひとが自分も参加したくなるような、会員証がほしくなるような催しをやりたいのだろうと理解した。そう考えればファンサービスというのは投資なんであろう。
特記事項なし。
駅までちびバイクを走らせながら、いつもの課題曲たちを練習する。
どうやったら「薔薇は美しく散る」を静かに歌えるのか。どうやったら鈴木弘子みたいに歌えるのか。「バラはバラは」のところに女性コーラスがつくのがいいんだろうか。間奏の木管の旋律が2つからむのがいいんだろうか。
歌があんましうまくないので、つい過剰に表情を作ってしまう。つい台詞を入れたり歩き回って歌謡ショウにしたりしてしまう。ああもう。いっそのこと手品でもするか。
特記事項なし。
会社の飲み会。
googleに忘れられないよう、日記をもうちょっと書かねばならん。でも帰って寝てしまう。
特記事項なし。
特記事項なし。
明日も仕事である。
こりゃあ明日はメイド喫茶にお帰りできるかどうかあやしい。あとカラオケ屋さんで歌の練習もしたかったのに。
家に帰ってから、某動画サイトにて「ホネホネロック」の動画を観た。あやしげな手段でしか観る方法がないのである。「ひらけポンキッキ」での絵がかなりかっこいい。シタールみたいな前奏の音と合わさって超かっこいいじゃないか。間奏の絵も失禁しそうなぐらい超かっこいいじゃないか。
子門真人の声がまた伸びる伸びる。ぼくの幼少のおぼろげな記憶のままで、大学のころから10年ほど歌い続けているうちに違う曲になっていた。ぼくの脳内では勝手に発酵して、ベトナム戦争の記憶の生々しい70年代の、夜の幻覚と戦う歌ということになっていた。
ものすごく久しぶりに聴いた子門真人の「ホネホネロック」は、明るくてところどころ遊びのある歌いかただった。ときおり叫ぶ声は獣のようで、ぼくがうろ覚えでやってきたみたいな、人の世を呪うような叫びは解釈が違うのである。「人喰い酋長」や「亡きがら」の見える暗黒とは何なのかと考えてきた。ジャングルの中とか、酒や錠剤を飲みすぎた人の心の中にあるのでもなかった。ここはネオンサインまばゆい夜の街だ。ダンスホールではなくディスコの夜だ。
特記事項なし。
7時ぐらいに出られたらと思っていたのだが、もうしっかりばっちり10時まで職場を出られない。
夕食を買いに行ったときに、空を走る稲妻の軌跡を見た。同じ軌跡を描いて2度光った。いつか写真に撮ってみたいのだが、これは難しそうだ。
眼鏡をかける。
昨日でなんとか仕事上の問題はやっつけたので、今日はめでたく休みである。「ホワイトローズ」にお帰りする。53回め。
久しぶりに会ったひな嬢がもうすぐいなくなるらしい。なんと早い。あと、ひな嬢は、ぼくの「iPod」を近未来の不思議な機械のように思っているらしかった。
ひな嬢、Jane Birkinの「無造作紳士」が好きだというので、近未来の不思議な機械から探してみる。しかし原題の「L'Aquoiboniste」が思い出せずに挫折する。しかも、あとで探してみたら入っていないじゃないか。ぎゃふん。
また難波の「マジックスパイス」にやってきた。
この3連休の間は「マジスパ祭」である。期間限定の「フランク永井カレー」に「稲荷一丁目」を乗せて食べる。前者はでっかいソーセージの乗ったカレー、後者はたこ焼きとお好み焼きらしきもの。辛さはいつものように「虚空50」にした。
食べていると、ものすごい音が聞こえてくる。大きなたらいに小豆をいっぱい入れてかき混ぜたみたいな音がする。雨が降ってきて天井をたたく音だった。
会計の時に店員さんとじゃんけんをすると、なにかもらえるという。アンジェラさんとじゃんけんをするが負けた。「携帯電話の光るアンテナ」など、あんましうれしくない3点をもらった。店を出るときにはスコールはおさまっていた。
続いて日本橋へ。「めいどさんのいるリフレのお店」にお帰りする。5回め。
ありか嬢にひさしぶりに足の裏を押されると痛い痛い痛い。あと、はじめて「眼精疲労コース」をやってみた。昔むかしに本で読んでかじったところでは目のツボにいろいろあったのを思い出す。眉にそって並んでいるツボを押されると、まあこれがびっくりするほどの痛さ。いったいなにが起こっているのか。
ポイントカードが埋まり、めでたく「メンバーズ会員」になることができた。長かった。
この数週間、眼鏡が行方不明のまま出てこない。難波の眼鏡屋さんに立ち寄って作ってみた。13,000円ぐらい。
眼鏡の加工が終わるまでの間に、近所のカラオケ屋さんで歌の練習をする。声が出ない。
また「ホワイトローズ」へ。54回め。
チル嬢が留学するらしく、もうすぐ最後のご給仕なんですとおっしゃる。ああ早い、早すぎる。よく聞いてみると、2か月で帰ってくるので、店を辞めるわけではないらしい。ぎゃふん。
あと、チル嬢の眼鏡がピンクだった。今日ははじめて太いセルフレームの眼鏡を作ったのだが、ぼくはピンクのものを作る勇気がなかった。しばし眼鏡を交換する。「眼鏡っ娘の眼鏡」という魅惑の萌えアイテムから世界をのぞいてみると、なんだ案外ふつうである。まったく違和感はなく、色が違うだけだった。
店を出てから、眼鏡の太いフレームが視界に入って邪魔だということに気がついた。斜めから強い光が入ってくると、半透明のフレームが光って視界の邪魔をする。
今日の自殺者数。
また「ホワイトローズ」へ。55回め。雨が降っていても、どこかで見たような面々が集う。
ホットケーキを頼んで、チル嬢(正式名称はもちもっチル)にセーラーヴィーナスの絵を描いてもらうの巻。みさ嬢と写真を撮ってもらう。
「ぴゅあめいど」11回め。また人が入れ替わったみたいだ。
ふしぎ少女あかり嬢の名前が店のwebサイトから消えているじゃないか。異世界からいらっしゃった魔法少女さんで、最後に会ったときは衣装も自前と思われるロリータな服を着ていた。彼女がいるという事実だけでも、「ぴゅあめいど」はスゲエと思わせたのだが、辞めたのなら残念。もっとツッコミを入れておけばよかった。
2日前に入ったというめい嬢と、途中から今日からだというりんご嬢に変わった。
りり嬢が、「嫌われ松子の一生」は和装のお嬢さんの話ではないと分かったという。遅っ。今日までよく覚えていたもんである。
「ホワイトローズ」へ。56回め。やっぱりどこかで見たような面々が集う。大丈夫なのか今日の売り上げは。
はじめて「メイドさんにおまかせ」を頼んでみた。優月嬢に作ってもらう。料理を待つ間、チル嬢のノートを辞書を片手に解読する。あと、はいね嬢と写真を撮ってもらう。
最近の話題でぼくがいま気になっているのは、日本橋で7/14に開店したばかりの「くらら」の接客がやばいらしいとか、衣装が「ミルキーアンジェ」のパチもんらしく一悶着ありそうだということである。あと、オーナーのお嬢さん(みのもんた風表現)。雨が降ってなければお帰りしてみたかったのだが、あきらめた。
雨が降っていたので服を探しにいく気にもなれず、鶴橋と布施の間を往復しただけだった。
秋田で少年と少女の2人が死んだ事件が、ややこしいことになっている。
殺された少女の母親が、少年を殺した容疑者であると少し前に報じられ、ぼくは大変な衝撃を受けた。そしていま、その母親は娘である少女を殺したと自供したと伝えられている。容疑者の「卒業文集」には同級生から彼女への脅迫が書かれていたとか、彼女の人生の転落するさまだとか、不謹慎ながらぼくは興味を持ってしまった。
日本の自殺者は年間3万人。そして、一年間に100体の死体が「青木ヶ原樹海」で見つかるという。
実地調査をしている人(樹海の落とし物)がいて、写真が載っている。新鮮な死体から、補食と分解の最中のもの、大腿骨や頭蓋骨が白く見えるものといろいろある。土の上に錠剤が散乱している写真を見てぼくは泣いた。
樹海の奥深くを死に場所に選ぶのは、きっと生前の美意識がそうさせるのだろう。筆者は、樹海での死はけっして美しいものではないと訴える。しかし、ぼくは、死体の外観が健康な人に近いことだけが美しさの基準なのではないと思う。
土に還りたいという美意識だってあるだろう。虫や鳥獣による補食と細菌による分解が起こり、さらに毛髪は鳥の巣作りに使われて骨のみを残そうとすれば、数カ月ほどは人に見つからないようにしないといけない。人の近づかない奥地を死に場所にするのはそういった動機もあるのではないかと思う。ぼくがそんな立場であったならば、土に還るほうを選ぶ。
筆者のようにロマンチックな死に場所として樹海を選ぶのだという解釈もあるだろうけれど、それだけじゃないと思う。
特記事項なし。
カレーの店へ。
会社を早く抜け出して難波の「マジックスパイス」へ向かう。一十三十一(ヒトミトイ)のライブを観に行くためである。近所でストロベリートゥインクルスター(うろ覚え)の出演があったのだが日がかぶってしまい残念。
で、ヒトミトイである。事前に音源を聴いたときから、こりゃライブで観たら面白いだろうと思っていた。彼女の言葉がていねいで、ぼくにも分かる。残念ながら、CDの音は、全部ぼくの好みというわけじゃない。そこでライブですよ。ライブでは口の動き、目の動きといっしょに言葉が分かってよかった。
ところどころで客をいじる。「インコ!」と叫べてよかった。インコて。「ヒトミトイ」の「ヒ」は何か、といきなり「あいうえお作文」(専門用語)を突きつけられるので頑張って考えていたのだが、いじってもらえなかった。それはそうと「インコ」て!! あとキーボードと鍵盤ハーモニカの音萌えー(流行語)。
今日のチケットを取ってくれた、がねーしゃさんも「マジックスパイス」の常連であり、信者であり、家族である。ビールを飲りながら、世界平和について(メイド喫茶の売上について)語り合った、そんな暑苦しい日。
あと「カレーうどん」を食べた。
靖国神社。
8時すぎ。雨のためか駐車場の券はまだあった。
今朝の日経新聞を見て驚いた。
いつぞやの靖国神社の宮司が代わったときにA級戦犯の合祀が始まったのだけれど、昭和天皇がそれが気に入らないと非公式に言っていた、という証拠が宮内庁のえらい人の日記とメモ帳から発掘されたという。
なぜ自民党の次期総裁が誰なのかと話題になっている時期に発表されたのか。しかも日経新聞である。毎日新聞には載っていなかった。
最近調子に乗りすぎた小泉首相と後継者への圧力っぽいのだけれど、アメリカ合衆国から届いた軌道修正を求める天の声なのか、財界からのいい加減にしろというツッコミなのか分からないけれど、まあとにかく驚いた。
歌を歌う。
服が濡れる、洗濯する、また雨が降る、洗濯ものが乾かない……というらせん階段を順調に降りていて、着るものがなくなっているのである。
真夏の出で立ちで家を出てバイクにまたがって駅に向かうとこれがまた寒い。こないだまで真夏だと思っていたのに、もう秋も深くなっていたのですね。一週間前に天井裏から扇風機さん(色がピンク色)を引っ張り出したところだというのに。
落ちてくる水滴の冷たさときたら。寒すぎてガス給湯器がパロマ工業社製かどうか確かめることもできません。来月には雪下ろしです。
ここまで携帯電話で書いたものの、昼にはもう晴れていた。雪下ろしは延期に。あとは今日のカラオケの宴に間に合うかどうか。
会社を早く抜け出し、会員限定の歌会には間にあった。店はもう閉めていて、その前の廊下で待つ。
見知った常連が12人ぐらい。メイドさんが7人も来てくれているじゃないですの。ぼくはいつものように、子門真人「ホネホネロック」を歌う。ぼくはこれを一生歌うと決めてしまったのだから仕方がない。若者たちには通じていないかもしれないけれど、ついてきてくれてよかった。本当によかった。あれだけの人数で「ホーネホネロック」と叫ばれたのは久しぶりだ。
あと鈴木弘子「薔薇は美しく散る」に続く。となりのMOさんをいじりながら。竹田えり「美しさは罪」を歌う前に会社から電話がかかってきた。うへあー。電話機に表示される発信者の番号を見た瞬間に分かった。部屋から飛び出る。明日は免れたが、明後日は出勤することに。遊び人から賃金労働者に引き戻された。
部屋に戻ってぼくは場末のバーのママになって歌う。さようなら昼間の生活。こんにちは歌のある人生。ナウい曲は分からないけれど。
帰りの道でオーナーに、以前撮った写真をほめられた。めずらしい方がいらしたもんである。廃墟が好きだそう。
あと、2曲めで「わたし」を「あたし」と発音していたことにキリカたむが気づいていたのがうれしかった。
同じ店に4回。
「ホワイトローズ」へ。57回め。
みさ嬢とオーナー。あとご主人が一人。静かだなあ。
みさ嬢にホットケーキに絵を描いてもらう。
この数週間で、崖っぷちにいることが急に分かった。みるみる分かった。
日本橋にできていた「癒しの空間」にお帰りしてみた。なんてひねりのない名前だろう。1回め。
この晴れた夏の日に温浴である。よくあるサウナ風呂のような、薄暗くて暑い部屋に入るのかと思ったらそうじゃなくて、明るくて冷房の効いた部屋に機械が置いてあって、手と足を暖めるというもの。まずは着替えてそこに入れられる。機械の構造上、前傾姿勢になって頭を台の上に載っける。このまま寝そうになるのだが、汗がだばだば出てくるので寝そうで寝ない。
たまにメイドさんが汗をふきに来てくれる。メイドさん産業もここまできたか。どうやったら思いつくんだ。あと、いま半額だと知らなかったので驚いた。
難波のとらのあなへ。
岡下誠「見習いメイドシスターズ」が1冊。
「ホワイトローズ」へ。58回め。
でも、同行人を迎えに行くために店を出る。
「ホワイトローズ」へ。59回め。
数か月間の懸案だった約束を果たす。同行人と買いもののため店を出る。
「ホワイトローズ」へ。60回め。まだやるか。
チル嬢が留学するというので、お別れ会ならぬ壮行会を開く。数詞「13」の仏語を教わる。
この数週間で常連のご主人たちと仲良くなってしまった。仲良くなったぼくらはこの店を私物化して、つぶしてしまうのだろうか。この店にかぎった話ではないけれど、所有者がこの金と手間ひまのかかる道楽を投げ出したら一巻の終わり。
休日出勤、すぐ終わる。
寝るのが遅くても、目が覚める時間がいつもと同じである。年寄りは早起きというのは本当だったんだ。ラピュタは本当にあったんだ。
ものを作るのが仕事である。わたしの担当は回路の設計で、もうずいぶん前に終わっている。もう外注の工場でがっちゃんがっちゃんと部品が作られて、それらをかき集めて製品はどんどこ作られている。製品には、その動作を制御するソフトウェアさんという中の人が必要で、これがまだデバッグ中なのである。最後に、完成したソフトウェアさんには製品の中にお帰りいただいて、それから出荷されるという流れである。
金曜は早く会社を抜け出してきたもんだから、カラオケ屋さんにいるときに電話がかかってきた。ソフトウェアさんに重大な変更が入っているので、外注のデバッグ屋さんだけが確認すればいいものではない。設計意図どおりであることを担当者が確かめないといけない。で、その日程が休みの日だというような、もうご主人さまから賃金労働者へと急降下するような連絡なのであった。
思い起こせば、いつぞやの「フェアリーテール」でアホな話をしている最中に電話がかかってきて、電話番号を見た瞬間に心臓が凍りついたときも、やっぱりこの機種のソフトウェアさんのことなのであった。あのころの深い泥沼から、よくぞここまではい上がって来たというか、もうなんといいますか、お願いします買ってくれなさい。
で、今日の昼にソフトウェアさんができあがる日程で進んでいるというので、今日の昼に会社に行く。評価はすぐにすんだのだが、もっと重大な発表があり全身の力が抜ける。いったい、このソフトウェアさんはどこまで巨費をむさぼるのでありましょう。ああもう、なんといいますか、お願いします買ってくれなさい。
「ホワイトローズ」へ。61回め。
久しぶりにスパゲッティを食べる。あと明るいうちからビールを飲んでしまう。
店内に置いてあるフリーペーパーは、どのような読者層を標的にしているのか。日本橋のおたく趣味な店の広告でも載っているのというとそうでもない。難波のホストクラブの広告がいっぱいあるのだけれど、時給で働くメイドさんに来てほしいのだろうか。豊胸手術とか。大丈夫か、営業の人。
でも、みんなして話のタネにして面白がる。
長いつきあいの仲間の、展示というか公演というか形容しがたいものを観にいく。
片づけを手伝って、ごはんを食べる。ここでごはんを食べると、いい店だなあと思う。この店が入っているのは、大阪市のへんてこな投資事業によって生まれたややこしい物件である。いつなくなるか分からない。
むねの谷子。
たまたま通りがかった「ダイエー京橋店」に入ってみた。3枚で3,000円のシャツがあったので、ピンクとピンクとピンクのシャツを買う。主婦の店ダイエーあなどりがたし。買いものがもう終わってしまった。
難波でうどんを食べる。浮気していつもの店以外で食べたが失敗だった。
「めいどさんのいるリフレのお店」にお帰りする。6回め。
はじめて電話予約をしてみると、名前を覚えてくれている。なんという待遇の違い。とはいうものの、開店直後なのでわたししかいない。りんご嬢にいろいろいじられる。かわいい声を出されても痛いものは痛いのであった。
そのあと、りんご嬢は店を出てチラシを配りに行っていた。平日の昼間の商売って難しいのだなあ。
「ホワイトローズ」へ。62回め。
まだ「マジックスパイス」が開いていないので鶴橋へ。フリーペーパー「街角情報Timo」2006年8月号の表紙を開く。
「切らない! 吸わない! 傷つけない!」
豊胸手術の「むねの谷子」の広告である。「谷子」ってアナタ。谷ができますようにという親の願いが込められた名前じゃないか。
光の豊胸術っていうのがまたハイテクだ。光の豊胸術の術後は暗闇で光りそうじゃないか。
今日の妄想終了。 おとなしく家に帰る。
背中痛し。
最近は「mixi」に携帯電話から書いたメモをたよりに、この日記を書いている。
この日は背中が痛かった。前日は夜の8時に寝たのだが、起きる時間はいつもと同じ。寝すぎたのかなんなのか、会社に着いてから背中が痛くなってきた。
仕事は一つ山を超えて、休めそうで休めない。
特記事項なし。
会社を早く抜け出して日本橋の「癒しの空間」にお帰りしてみた。2回め。
さすが平日だ。人少なっ。ぼくがお出かけしようというときになって、もう一人やってきた。
さらに「夢夢」(むむ)にお帰りしてみた。1回め。
「ミルクカフェ」のそばの建物の8階である。歩道に看板が出ていたので見つけることができた。内装の雰囲気がよくて、飲み込まれてしまう。飲み込まれるとだまってしまう。さらに勢いあまって「美顔メニュー」を頼んでみた。いまなら格安である。
うわーい。お肌がすべすべだー。もちもちだー。無駄にすべすべだ。
意外な人と再会する。名前を変えているようなのでここには書けないけれど、驚いた。例の店が突然なくなったのは本当らしかった。
家に帰ってくると、CDが届いていた。
France Gall「En Allemand - Das Beste in Deutsch」が1枚。
フランス・ギャルのドイツ時代の音源。「Der Computer Nr.3」が聴きたかったのだ。であこんぴゅーたー、ぬんまどがーい。ああフランス・ギャルかわいいよフランス・ギャル。
酒井司優子「コンピューターおばあちゃん」もかっこいいんだが、こっちもいい。
はじめての。
なんだかもう、どうしようもなく仕事をしたくない気分だったので、昼から会社を抜け出す。いま休まないでいつ休むのか。
日本橋に涼みにくる。「癒しの空間」3回め。
昨日とは違うほうの、いまは亡き某店にいたお嬢さんがいたので驚いた。向こうはちゃんとわたしを覚えてくれていたのに、こっちは別の人と勘違いしていたというへっぽこさ加減にも驚いた。
「ホワイトローズ」へ。63回め。
キリカたむの声で「はじめてのおるすばん」という単語が聞けたのは、今日の佳き思ひ出と云へませう。
仏語だ。
たびたび大雨が降っていたのに、今週は降らなくなった。洗濯物の乾かなさ加減で困ることはなくなった。乾いたと思ったら、なんだか妙なにおいがして着られなかったりすることもなくなった。
持ち歩いていた辞書をかばんから取り出す。電車の中で立ったまま、辞書を引く。仏語の歌詞を解読するために買った辞書を引く。mixiで仏語を読むことになるとは思わなんだ。
ドイツ時代のフランス・ギャルの曲はおもろいなあ。でも、フランスにいたころのほうが、当時の流行なのか、曲がなんだか切ないものが多くて、これがまた萌え。
誕生日会だ。
朝っぱらから「夢夢」(むむ)にお帰りしてみた。2回め。
いまなら格安だっていうのでいちばん長いのを頼んでみることにした。混んでいたら頼みにくいので開店直後に入ったのだが、やっぱり空いている。大丈夫なのか。
いま何時かも気にしないで、ぼへーっと過ごす。有閑マダムみたいだ。でも、あとで出てくる飲みものがよくない。ジュースは100%のものにしてほしい。
いつものように「マジックスパイス」にてカレーを食べる。
「チキン」の「虚空50」を食べる。もう「虚空50」ぐらいなら野菜の甘さを感じることができるぐらいに慣れているが、やっぱり汗が流れてくる。顔すべすべになっても台なしである。ここは顔をごしごしとふいたりはせず、したたってくる汗のしずくを上から押さえてぬぐう。有閑マダム。有閑マダムなのだ今日は。
満腹となにかのスパイスの効能でぽややーんという気分のまま、招かれているお誕生日会の会場に向かう。
「ホワイトローズ」へ。64回め。
今日は店のイベントでもなんでもないのだが、お誕生日会の会場にさせてもらっている。通常営業のまま店の半分を借りて、常連のとある人のお誕生日会だ。
やけに背の高いケーキ、花火つき。でかい人が持ってもなおでかく見えるテナーサックスと、アルトリコーダーとソプラノリコーダー。歌も歌う。自分のネタのなさに困ってしまう。
めぐ姐さんの持ってきた写真を見てしまう。うーわー。見てしもた。
1時間ほどで片付ける。ぼくは次の予定があるので片づけに合わせて出てきた。
店から出てきたものの、やっぱり時間が少しあるので「めいどさんのいるリフレのお店」に寄ってみたら、めずらしくすぐに入れた。7回め。
かなた嬢が相変わらずやばかった。ああもう。変なあだ名をこれ以上増やさんといてー。
大学のころの先輩の芝居を観にいく。彼もまた誕生日だ。
前世の罰で、現世で苦行を積んでいるいる人たちの話。見世物小屋で見せものになることでしか食っていけない人たち。貧しさからも脱したころの日本の、最後の生き残り。あんまし差別的でもなく、なんだか楽しそう。
輪廻転生のたぐい、ヒンドゥ教の死生観みたいなのはもうおなかいっぱい。
ピンク女史に再会した。腕時計と携帯電話以外全部負けた。ピンク度で。
涼む。
「ホワイトローズ」へ。65回め。
ひな嬢がいた。今日でいなくなるそう。
日本橋のとらのあな。ベンジャミン「放課後は淫魔」、空蝉「漆黒の令嬢シスター 獣魔の贄」の2冊。こっ恥ずかしい題名をなんとかしてください。お願いします。
涼みにくる。「癒しの空間」4回め。
客入りはいいとはいえないが、ノートを見てみると、けっこう常連がついているのだなあと分かる。
「めいどさんのいるリフレのお店」8回め。
今日はすもも嬢だった。
「ホワイトローズ」へ。66回め。
夕方に一度閉店して、ひな嬢の卒業式というか壮行会というかなんだか謎の宴に変わる。ぼくは、常連の末席にいるけれど、すごい常連というわけでもないので彼女のことをそんなに知っているわけではない。
彼女は、勝手に「ピンク同盟会員番号1」を名乗ったつわものなので、勝手に去られるわけにはいかない。式次第にはなかったが、ぼくはこっそり司会から1分だけ時間をもらって「ピンク同盟総統」を名乗って挨拶させていただく。悪役レスラーっぽい登場にしてみたのだが、たぶん伝わっていない。
彼女が店を辞める直前になってJane Birkinが好きだと聞きおよび、これまた妙なお嬢さんだなあと思った。Jane Birkinのものまねで「Lolita Go Home」を聞かせたのが妙な思い出になってしまった。
丸尾末広の本を買えなかった。
朝からどうにものどが痛い。風邪気味のような、違うような。昼までで仕事を終わりにして、抜け出してきた。
日本橋のとらのあなへ。「Comic Market 70 CD-ROM Catalog」が1点。傘をもらったが、ピンクじゃないのでうれしくない。
「癒しの空間」5回め。
平日の昼間でも客入りがあるので驚いた。休日でも平日でも人は涼みにくるのだ。でも、もっと入れないとまずいだろう。
「まんだらけ」で、丸尾末広の「新世紀SM画報」と「丸尾画報」[1][2]があった。めちゃくちゃ悩む。買うか買うまいか。
そこへ、わがはいの逡巡を打ち砕く無作法ものがやってくる。店、辞めてきました、と抜かしよる。ああ、駄目人間め。ご主人さまの駄目人間!! 難波に向かって裏通りを歩いていると、彼女の同僚とすれ違う。たったいま「元同僚」になってしまったけれど。ちょっと気まずい。
千日前の「Creperie Alcyon」に久しぶりに入る。フランス料理なんか久しぶりに食べる。
「Diana」に連行される。見るだけやから、見るだけやからって、お前は絵売りの客引きか!! 駄目人間のくせに「Diana」の靴がほしいと抜かしよる。向かいの「マリング靴店」の2,980円の靴にすればいいのにという言葉が出そうになってぐっとこらえる。
残念ながらピンクのミュールはサイズが合わず、ベージュで妥協する。かくして、ずっと欲しかった丸尾末広「新世紀SM画報」は、小さな靴に化けた。駄目人間め。
またさっきの「Creperie Alcyon」に戻ってきて、クレープを買えと抜かしよる。お前はハロウィンの子供か!!