内容●最近は「マジックアカデミー」日記
12/11 | コミックマーケット67カタログ発売 |
12/18 | コミックマーケット67カタログCD版発売 |
12/19 | 忘年会その1 |
12/26 | 忘年会その2 |
12/29-30 | 同人誌即売会「コミックマーケット67」(有明)――今回もQMAとマリみてで |
12/30 | 音楽「Condue」(本町)――ギャラリーのイベント |
なにもせず帰る。
しし、しまった。マジックアカデミーのカードを持ってくるのを忘れた。早く会社を出たもののなにもせずに帰る。
深夜に家を出た。
すごい早さで図面を描いていたら、もうこれ以上働きたくなくなった。今日も早く会社を抜け出す。
そして、こんなときにも「マジックアカデミー」のカードを持ってきていない。おとなしく帰る。
帰ってきてから、今日はアメリカ村のどこかにあるらしいライブハウスでラプサンスーチョンツが演るらしいと知った。どわー。この1か月間、かなり注目しているお嬢さん3人組なのである。出番は9時ごろらしい。だから、すぐに家を出た。ああ寒い。これはわたしの不注意などではないのである。どれぐらい突然にコトが起こったかというと、オカノさんがギターを持ってきてないから出られないぐらい突然なのである。ああ、やってくれるぜお嬢ちゃんよう。
その建物の前を何度も通ったことがある。でも、おどろおどろしい空気に押し戻されて、今日の公演がなかったら一生入ることがなかったかもしれない、そんな建物に踏み入る。暗くなると、この安アパートのような建物はますます恐くなる。3階の「サイケデリックバー・ガンジャ」のとなりの「acid」というところから「じてんしゃグングン」が聞えてきた。ああ、もう始まっとるがな。扉を開けたら曲が終わった。途中で前の席に移ったら、トキメク嬢がわたしを見つけてくれていたく感激される。
曲目は「じてんしゃグングン」、「渚で危ないアバンチュール」、「Steal Fill Fantastic Flash.」、「シュガーベイビーラブ」のカヴァー、「恋のシューティング★スター」だった、と思う。うろ覚え。今回はテクマキ氏のキーボードが入ったので音が違う。あと、お嬢さんの衣装が替わって「おジャ魔女どれみ」みたいなドレスになっていた。たぶん、こんなことを記録してるのって世界でわたしだけ。
「収穫祭」での最初の公演ではえらく肝っ玉のすわったお嬢さんたちだなあと思ったものだけれど、ここではそうじゃなかった。あんまし好意的じゃない客席の雰囲気に呑まれて、さとうりえ(リーダー)のしゃべりがぎこちない。トキメク(ボケおよび萌え担当)嬢のほうが司会っぽかった。シャーリン(メガネ担当)嬢は、ものすごくふつうの雰囲気でふつうの話をしていた。すげえ。「安倍なつみ活動停止」に触れていた。彼女らを観にくる客ばかりじゃないけど、これからがんばってほしいもんである。今日は会社を早く抜け出してきてよかった。
で、終わる。となりの酒場でお嬢さんとおじさんが一杯やってるに違いないのを横目に、次の演者のギター弾き語りを聴いていた。もう、見ず知らずの人の聴いたことのない曲を聴く。もう一生聴くことのないだろう曲たち。じいいいっと神経をとがらせていないとすぐに歌詞が分からなくなる。だからといって巻き戻せない。本来こうやって聴くもんなんだって思った。ギターの一番下の弦が切れても弾いちゃう。微妙に音が足りないけど弾いちゃう。かっこえー。勉強になるなあ。
梅田に移る。「マジックアカデミー2」の続き。初級魔術士1級から中級魔術士9級に上がる。
シャロンたんが雷に打たれるところをよく見てみた。ひらっとふわっとなる瞬間、黒い靴下の上端に、わずかに黒い出っぱりが見えるじゃないか。これは小さな飾りとかじゃなくて、きっとこれはガーターベルトだ。ベルトの下端の留め金ですって。わしの心の目では見えたんですって。そうですって。
さっきのライブとマジックアカデミーのあれこれを、あたくしのカメラで動画を撮ってきた。なのだけれどまたメモリーカードがおかしくなって、読みだせなくなった。ぎゃふん。
ドラクエ8。
昨日は終電で帰ってきた。さらにごはんを食べたり、これを書いたり、写真をなんとか修復しようといじってみたりしているうちに、えらい時間になった。だから今日も図面を引きながら眠くてまいる。
昨日から、職場で「レベル35」とか「カジノ」がどうのこうのという会話が聞こえるようになった。ああ、もしかしてもしかして「ドラゴンクエスト8」ってものすんごい普及率なんじゃないか。同じ職場なんでわたしと忙しさはそうは変わらないと思うのだけれど、彼らはドラクエで遊んじゃうのである。わたしはDVDだのえろゲーだのも貯まりっぱなしなのに。
はうわ。ラプサンスーチョンツという単語が「関心空間」に登録されとる。噂のアイドル(自称)3人組を話題にする人がちょっとずつ出てきた。でも、まだまだこんなもんじゃすまない。まだ大阪から、御堂筋(北は本町、南は心斎橋)からも出ていないのである。
商店街で迷子になる。
「クイズマジックアカデミー2」で遊ぶ。
「スポーツ」の問題がさっぱり分からず、ついに予選第1回戦で0点をしでかした。経験値が下がった。3回遊んで中級魔術士9級から6級に上がる。
また心斎橋のアメリカ村へ。アクセサリーの店で首から下げるロザリオを1点。
タワーレコード。ラプサンスーチョンツのCDが入ってないじゃないか。うむむむ。いまに「ぴあ」の表紙とか飾りますから。だから仕入れてください。で、本日あたくしの目に留まったのが黒木真由美のCDと、33のCDだった。さすが心斎橋店。で、財布に千円札が3枚しかない。後者を買った。33「3枚目だよ! おっかさん!!」が1枚。南米のお嬢さんみたいな衣装を着ていたころの黒木真由美にも惹かれたけれど、あきらめた。
雨の中、日本橋まで歩く。さっそく銀行の口座からお金を引き出す。途中、心斎橋の商店街でラーメンを食べる。ここの担々麺はちゃんと辛かった。
計算機の店を何軒かめぐって、東芝のSDカードを買った。512MB。A-DATAの512MBはわたしのFX7ではどうにもデータが壊れることが多いので、もうあきらめた。最初に買ったときはまったくカメラから認識されずに初期不良で交換したのだけれど、交換してもこのありさまなのであきらめた。
メロンブックス。注文していた本を引きとりに行く。店頭にはあんまし本がないので、最近はwebサイトから取り寄せている。とらのあなのなんば店は店頭受け取りができないのである。マリみてとマジックアカデミーの本。合計4冊。
南を目指して歩く。わざと遠回りして、写真を撮りながら歩いた。古い看板だの建物だのを撮りながら歩いた。あるときカメラが「メモリーエラー」という、いつぞやの非情の言葉を吐いた。そして、フォーマットするかと聞いてきた。もうどうしようもない。もし、新しいほうのSDカードもこんなのだったらまいってしまう。
そして、わたしは迷子になった。雨に濡れながら迷子になった。暗いのでいまどこにいるのか分からない。わたしは電器店街から環状線の新今宮駅の間をこの10年ばかしの間、何度も何度も歩いてきた。それでも迷子になる。商店街を過ぎると広い道路の下をくぐるようになっていた。これをくぐると、きっとわたしの知らない世界に行ってしまう。途中で2軒のゲームセンターに寄って「ポップンミュージック8」と「11」で遊んでいたのだけれど、このときにきっとわたしはどっちに向いて歩いていたのかを忘れてしまったのだ。
野生動物のように、いま向かっている方向が北とか南だとかいうような情報を本能的に知るすべを、わたしは持たない。目印となる太陽は出ていないし、知らない建物だらけなのだ。汚い建物とか路上で寝ている人だとかのほうばかり見ていて、本当は駅なんてどうでもよかったのだろう、なんて問いつめるのは毎日会社に通って働いているほうのあずまさんで、自由なあずまさんはそんなことちいとも思いやしないのである。
「マリみての原作をしばらく読んでないなあ」って思った。ちょうど一年前にも同じように「マリみての原作を読んでないなあ」って思った、ということ思い出した。一冊も読まないまま一年も経ったのか。そんなの嘘だ。そんなに経っているはずがない。夏に一冊めを買って、それからすごい勢いで読み続けていたじゃないか。試行錯誤を経て、わたしの知っている広い通りに出た。急に「風呂上がり」のにおいがした。駅のそばにある温泉の排水が下水道に流れ込んで、道のわきから湯気が出ていた。
まだ戦いは終わっていなかった。梅田のヨドバシカメラに入る。iPodで録音するためのマイクを探した。どうもこれをつかってもサンプリング周波数8kHzでしか録音できないらしい。しかも非圧縮である。音は悪いわファイルはでかいわで、ハイテク全盛のご時世にこんなのってないのである。ちいとも欲しくない。おとなしく、俗に言うところのICレコーダーでも買ったほうがいいやってことになって、いままで買えなかったのと同様に、また録音する機械は買えずじまいなのである。
iPodの傷が目立ちだしたので、透明な覆いを買って帰った。
昼と夜に飲酒。
昼間っから飲酒。「ギュギュッと絞った白桃サワー」がもうたまらなく果てしなく桃の味なのである。香りもすんばらしい。
久しぶりに真空管さんの電源を入れる。ラプサンスーチョンツのCDで予習。また寝る。
あーたーらしいあーさがきたー。夕方に起床。
「acid」に7時半に入ると、シャーリン嬢とすれ違う。開始が押しているらしい。また飲酒。1時間ほど待って始まる。まさかここまで押すとは。今日も出演バンドがてんでばらばらで、これまた珍しいものを見た。危険なものも見た。最前列で観たら恐いっちゅうねん。
みみみ、見られとるがな(挨拶)!!
10時半ごろにラプサンスーチョンツが登場する。もう愛らしくってしょうがない。衣装は当初のものに戻る。なので今日は黒いさとうりえである。小物は毎回変わるみたいだ。曲間で衣装がばさっと変わる。金ぴかでひらひら。近くで見るとすごいことに。すごいことに。さとうりえ、12月にへそを出す。
曲目。「じてんしゃグングン」、「渚で危ないアヴァンチュール」、「素敵なエイプリルフール」、「Steal Fill Fantastic Flash.」、「シュガーベイビーラブ」、「恋のシューティング★スター」の順。うろ覚え。ギターのオカノさんは会場が狭くても暴れる。なんだか観るたびに音が増えてくる。あと、機材のせいなのか歌のせいなのか、どうにもぎこちない。「収穫祭」での最初の公演を観にこなかったおともだちは悔しがるがいいのである。
シャーリン嬢「メガネ担当です。趣味は立ち読み、特技は時間つぶし」 トキメク嬢「ずっこけ、おとぼけ、破天荒担当」 あと、さとうりえが、タワーレコード心斎橋店に自分たちのCDを探しに行ったら置いてなかった、と言っていた。うははは。注文するしかないのかー。
128回ぐらい聴いたので、やっと「Steal Fill Fantastic Flash.」の歌詞が分かってきた。あと、SDカードを替えたので、こんどは動画もばっちりだった。これで振りつけが確認できる。あと、ここをホンマに見られていたらしい。恥ずかっすィィィ――ッ。なんせ日記にラプサンスーチョンツのことを書く人が、日本に5人ぐらいしかいないのである。握手握手。
外に出ると寒ううう。にやけ顔を抑えつつ、終電のひとつ前の電車で帰る。来週はシモーヌ深雪を観に行きたい。
1,000円。
げほごほぐは。むせた。鍋物の湯気でむせてせき込んだら、薄く切った豚肉がのどの奥から鼻の奥にいたる空気の通り道を逆流する。
500円玉が2枚。あれれれー。財布の中にお札が一枚も入ってない。ポケットの中に500円玉が2枚。これじゃあ例の桃のお酒(180円)を買えないじゃないか。
昨日駅前のコンビニで見つけた辛そうなカレーを買ってる場合じゃなかった。CDを買ってる場合じゃなかった。ゲームセンターに寄ってる場合じゃなかった。いやいや、そんな細かい話はどうでもいいのである。給料日から11日にしてなぜこのようなことに。かせいでいるのも自分なら使っているのも自分だというのに、ここに1,000円しかない理由がさっぱり分からない。気前よくざばざばと小銭を募金箱に入れてきた過去が、いま走馬灯のように。
賞与まであと4日。
2万円。
あった。あったよママン。1,000円しか残ってないなんてどうもおかしいと思ったら、ふだん使わないほうの口座から26,476円も出てきた。これで桃のお酒(180円)が買えるではないか。ぼくは大人だから箱買いだってできちゃうのである。さすがイナバだ、100本買っても大丈夫。この駄洒落を思いつくまでに25分を要した。
でも、帰ってくる時間にはもう酒屋は閉まっているのでDeath!! なので今日もおとなしく帰る。そしてさっそく散財。Amazonで高橋真琴の乙女な画集を注文する。はー、美少女美少女ー。
桃のお酒。
朝っぱらからからTVで「萌え」という言葉を聴いた。うわあああ。職場でも「萌え」っていう単語が聞こえてきたー。おじさんたちが「萌え」ってどういう意味やねん、なんて言っている。
まず、先日「流行語大賞」に「萌え」がノミネートされたものの選外になっていた。そして日経流通新聞の「流行番付」の下のほうに「萌え」が載るにいたった。「斜めドラム式洗濯機」とか「携帯音楽プレイヤー」だとかといっしょに載っちゃったのである。「萌え」という表現が。
そんなわけで、きっと全国の職場では、誰かが朝礼でとんちんかんなことを言ってしまったり、Googleで「萌え」で検索して気まずくなったり、若い衆に聞いて回って微妙な反応をされたり、独自の解釈を編み出したりしたに違いないのである。
この表現が出回ってからはや10年。ついに「流行」してしまった。流行語のたぐいはあんまし流行っていないものが選ばれるのが常だから、まあいいのだ。萌え萌えー。
早く帰ってきたので、例の桃のお酒を買ってくる。6本で999円だというので買ってみた。かーっ。たまんねえ。すぐに2本なくなる。こげーばまーわるよシャランラン、らららシャリンリンー。350円(税込)ですっかりできあがって、ずいぶん安上がりな脳である。だってあたくし、桃がこの世で一番好きな食べものなんですもの。
もうすぐ終わってしまう「ぴちぴちピッチ」の3年めを勝手に考えている人(「当サイトはブラックビューティーシスターズを応援しています。」)を見つけてしまい、その無茶さ加減に感動を覚えたので、わたしも3年めを考えてみた。
「学園編」 なにごともなかったかのように、るちあと波音とリナはこっちの学校に通う。そこへ、なんと水妖のユーリ(魔法少女)とマリア(挨拶は「ごきげんよう」)が転校してくる。るちあたちは馬鹿なので、とくに怪しむわけでもなかった。しかし、これは新たなる戦いの第一歩なのであった。2週に1度はユーリにヒッポさまが押し倒されるシーンが入る腐女子仕様。イズールは事務職(派遣)。エリルちゃんは場末の酒場(歌あり踊りあり)を開業。失われていた水妖の記憶が戻ったとき、4人は路地裏で再会する。戦わなきゃ。
「アイドル編」 ほどよく視聴率が落ちてきたところで、突如としてはじまるアイドル編。ときどきパールピアリのそばの浜辺で突然はじまる、るちあたちのライブにはあいかわらず客が集まっている。地元のアイドルの驚くべき活躍を、東京からやってきたプロデューサーが見つけてしまう。るちあは馬鹿なのでその場で契約しちゃう。映画だの芝居だので仕事に追われつつ、パーマン3号こと星野スミレばりに変身して戦っちゃいます。ライバルはブラックビューティーシスターズ(曲は黒百合姉妹に書いてもらう)の2人組で、なぜか変身してるちあたちと戦う。例によって民衆は馬鹿なので、3人と2人が街中で変身してもアイドルのショーだと思っている。
「宇宙最強の敵編」 今度の敵は宇宙最強に強ぇヤツなんだ。でも、敵はいつもこの町内ばかり襲ってくるので、るちあたちはいつもどおり学校に行っちゃいます。水妖たちは海を守るために、るちあたちと協力して戦うのであった。今度の敵は金ぴかな衣装をまとった小生意気な少女で、星のエネルギーを集めて回っているという。エネルギーの中心がるちあのピンク真珠であることをつきとめ、ついにるちあの学校に敵が襲いくる。ちょうどそこへ、視聴者より「セーラームーンの5年めに酷似している」という指摘があり、るちあは「素敵なお話などを書き留めていたものを、つい使ってしまった」とコメント。無期限の活動停止を決めた。未完!!(曲がりくねった坂道を駆けあがる少年の絵柄で)
飲むのを忘れる。
自分で言っておいて忘れていた。今年は乙女心の年だと1月にさっそく定めていたのだった。ちなみに去年は百合と「ゾンビ屋れい子」の年だった。
忘れていたわりに、乙女成分は摂取できたように思う。人形には結局手を出せずにショーケースの前でため息をつくだけだったけれど、蔦谷喜一にはじまり、高畠華宵、丸尾末広「少女椿」、「ぴちぴちピッチ」のイベントなんかを経て、ラプサンスーチョンツである。今年はもう3週間しか残ってないけれど、あずまさんの乙女心ツアー2004はもうちょっと続く。
再来週の黒百合姉妹はどうしよう。大阪から吉祥寺まではとても遠い。ああ遠い。
しまった。帰ったら続きを飲もうと思っていたのに、ごはんを食べたらそのまま忘れてしまった。ああ頭が痛い。飲みたい。でも日付が変わったのでおとなしく寝る。
三角形の相似。
辛そうなカレー2点とラーメンが1点。東ハトの「暴君ハバネロ」以来続ている第二次激辛ブームのおかげで、最近は次から次へと辛い食べものの新製品が出てくる。辛いものがないと生きていけないあたくしの楽しみが増えた。
早めに帰ってきてまた桃のお酒を飲む。2本。もうどんどん買おう。この果汁72パーセントのすばらしき飲料を今後も作ってもらわねばならないのである。メルシャン株式会社御中。
職場で「三角形の相似」について聞かれた。二辺の長さの比がそれぞれ等しく、かつ、その二辺のなす角が等しかったりする、あの「三角形の相似」である。三角形ABC∽三角形DEFなのである。こんな記号を一生使うことはないと思っていたけれど、使う日がきてしまった。ハイテクだー。
支給額からアレがナニして267,269円。
食べ続け、買い続け。
ああ。冬の有明のアレのカタログの発売日なのだけれど、CD-ROM版は来週ではないか。
今日はなんだか食べ続けている。家にいる間、朝ごはんを食べたらおやつに手が伸びる。早めの昼ごはんを食べたらおやつに手がのびる。こりゃいかんと外出したら、かばんから酒が出てくる。さらにラーメンを食べた。満腹感が薄れてきたら、もう食べたくってしょうがない。これは冬の準備なのか。
またまた日本橋へ。毎回同じことばかり書いていると、
日本橋(テラ)へ
とか、
日本橋(おにいさま)へ…
だとか書きたくなってくるけれど、日本橋へ行く。隠し持ったる例の桃のお酒のおかげで、昼間っから上機嫌なのである。
ディスクプラザとかディスクピアとかに行ってもなにも買わず。
わんだーらんど。マリみてのアンソロジーものがまたたまってきた。「薔薇物語プティ・スール」[2]、「マリアフェスティバル」[7]、「ごきげんよう薔薇の乙女」[3]の3冊。さらに、小野双葉「チャイルドホラー魔奇子ちゃん」に心ひかれて手に取った。あと、長谷剛丼「爆殺王女シャロン」という小説。だって、だって、王女さま(縦ロール髪)がひどい目にあう話と聞いたら買うしかないじゃないか。帯の裏表紙側には「小生意気なヒロインもの おすすめの作品」が挙げられていた。ああ。「糞小生意気な王女さまが敵兵にとっ捕つかまってとんでもない目にあう」ようなエロ小説って、一大市場を形成しちゃってるんですか。まんがでも形成しちゃってください。さあ早く。
そのまま写真を撮りながら歩いて、心斎橋までやってきた。
先週も入った「紅虎餃子房」という店でラーメンを食べる。先週は「赤の坦々麺」で、今週は「紅の大陸坦々麺」である。こんどのはかなり辛い。そして塩辛い。あんまり塩辛いので赤黒いスープを全部飲むことができなかった。
タワーレコード。「ラ」の棚にラプサンスーチョンツが入荷する日はくるのでありましょうか。はたまたここの1階でインストアライブを演っちゃったりする日はくるのでありましょうか。ちなみに今日は浜村淳がしゃべりにきていたらしい。黒木真由美「12のらくがき」、朱里エイコ「イエ・イエ」、以上CDが2点。後者は「イエ・イエ」っていうぐらいだから、きっとフランス・ギャル全盛のころの日本のイエイエ時代を写したものだと思われ、気になって買ってみた。
暗くなってきた。服を探すはずが、もうどこになんの店があるのか見えなくなってきたので、おとなしく帰る。
おとなしく帰るはずが、梅田でまたまたマジックアカデミーで遊んでしまう。でも集中力がさっぱり続かず、さっそく予選で落ちてしまう。2回も。3回めは優勝した。
あと「ポップンミュージック12」で遊んで、こんどこそ帰る。
雨が降ったので、CDとエロ小説。
長谷剛丼「爆殺王女シャロン」を読み終わる。
某国の姫さま兼秘密警察長官で、趣味は暗殺という存在じたいが危険な主人公、人呼んで爆殺王女である。外交とか戦争とか汚い大人の世界に飲みこまれ、王女さまは隣国に捕われるというお話。
うへえ。200ページに渡ってここに書けないような責め苦を受けて姫さまの性格がおかしくなっていくのだけど、わたしの求める姫さま像においては、もう最後のぎりぎりのページまで壊れてほしくないのである。そう思わせておいて最後には敵に復讐する。それでこそ姫さま。薬物とか触手とかアレとかナニとかで快楽に冒されていくさまは、ていねいでグロくてよかった。
敵の将校のおねいさんのリビィが姫さま萌えで、姫さまが好きなあまりすごいことをしちゃうのだけれど、どうもわれわれと同じ側の観客になっちゃっている。一回ぐらいはふつうにからんでほしかった。リビィの女王さま然としたエロい設定も活きていないように思われた。
あと、この国の設定って、中東のあのへんの危険な国を意識していて、読みながら恐くなってきた。商売の成功を背景に突如として独立した国。移民を集めるあの国。新しい武装で占領地域を増やしては恨みを買い続ける、あの国なんである。なんて危険なシャロンたん。ああ、答えを書いてしもうた。
昨日買ってきたCD、朱里エイコ「イエ・イエ」はけっこう音がいい。60年代後半の録音なのに。マスタリング前のマルチトラックのテープが出てきたんだろうか。そのころのPhilipsのフランス・ギャルのレコードなんてけっこうひどい音だったり、モノラルだったりする。だから、朱里エイコのCDがあんまり音がいいので驚いた。
演奏も古い音がしてたまらん。ドラムセットをどこどこ叩いたり、オルガンの音とかバックコーラスとか不意に弦楽器が入ったりしたら、もうめろめろやねん。歌も、暑苦しくて強くてエロティックでめろめろ。黒木真由美の「12のらくがき」もアイドルしててええわー。もうぜんぜん厳選してなくて、目に留まっただけでCDを買っちゃってるけど、楽しいわー。
どうしてわたしが朱里エイコのCDを目に留めたか、いま急に思い出した。何か月か前に、両親が「朱里エイコが亡くなったんかいな」と、TVの前で驚いているのをわたしは聞いていた。この名前がかすかに記憶に残っていたから、手に取るにいたったんだと思う。
仁美たんイベント。
「じてんしゃグングン」が「着うた」になったんやて。……わしの電話にそんな機能ついてへんがな。
来月の23日に新宿で寺門仁美のバースデーイベントやるんやて。……連休期間終わっとるがな。
ぼくは、仁美たんで2時間も場をもたせるということに、ものすごく期待をするわけであるよ。仁美たんに2時間もしゃべらせたら、きっと危険なことになる。きっと。
「萌える」が使われとる。
こんなのがしょちゅう送られてくる。
SUBJECT: 来週どうする?
Subject: 里奈
Subject: はじめまして。ミナエといいます。
SUBJECT: 返信です♪
Subject: この前はありがとぅ♪
ここのところ毎日こんな調子なのである。なれなれしいのばっかりだ。で、
Subject: 御主人様…私を虐めて下さい…
というのを見つけたとき、わたしの目が留まった。このまま待っていたら、そのうち女王さまからメールが届いたりするんでありましょうか。どきどき。
電車の中で雑誌「AERA」の広告の小さな見出しにこう書いてあった。
「バカボンママ」と「ノッポ女」に萌える理由
「萌える」が使われとる。深読みすると、バカボンの母と背の高い女性が好きな人の集合においては、萌え萌えするよう性質の人が多く含まれるのであろうか。それはそうと「萌える」が使われとる。
Amazonから本が届いていた。高橋真琴「MAKOTOのおひめさま」が1冊。
絵本を集めたもので、作者のインタビューもある。どこを見渡しても人形のような真円に近い目と、まつ毛である。もう乙女まみれ。どうしようもないぐらいに乙女で乙女中毒。レース地の模様をていねいに描いた絵は日本画のよう。古い原稿も多いのに、最近になってまとめて出版されているのはありがたいことなのである。
マーメイドメロディぴちぴちピッチ&ピュア占いである。
あずまさんさんは七海るちあです!
●七海るちあさんのあなたは、マーメイド界一の天然さんです。ほとんどのことは人並み以上に失敗します。ただ、料理だけは、人よりもずっと上手にこなすことができるので問題ないでしょう。またカツゼツがすごいのですが、そこが新たな魅力になっています。そのようなあなたの生活は大方成功しており、見た目能天気な雰囲気を持っています。そのせいで人に軽く見られがちでもあるのですが、かといって人魚の尾ヒレを見せないのがあなたなのです。一方、自分が苦境に対峙すると、「海斗…」と言ってしまうような子どもっぽさもあります。基本的には寂しがり屋で、海斗が大好きです。
●あずまさんさんファンクラブの会員数は、現在5人です!
5人かよ!!
「カシミール」に水曜の夕方に行くなと何度言えば学習するのでしょうか。
会社帰りに難波の「ベアーズ」に行く。今日のライブはシモーヌ深雪が出るのである。時間ぎりぎりに入っても客がいない。15分ほど押して始まると、どこに隠れていたのかどばっと客が集まる。
最初に出てきたバンドがお嬢さん3人組で、ロリータな歌い手の人を見ながら「シモーヌ深雪ってこんなんじゃないよなあ」などと不安になりかけ……いやいやそんなはずはない。恐い歌詞で唄う乙女バンドだった。
その次がシモーヌ深雪だった。女装でシャンソンを歌う人。10年ぐらい前にはもう「女装でシャンソンを歌う人」だとわたしは知っていたので、もう結構な歳なんだろう。レコードを1枚だけ持っているけれど、はじめてホンマもんを見た。長いドレスにピンク髪。そしてまつ毛。いままで見た中で、もっとも体積の多いまつ毛だった。もうね、コレがええのよ。こんな暑苦しい歌があたくし好きで好きで、好きなのよ。越路吹雪とか朱里エイコのレコードを聴いては、こんなふうに強く熱く歌えたらいいのにと思うけれど、わたしではそうもいかない。
あとえらく速いギターにとぼけた歌を乗せる人と、変わった編成のバンド。ここまで全部観て帰る。
もう少し正確に書くと、まず会社帰りにカレーを食べに行く。北浜の「カシミール」はやっぱり開いていなくて、そのまま日本橋に向かう。
ディスクプラザ。ぴちぴちのCDを探す。「七つの海の物語〜Pearls of Mermaid〜」と「マーメイドメロディボーカルコレクション」の以上2枚。前者はあららの「Star☆メロメロHeart」聴きたさに買ったようなもの。
そのあとラーメン屋さんでラーメンを食べるものの、おいしくない。
ライブのあと家に帰ると、AmazonからDVDが届いていた。「マーメイドメロディぴちぴちピッチピュアDVD-BOX 1」が届いてしまった。前シリーズを早く見ないと。
久しぶりのぴちぴち日記。
うへえ。あたくしの携帯電話のメールアドレスに、一晩の間に5通も届いちゃってる。「淫乱奥様」よりメッセージをお預かりせんでもええっちゅうねん。「22歳・服飾関係」の人からメールが届かんでもええっちゅうねん。で、それから昼のあいだに3通増えた。
こんなのいままで日に1通ぐらいだったのに、いきなり増えた。あたくしのピンク感あふれるメールアドレスは辞書攻撃ですぐに見つけられそうなものなので、くるべき日がきちゃったということだろう。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第43話「妖(あや)かしの歌」の巻。
あらすじ。シェシェとミミが連れてきた水妖がスケートボードの大会に出場している。例によって例のごとく人の集まるところには、正確には「イイ男」の集まるところには、マーメイドプリンセスがやってくるに違いない。そして波音はにおいをかぎつけて、3人でスケボー会場にレッツらゴーである。水妖とブラックビューティーシスターズはあっけなく撃退する。そのあと、黒いマーメイドで海月を海に引きずり込むのを見かける。
感想。久しぶりに観たぴちぴちは、やっぱりあいも変わらずどうでもいい話であった。水妖の太刀魚がこれまたどうしようもなく馬鹿だったり、波音が馬鹿だったりと、もう夜中に笑いが止まらなくて困る。桃のお酒がわたしの脳の中をぐるんぐるん駆けめぐりだしたころ、どうでもよくない事件が起こる。だって。だって沙羅がガイトさまを誘惑するんですもん。海月先生も誘惑するんですもん。大嫌いなはずの海月を海に引っ張りこむんですもん。海月は呼吸ができなくて苦しみながら、沙羅を捕まえることができたもんだからいい笑顔しやがるんですもん。
太刀魚の水妖がたくさんあらわれて、るちあと波音がピンチになったところで前半が終わったのに、後半がはじまると別の曲を平然と歌っている。これだけでもう、いすからずり落ちちゃうほどのへんてこさ。あたくし酔っているから、もう全部すばらしい。ブラックビューティーシスターズのいつもの曲を聞かされているときの、るちあと波音のいつものエロいあえぎ声も超すばらしい。リナが加わって3人に反撃されて、逃げ出すときのシェシェの台詞に感情が強く入った。
「黒の協奏曲」の間奏で、離れたところにいるリナの場面の絵を出す。海の絵に戻ると同時にシェシェとミミの歌とチェンバロの伴奏である。もうここがかっこいい。超かっこいい。ああもう姉妹揃って好きすぎる。「形なき鎖となれ」のあたりでシェシェがミミのあごに手をやるところでそのままチューするがいいのである。なすがいいのである。
13通。
会社帰りに例の桃のお酒を6本。桃以外にも各種果物のお酒がたくさんあって、1本ずつ6種類。合計12本を買ってくる。あと、駅前のコンビニでちょっとは辛そうなカレーを2つ買う。
Amazonから本が届いた。高橋真琴「少女ロマンス 高橋真琴の世界」が1冊。ショウワノートの「ぬりえ」の絵や、60年代の少女まんが「プチ・ラ」まで載っている。はー、美少女美少女ー。愛らしくて装飾過剰で純粋でいかがわしくて、日本画のようで機構図面のようで。
今朝、また電車の中で携帯電話の電源を入れてみたらば。前日の夜に電源を切ってから7通もメールが届いていた。うへえ。
あたくしの、すべての動作においてもっさり感をともなうピンクの携帯型電話端末C401SA(キティさん仕様、2001年もの)でもって、1通ずつ消去していくのであるよ。消しているあいだにあと2通届いた。もう、ええねん。お姉ちゃんな、そんなんいらんねん。「真奈美だよ♪」とかな、もう送ってくれんでもええねん。「超エッチな無料アプリ」とかな、わたしの電話にはそんな機能ついてへんからな、もうええねんよ。この2通を消したらその5秒後に次のメールが届いてな、うわーい10通達成だあ。われらの突撃精神でイラク戦争も大勝利間違いなしです。
……もう、なんやのんな。あんまししつこいとお姉ちゃん怒るよ。またメール送ってきたやろ。会社帰りに電源入れてみたらホンマにびっくりするわ。昨日から、昨日から急にエラいことになってんねんから。わたしの電話だけは平和やと思ってたのに。
「ギュギュッと絞ったさくらんぼサワー」は失敗だった。やっぱり桃が最強だと思う。もう居酒屋にはメルシャンの「ギュギュッと絞った白桃サワー」がざばざば出てくる機械を置くがいいのである。
なにかから逃れるために飲むわけじゃない。脳の中に悲劇作家が住んでいるような人ならいざ知らず、あたくし、そんな高級な作りにはなっていない。これがまあ、飲めば飲むほど不安になってくる。このぼんやり感がたまらない。睡眠と覚醒の境界をふわふわしている。こんなの人に見せられない。アカンねん、ここで勢いあまって風邪薬とか飲んだらアカンねん。もう大人やもん。
目の前のブラウン管の同期信号がなにか別の信号に揺らされていて、細かいしま模様がたくさん見える。蛍光灯が光ったり消えたりする。2分46秒しかないクロディーヌ・ロンジュの「恋はみずいろ」が5分ぐらいに聴こえる。
CDを買ってくるのを忘れる。
あたくしの林檎さん(かなり前に「シルバー王女」と命名された銀色の計算機械)からは、2,700曲の中からなにが再生されるか分からないのである。久しぶりに聴いた「井上喜久子の月刊お姉ちゃんといっしょ」2月号でこんなことを言っていた。
そういえばジャケット写真の裏のまんが、前の号のつっこみのまんがが描いてあるんだけど、これもね、読むとおかしいよねー。お姉ちゃんほんと、1月号で『じゃあサンバでいくね』って言って、『オーレー』とか言ってるの。『それはフラメンコだー』って書いてあって(略)
きゃははは。もうお姉ちゃんったら、おっかしいんですもの。本当は構成作家が台本を書いていて、さらに台本を読み間違えているんじゃないだろうか。それぐらいに、井上喜久子はしゃべらせると本当に最高にへんてこだ。
このCDが出たのが1997年。松平健の「マツケンサンバII」が録音されたのが1994年(宮川彬良ファンクラブ)らしい。お姉ちゃんの先を行くこと7年。フラメンコじゃなくてサンバで「オーレー」と言っている人がいたのであった。
家を出るとまた寒くなった。髪を切りそろえる。また茶色くする。
梅田で久しぶりに「インデアンカレー」に入る。やっぱり甘さが強すぎる。ごはんにキャラメルソースをかけたみたいな甘さ。
さらに難波でラーメンを食べる。写真を撮りながら心斎橋まで歩いて、帰る。
しまった。難波まで行ったのにCDを買ってくるのを忘れていた。明日も行くのか。うわあああん。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第44話「雪夜の奇蹟(きせき)」の巻。
あらすじ。水妖のマリアは強い吹雪を起こす魔法を見つけた。そんなわけで、さっそくるちあたちの住む街に大雪を降らせる。ちょうど学校のスキー教室に向かうバスが出られなくなってしまった。海底のガイト城を探しているのでるちあたちは参加できなかったが、るちあは海斗に弁当を届けに行く。突然の大雪のためにるちあは街中で遭難してしまう。
感想。うははは。マリアがまた馬鹿になっていく。それはさておき、水妖たちはマーメイドプリンセスを3人まとめて雪に埋めちゃえるまでに近づいてきた。けっこう恐い話なのにマリアが馬鹿なのでちいとも伝わってこないあたりも「ぴちぴちピッチ」なのである。海のそばなのに海がなくなっちゃうぐらいに雪が降るのも「ぴちぴちピッチ」なのである。
波音とリナの「Ever Blue」の絵ってこんなにエロかったのか。それともアレか、わたしが酒に酔っちゃって違うものが見えてるのか。歌唱に入ると途端に背景のないバンクの絵に替わるので、海の底でも地上でも同じ絵なのDeath!! 「Ever Blue」の間奏で、るちあを捜し回る海斗の表情を入れるかっこいい部分も台なしになるほどのすばらしさ。
もういいもん。雪に埋もれたるちあの服を脱がせて温めちゃったりしても、もう驚かないもん。海斗がるちあのことを好きだったことに気づくきっかけになったお話であった。あと、珍しくドレスの側面から脚が見えちゃうぐらい、マリアが動き回るお話。
狂った一日。
またまた日本橋へ。
メロンブックス。例のカタログのCD版を買う。
「亀王」でラーメンを食べる。ここのはおいしかった。時間がないのに古い建物の写真を撮り続ける。電器店街からちょっと離れると、いい味を出している古い民家がたくさんある。こうして時間はすぎていき、さらに電車が遅れてしまい、やっぱり遅刻する。
お姉さま2人と「たらこ劇場」の芝居を観にいく。時代もの。
「お笑い」なので考証もめちゃくちゃになっている。へんてこだったり、どぎつかったりするのだけれど、これがなぜか子供に受ける。いや、そもそもどうして客席にこんなにたくさん子供がいるのか。地元の人に支持されてるのかなんなのか、すごくいい客席だった。小劇場でこんな方向ってあり得るのか。あたくし最前列で大笑い。となりのおばさんは役者につっこみを入れていて、これがまた客席で受ける。でかい会場ではあり得ないのである。
駅のそばのお好み焼きの店に寄る。わたしの建物の写真を見せびらかす。こうでもしないと日の目を見ることがないのである。
またいつもの、その場にいた人にしか意味が分からない文章が続く。
芝居のあと3人で「収穫祭」のときのメンバーで忘年会に向かう。また心斎橋に戻ってくる。いましたいました。ラプサンスーチョンツのお嬢さん3人組が。
着いてすぐにうちのお姉さま2人とものすごい勢いで飲む。そうしないとこの妙なテンションについて行けない。なんだか抽選会で「ハッスルドリンク」という飲みものが当たる。あやしい。お姉さまがなにも当たらず。罰ゲームで辛いものを必死に食べていた。シャーリン嬢もすごい顔で食べている。ぼくが辛いもの好きと知っていて投げてよこしてきた。ぼくは酔ってるから受け取れませんねん。お姉さまが辛いもの競争で敗北したため、おじさんとチューする羽目になって他人ごとのようにげらげら笑う。ああ狂ってる。
お嬢さんの心の支えですって。いやいや、無理せんでもいいですから。声をそろえて言わんでもいいですから。ぼくそういうのに弱いですから。酔ってても営業スマイルを絶やさないのがアイドルなのである。写真も撮っちゃう。シャーリン嬢に先に帰られてしまい、写真を撮れず無念。にやけ顔のあたくしをもうひとりのお姉さまがビデオカメラで撮る。そんなこんなで酔って帰る。朝から晩まで狂った一日だった。
花嫁の持ちもの。新しいもの、古いもの。辛いもの、忘れもの。
朝8時25分。駐車場の券をもらいに行く。冬休みなのでこんな時間でもだいじょうぶなのである。
昨日は地下のあやしいバー(通りからは存在に気がつかない迷彩っぷり)に上着を忘れてきてしまうほど酔っていたらしい。わたしの三十路の抱負なんかをビデオカメラに撮り(この日は、あらかじめ頼んでわたしの記録映像を作ってもらっているのである)ながら階段を上がって地上に出る。ぐるんぐるん回って「おやすみなさーい」などと叫びながらお嬢さんと別れて、駅まで歩いてもまだ気がつかなかった。一緒に歩く2人も気がつかない。地下鉄に乗って、また降りる。乗り換えてから気がついた。このまま電車の外に出たらめっちゃ寒いがな、と気がついた。
ところが思ったほど寒くなかった。12月なのに。
帰りに駅前のコンビニで「ポテトチップス激辛! キムチ」を買ってみた。いまこうやって桃のお酒を飲りながら、ばりぼりと食べているのだけれど、ちいとも辛くないじゃないか。甘くてすっぱい。昨日の忘年会の罰ゲーム用のお菓子の方がよほど辛いのである。
携帯電話。
なんと。わたしの携帯電話に大量にやってくるいつものメールが、今日は1通も届いていないではないか。ある日突然大量に届くようになって、突然やんでしまった。こんなことってあるのか。
読売新聞夕刊の「よみうり寸評」がまた携帯電話に触れて騒々しい。
山奥の工事現場で大工が仕事をしているそばで、木の枝に携帯電話がぶら下がっている、といういつぞやの文章が引用されている。携帯電話嫌いの作家が、ただ一度だけ携帯電話がらみでいい情景を見たという話である。
このあと、読売新聞の記者は読者をふしぎ世界へ連れていく。「この携帯電話は、もちろんプリペイド式なんぞではない」と断じた。「プリペイド式携帯電話が犯罪の温床である」ことと「山奥の大工の携帯電話の契約形態」がつながるにいたる説明はなかった。あるいは本当に枝にぶら下がる電話機について調べちゃったのかもしれないけれど、そんなことも書かれていない。
いつもの「携帯電話叩き」にしちゃあ、なにか変だ。なぜプリペイド式携帯電話が犯罪に使われるのか、どうして身元を明かさずに入手できちゃうのか、じゃあプリペイドじゃないほうの携帯電話は危険じゃないといえるのか、といった説明もない。ただ「プリペイド式携帯電話全面禁止」という主張が「業界の利益」に負けたと嘆いている。だいたいどうして全面禁止なんだ。新聞記者ってのは、悪人以外にもこれを必要とする人がいるであろうことは調べないのか。根拠を示さねばならないし、できれば「プリペイド式携帯電話」に必要と考えられる規制を提案することが望まれる。現状のけたたましいだけの文章では「携帯電話叩き」にさえなっていない。
途中で紹介されている、プリペイド携帯電話を使った犯罪について書かれているという本を読めば分かるんだろうか。そもそもこの記者は分かったんだろうか。こんな質の低い文章でも、世論を誘導するには充分と思われちゃってるんだろうか。
ここまで書いてから調べてみたところ、「よみうり寸評」は毎日毎日一人で書いているらしい。読売新聞のとてもえらい人(常務取締役)が書いていると知った。「時代遅れな携帯電話たたきの片棒をかつがされて、いやになって手抜き文章を書いているんじゃないか」なんて思っていたのだけれど、そうじゃなかった。「よみうり寸評」は筋金入りだ。
ふははは。CDのカタログを読んでいたら「ZLAY」の本を出す人(井上眞改)がいるのを見つけた。ZLAYと言ったらアナタ、雑誌「百合姉妹」に載っている林家志弦の「ストロベリーシェイク」というまんがにときどき登場する4人組のミュージシャンである。なんちゅうピンポイントな。
こんにゃくの効果音。
どわー。昨日、携帯電話にメールが届かなくなったと書いたら、今日はまたえらい大漁じゃないか。いまのところ20通ぐらい。新記録である。
アユミ[29]サンからのメールをお預かりしています
誰やねんアユミ[29]サン。「2通めとなります」って書いてある。……ほんとだ。芸が細かいなあ。
はじめまして☆家が近所みたいだから、メールしてみたよ♪(^-^)
へー、美咲さん23才[販売]って家が近所なんやー。えー、うっそーん。ホンマにマジでー。じゃあ、今晩きみの家の前にプレゼントを届けとくわ。「湿った髪の毛の束」と「錠剤」の瓶を。
■タイトル■チャームポイントは瞳です☆
チャームポイントは、金遣いが荒いことです☆
僕に素敵なセフレを下さいm(-_-)m
えええっ。ええええっ。すぐ迷子になるぼくを、どこかに連れてってくれるんかな。きみは年収いくらぐらいなんかな。あと、辛いものは大丈夫かな。
警察のえらい人の家族が容疑者だったりするときに、わざと捜査をしなかったり、先延ばしにすることがある。あと、やくざ関係でも。
先日兵庫で重大事件を見のがした警官がいて、死んだ人がいて、殺した人がいた。これを裁判所は「捜査ミス」だと認めて、兵庫県はお金を払うように命じられた。ということはなんだ、警察はやくざの味方だし、やくざの片棒を持った責任は地方自治体が持つのだし、警官は誰も刑務所に入らないってことじゃないか。だって「捜査ミス」なんだから。遺族に払うお金だって連中の給料だって税金から払っているんだから、ぼくたちはみんなやくざの片棒をかついでいるのと同じだ。兵庫県の警察と税金に支えられて、やくざは安心して「駐車場のいざこざ」で大学院生を殺したりできるのである。まったくやりきれない。
今日もカタログを読む。
こんにゃくを叩いたりグローブで受けたり、はたまたこんにゃくで扇風機の回転を止めたりする音を記録(サウンドバスケット)している人がいる。これをCDにして売るってすごいことじゃないか。すごいアホだ。この冬は「孫の手」で制作するらしい。これは、これは買うしかないような気がしてきた。
なりすましメール規制。
昨日は携帯電話へのメールが30通ぐらい届いた。今日は午後1時現在で20通。もう勘弁してください。
その後、お出かけ中もおもしろ文面のメールが次から次からへとご奉仕てんこもりである。帰りの電車の中で「なりすましメール」の受信拒否ができるらしいことを知った。いかにも個人のメールアドレスっぽいものもけっこう届くので、こういうのは人知れずワームに汚染されて制御を乗っ取られた計算機を使って通常の手順で発信されている可能性があるから効かないかもしれない。
でもまあ、使ってみる。使ってみたらばアナタ、それ以降の6時間ほどぱったりと届かなくなった。どうも設定を間違えていたらしくて全部のメールを止めちゃったらしい。どわー。設定やり直しである。
電車を途中で降りて、古い家屋を撮りに行く。もうばしゃばしゃ撮る。鉄さびとか萌えー。でもここには載せられねえー。
京橋にででんと建っているホテルの壁を見てみると「Hotel Monterey La Soeur」って書いてあった。ラ・スールって書いてあるよお姉さま(仏語)!! じゃあ、となりで工事してるのが妹なのか。
あと、服を買う。今年はあんまし寒くないっぽいので、あんましごつくない黒のコート。
次に梅田ロフトで忘年会(その2)の仕込み道具を仕入れる。この歳になってプレゼント交換って。
梅田ロフトのそばの毎日放送の建物に行ってみたらば。ロビーにででんと場所を取っているこれが「らいよんちゃん」か。毎日放送の宣伝用キャラクターで「ライオン」と「4チャンネル」を引っ掛けたとみられる。トナカイの首、取れとるがな。自宅で録音したらしいオカノアキラの歌も聴く。スタジオで録音したらしいバックコーラスも聴く。
京橋に来たので久しぶりに「印度屋」に寄ってみた。一番辛い「エキストラダイナマイト」でも、胃が痛くならなくなってきた。これはいいことなのか、悪いことなのか。
茶屋町で久しぶりに「クイズマジックアカデミー2」で遊ぶ。1回めが優勝。2回めで力つきて初戦敗退。問題の最中に眠くて目が開かなくなった。中級魔術士2級になった。
まとめ。
「なりすましメール規制」をもってしても、本日携帯電話に届いたメールは20通ほど。これって減ってるんだろうか。
誰かにここのことを知らせることはなかった。偶然に見つけた人がここを読んでいくのである。そのまま読み続ける人あり、検索エンジンから飛んできたものの長文におののいて去るものあり、「おんぷたんの画像」がないと知ってがっかりするものあり。で、年に1回ぐらい知っている人に発見される事件があって、わたしは赤面したりするのである。
この数年間来客は増えもせず減りもせず、常時20人から30人ぐらいいるっぽい。世の中にはイカした文章を書く人もいるのに、こんなナウい個人日記帳をのぞきにくる人がいるなんて、なんと物好きがおられるものでありましょうか。わたしもあなたも飽きもせず。
今年をふり返るに、わたし以外が読んでもわけが分からんという度合いが強くなってきた。ぼかして書いてあることが多すぎた。あと、なにか実験をしたり計算をしたり分析をしたりという記事もなくなった。だって部屋でCD聴いてるほうが楽なんですもん。昼寝してるほうが楽しいんですもん。決して台本にできない狂気の世界が睡眠と覚醒の境界面にはあるのだともう長らく信じておるのである。あーアカンアカン。そんなこと書いたら。
帰りの電車の中で、落語「ちりとてちん」に出てくるふしぎな食べものの味は「目ピリ鼻ツン」と表現されていることを突然思い出して、この言い回しで合ってるかどうか確かめたいけど電車の中にはそんな相手がいないので困った。「ちりとてちん」ってひょっとしたら、「ひらけポンキッキ」で流れていた「パップラドンカルメ」という歌の原案なんじゃないかって思いついても、この両方を知っている人がいなさそうなので困った。夜中に「ラプサンスーチョン」が中国のお茶の名前だと気がついたけれど、家族を叩き起こすわけにはいかず困った。そんな困った思いつきを書く場所なのだから、誰にもわけが分からなくてあたりまえなのである。
ここの本年の総括は「わけが分からない」ということで、今後はもうちょっと字数を揃えたり、休まず書いたり、ナウいことを考えたりしていきたい。当初の目標は「10年前に自分がなにを書いていたかを読み返すことができるように」というものだった。あと2年である。
題字が「デンジャラスメロディーぴちぴちニッキピュア」というこっ恥ずかしいものに変わったのにももう慣れてしまったけれど、エラいことに気がついてしまった。明日の朝に「ぴちぴちピッチ」が最終回になるじゃないか。「テレビ大阪」が映らないので観られないけれど、終わっちゃったらこの題字をどうしよう。
残業手当98,396円。年末調整で戻ってきた所得税14,547円。アレしてナニして244,246円。
一人酒。
酒屋で例の桃のお酒を買う。12本。
新今宮のあたりでまた古い家屋の写真を撮る。そうこうしているうちに暗くなってきた。風前の灯の「フェスティバルゲート」の写真も撮っておく。
服も買う。
難波に移動する。とらのあな。まんが。KURO「春ノ雨」、八的暁「少女の名はアリス」の2冊。目についたので買ってみた。
日曜日にジャケットを置き忘れてきたままなので、心斎橋の「Vinyl」まで引き取りに行く。
開店の8時を少し過ぎて着く。ジャケットはすぐに出てきた。すみっこに座っていた3人組だと言ったらすぐに通じた。カシスオレンジとかカシスグレープを頼んでたお客さんね、と。飲んで行きませんかとすすめられてしまう。アカンねん。いまのわしは酒があったら飲んでしまうねん。ブラッディメアリーはいい香りだった。すぐ空っぽになる。まだ飲みたい。よーし今日はウォッカの日だ。次がウォッカクランベリー。これはきた。キタ――。かなりウォッカそのまんまのにおいがする。酒場のすみっこで飲んでいる目がうつろな眼鏡っ子像ができあがってきた。いまなら「カウンターのはしっこで飲んでいる労働者」の役ができそうです。そのまんまやけど。
さらにブラックルシアン。聞いてみればウォッカにカルアが入っているらしい。やばいよ。3杯めにしてできあがってきた。のどが熱い。ひちぴちは終わっちゃうし、クリスマスだし、ぼくは酔っぱらっているし、今日はウォッカ祭りだ。
心臓の運動の周期と音楽の刻む振動がいま一致してる。こんなこと書いていたら中毒患者みたいだ。急に静かになった。話し声が消えた。ぼくの携帯電話のキーを押す速度がゆっくりになってきた。あるいはぼくの伝達系の動作が早くなっているのか。あ。いま照明が暗くなった。あるいはぼくの瞳孔が閉じてきたのかも。音量が大きくなってきた。黒いサンタクロースがぼくのもとへと。家族とともに過ごすべきですか。嘘でも夜遊びすべきですか。これ以上はやばい。ぐるんぐるんしはじめた。
また辛いラーメンを食べたくなってきたけれど、おとなしく帰る。これで一昨日買ったばかりのコートを忘れていったらおもろいのに。
帰ってきたらAmazonからDVDが届いていた。「ミュージカル美少女戦士セーラームーン 新かぐや島伝説」が1枚。
忘年会。
梅田。夕方から「クイズマジックアカデミー2」で遊ぶ。のだけれど、カードを持ってくるのを忘れた。1回だけ遊ぶ。「修練生」なのに強い人がいて、優勝ならず2位。
前日のウォッカ祭の、とくに3杯めが強烈でまだ口の中にカルアとウォッカのにおいが残っているような気がする。いまごろになって頭が痛くなってきた。
いつもの面々と久しぶりの人たちとで集まって忘年会。
ぼくは飲む前から酔っている。いや酔っているはずはないのだけれど、ずうっと酒が抜けていないような感覚が残っている。そういうわけで、もう飲んでも酔った気がしない。もともとぼんやり感がただよっているところに酒が入ってきてもあまり変わらないのである。
声の人としゃべっちゃった。芝居の話とかをする。身近なところにこんな人がいることにびっくりである。
ぼくの幼少の写真を見て言い当てた人にわたしのプレゼントをあげる。まつ毛の写真を撮る。
もぎたてエゴアイドルのCDを自慢する。「あずまさんへ」って書いてあるCD(4枚め)がテーブルを半周する。なぜかぼくが恥ずかしい。
「iPodちょうだい」「あげません」の言い合いを15分ぐらいやる。
カレーを食べに行きたい。
仕事が手につかない。もう休みだと思うと。
明日は「らくしゅみ」だ。会社を休んでカレーである。今年は明日までだそうなので必ず行く。いま決めた。
カレーと昼寝。
今日は会社もどうせ早く終わるってんで休んでしまった。今日は部屋の片づけでもしようと思っていたのだけれど、そんなの後回しにしてカレーを食べに行く。
本町の「らくしゅみ」に着く。やっぱり盛況だ。ダルスープとキーマのどちらかしかない。キーマカレーは前回食べたので、ダルスープにする。辛くはないけれど、とてもいい香りがする。
なんていい香り。店を出てもしやわせー。このまま買いものにでも行って、さらに2軒めに突入したいところである。なのだけれど、難波までとぼとぼと散歩していたらすごい勢いで疲れてきた。会社とか酒とか酒とかの疲れが、いま思い出したように身体の内側からしみ出てくる。も、もうアカン。帰りの電車の中で寝てしまう。家に帰ると、部屋の片づけもせずに倒れる。
いつぞやの、不眠不休でキーボードを叩いた翌朝の新幹線でも寝られなかったあたくしが、いまは通勤電車で寝てしまう。もうやることがないから寝るんだろう。
夜中に狭い部屋の片づけを始める。「ごみの回収」が明日で最後らしくて、「Amazonで本を買ったときの封筒」とか「ダンボール箱」とか、よく分からないけど大量にある書きかけのメモ用紙だとかなんとかを集めて捨てる。定位置からはずれっぱなしのCDを集める。本の整理はいまからではどうしようもなくて、次に家に帰ってきてからやることにする。
例のカタログの印刷。Mac OS Xになってからレーザープリンタの扱いは最悪だ。最悪の中の最悪だ。Mac OSは堕落した。こんな製品を作っている分際で、プロフェッショナル用の道具であるかのような顔をして売っているのだからたちが悪い。1時間ほど試行錯誤しているのだけれど、まだ1ページめが出てこない。
ダイアログの文字が化けていてなにを訴えたいのか分からないことがある。ダイアログボックスを1個出すだけで異常に待たせることなど、Mac OS Xの最悪っぷりはまだ治らない。Mac OS X 10.2を捨てて10.3を買えばてきめんに治るとか、PowerMac G4を捨ててPowerMac G5を買えば途端に高速になるだなんてとても考えがたい。物好きなひと以外はMac OS Xなんか買うもんじゃない。
「プリンタに接続中」という表示のままぜんぜん進まない。こればかりくり返している。あと4時間しかないのに。1週間ぐらい前は、遅いながらも印刷はできていたのに。
東京で一番安い店。
カタログの印刷はどうにもならないので、出発5分前になってカメラで画面写真を撮る。FX7のでっかい液晶画面に映すとけっこう読めるもんである。意外に便利ではないか。
ちょっとお出かけ。東京国際展示場まで。
新幹線の窓から外を見たら、雪が降っとるがな。寒うう。10時半に会場前に着いて待つ。雪の中で立ち続けるのはもうやりたくない。「ぴちぴち」と「マリみて」と「マジックアカデミー」の本を集めていく。はじめて「ボーボボ」の本も買ってみた。
夜に「なんでもランキング」時代の連中で集まることになっているのである。2時にまず会場内でぽんさんとキサキチさんと再会する。本の冊数でわしが1位になってしまった。この2人に勝ってしまうなんて。
まだ本を買うらしいキサキチさんを置いて2人で出ていく。寒いのに国際展示場駅になかなか入れない。その割には電車はたいして混んでないので、入場制限がきつすぎるのである。雪のせいなのかなんなのか、さっそく埼京線が遅れていて新宿になかなか着かない。居酒屋「和民」で食事。ぼくだけ飲む。「いちごミルク」は「かき氷の赤い液体」の味がして後悔。「チョコバナナカクテル」はどろっとしていた。
ぽんさんの「祐麒×祐巳」ぷりっと「ぴちぴちピッチ」のかれんの歌がやばいなどという話を。自分の本を数えてみると52冊もあってまいる。「誰でも通る道だ」と言われた。
7時。キサキチさん戻ってくる。withさんとSianさんとLeiKさんと碧さんとERさんと、東京で一番安いという「一休」で再会する。店の前で待つ間、LeiKさんに去年買ったまま渡しそびれていたレイレイのCDを渡す。ぽんさんがラプスーの曲に興味を持ったらしく、「じてんしゃグングン」を聴かせるとおもしろいと言っていた。東京で聴いた最初の一人目である。たぶん。
「3ステップでどこへでも行けたり」、「世界には数百のサーバーが」なんていう大昔のwebの話をする。ERさんがやけにわたしをいじろうとする。ぼくの飲み物をすべてピンクにしようとして、赤ワインと白ワインを混ぜたりカルピスサワーを混ぜたりする。エエ歳して。
名前は忘れたけれど、でかい仏像がおいてある店にも行った。飲みすぎてへんな空気になってしまう。ERさんがおごってくれた。この人、どれだけしゃべり足らんねん、というぐらいしゃべりっぱなし。酔っ払いにからまれているときは、ノリつっこみだけではなく、たまにはかわさなアカンと反省した夜であった。
あと、then-dさんが自身の制作物の作業が終わって来られそうだったのだけれど、電話につながらない地下にいたり着信に気づかなかったりが重なって呼べなかった。
長い一日。
昼ごろ出かけていく。前回まで冊数があまり多くなっていなかったのは、会場入りが遅かったからなんじゃないかと気がついた。ゆっくり出かけていくと、目をつけていたものが売り切れである。
18冊。あと「こんにゃく」をぺちぺちしたり車のタイヤで踏んだりする音と、「孫の手」で卓球をしたりする音が入ったCDを買ってきた。「こんにゃくを扇風機の羽根でぺちぺちするラジオドラマ」や「こんにゃくで野球をする芝居」を作る機会があったらぜひとも使ってみたい逸品。あー、聴かせてえ。
映像じゃなくて音だけというのが、いいと思う。「背中にアツアツのコンニャクを落とす」音なんて、熱い熱いって叫んでいる声ばかり入っている。なのにおもしろい。このイベントの奥の深さをちょっとだけ知った。
まとめ。下表に加えてCDが3枚。新聞1部。
ジャンル | 冊数(全数との比) | アレな内数(ジャンル内の比率) |
マリみて | 25(43%) | 5(17%) |
ぴちぴち | 12(17%) | 4(33%) |
マジックアカデミー | 5(7%) | 3(60%) |
ボーボボ | 7(10%) | 0(0%) |
セーラームーン | 4(6%) | 1(25%) |
花右京メイド隊 | 3(4%) | 3(100%) |
トリコロ | 2(3%) | 2(100%) |
その他 | 6(9%) | 1(17%) |
合計 | 69(100%) | 19(28%) |
大阪に帰ってきて本町の「アウラクロス」へと。
まずちょっと遅刻して、シリーシャリーというギターとキーボードのお嬢さん二人組。仕込みなのか天然なのかかなりおもしろいじゃないか。曲はきれいでまったりなのに、しゃべりがあまりにおもろい。すぐに「博物館の前にある湖が琵琶湖ぐらいあるんです」とメモをした。琵琶湖発言があとでエラい話題になった。
続いてラプサンスーチョンツ。もういいかげん客席には知ってる人が増えてくる。
曲目。[1]「じてんしゃグングン」、[2]「Steal Fill Fantastic Flash.」、[3]「想う夜。」、[4]「渚で危ないアヴァンチュール」、[5]「素敵なエイプリルフール」、[6]「I wanna be loved by you」(たぶん)、[7]「シュガー・ベイビー・ラブ」、[8]「恋のシューティング★スター」
順番はうろ覚え。[6]はマリリン・モンローのカバー。衣装はまたまた新調で真っ赤でひらひらのドレス。
ここは本来は音を出す会場ではない。機材の出力が足りないらしく音が小さかったり切れたりする。これではイカンと、もう一回全部頭から始める。やっぱり音がちゃんと出ないので途中でやめる。しばしギター一本でトキメク嬢が歌ったり、オカノさんの誕生日祝いのケーキを食べたりしてまったり過ごす。CDがばんばん売れてよかった。
いやいやこれではイカンと、梅田の「Rain Dogs」に乗り込んでいってまた演るという。まだ演るのかラプサンスーチョンツ。すごいぞラプサンスーチョンツ。ぼくはハヤシダさんといっしょに梅田まで歩いていると、タクシーに乗ったお嬢さんに追い抜かれていく。
真夜中の2時半ごろに始まったライブがまたえらいよかった。ここしばらくの公演では機材の関係であんまし音がよくなかったのだけれど、「Rain Dogs」の音はよかった。機材がいいからなのか歌がいいのか。たぶん、全部なんだろう。ギターもよかった。「Firefly」での最初の公演を超えた。ただ、この状態でたくさんの人に見てもらいたかった。
まめちしき。「じてんしゃグングン」の冒頭にくっついていた謎の歌は、フリーペーパー「じてんしゃグングン」の以前の号に載っていた詩である。アウラクロスの公演での1回だけしか歌われていない(2005/01/07現在)。
寝る。
午前6時に帰宅。本を読みながら寝て、昼ごろに目が覚める。
起きたら本を読む。また寝る。冬休みだから。
蓉子×祥子な本が手に入ってしやわせー。このまま普及してくれれば。
CD「使いにくい効果音集vol.1 蒟蒻」で大笑いする。「こんにゃく」には脳の底辺の部分を刺激するおもしろおかしさがある。本能的におもろいのである。第4作の「孫の手」は、そんな脳に直結したやばい笑いじゃなかった。