有明大まんが大会60のこと。

11 aug(sat)

旅立ち。

8時過ぎの新幹線に乗ることになっている。ところが。前夜にほとんど出かける準備をしていなかったため出発が少し遅れた。さらに電車がなかなか来なかったりしてとってもまずい状況になった。京都駅でえっさほいさ走ってなんとか新幹線に乗ることができた。

東京駅に着いてから、この重たい荷物をどうしようかと考えた。コインロッカーを探すのだけど、見つけたコインロッカーたちはどこもいっぱいいっぱいだよう。困ったので、東京駅から1駅離れた神田駅まで行ってみた。マイナーそうな駅なので、ここならコインロッカーが空いているだろう。かくしてコインロッカーは空いていた。ここから会場に向かう。11時ごろ国際展示場に着く。数十分してから会場入り。

まんが大会1。

まず、どれみさんの本を買う。あんまり読ませてもらう時間がないのが無念。もっとどばっと買いたかったのよ。気がつけば午後1時。例の場所に顔を出す。

まなちゃメンバー大集合の巻。あ、お、キ、ち、ど、娘、Vi、be、ぽ、の9人。五十音順。おかざきさんは逃げ出さずにちゃんと来てくれていた。ここで抱き枕を検閲。表も裏も。裏も裏も。ふむなるほど。なのはさん抱き枕の裏側は、いつぞやの「ぽぷりちゃん抱き枕」の裏側とは違うのだ。局所的に違うのだ。

ご主人から、ピンクのアクセサリーをもらう。ピンク色のビーズが糸に通してあって、これが何本も束になったもの。これを右腕に巻かれる。あと、レンズがハート形になったピンクのサングラスを他人の頭に載っけて遊ぶ。自分以外の人がかけているのを見るとかなり面白い。いまさら気づくのもナンだが、かなり変である。

しばし、ちょこさんの尋問が続く。聞いてはならぬことも聞いてしまう。

で。2時ごろに別れてまた本を買いに行く。こんどはデジモン02である。賢ちゃん、けえんちゃあああん。なのだけど。ためらってしまった。急にこっ恥ずかしくなってしまい、本が買えなくなった。5冊しか。右腕のピンクのアクセサリーもまた恥ずかしいのだけど、これとは別の話である。大×賢な本をちらちらと眺めながら通りを歩いていたら、背後のお嬢さんが、

「デジっていったん手を出すと破滅よねー」

と話しているのが聞こえた。ホントにそのとおりだと思う。これだけ大量に本が出ていて、さらにデジモンなイベントが数多く開かれるとあらば。そして、そんな世界に踏み込むことができるのならば。わしもデジモンなイベントに参加して破滅するぐらい大×賢に溺れたいような気もするのだけど、それはいろんな意味で駄目な気がするので、憧れだけにしていたい。しかし、そんな姿勢だけではいけないのだ。目の前に大量のエサがあるというのに。いったん弱気になったらもう駄目だ。前日までの仕事のこともあって、本が欲しくて欲しくてしょうがねえ気合が薄れてしまった。

うさぎしゃんの本も探すはずが、時間配分を誤りもう時間がない。3時にまた例の場所に戻る。次は自前花火大会の準備である。

船。

Sianさんを加えた花火組は船に乗る。浜松町まで行く遊覧船に乗りたいのだけど、船がなかなか来ない。やって来た船に乗ったのは、われわれの直前までの人たちだったもんだから、わたしたちはなかなか船に乗れない。しばし待つ。かなり待つ。わたしたちは先頭だから、特等席に陣取ることができる。船の特等席は室内ではなく、屋上だ。

雨さえ降らなければ屋上は特等席だった。風が強くなってきて、また水滴がときどき落ちてくる。ときどき落ちてくる水滴が、こんどはいっぱい落ちてきた。もう、きゃあきゃあ言いながら雨に打たれる。傘が強い風にひっくり返ったり、帽子が飛んでいかないように押さえたり。きゃあきゃあ。ここでおかざきさんが一人、屋根のある室内に行ってしまった。

このときから、おかざきさんには「裏切り者」といういやな呼称がつきまとう。

そういえば、屋上に残る人たちがだんだん減っている。ただ、そばにいたおねいさん3人組は雨に打たれても平然としている。わたしたちだけがきゃあきゃあ言っていた。

しばらくして雨が収まってくると、また人が屋上に戻ってくる。室内はよほど人が多いのだろう。座る席もない。そして「裏切り者」おかざきさんも戻ってくる。あるとき花火が上がった。雨の後でやや薄暗いとはいえ、まだ昼間である。だが、花火の火薬が出す輝きははっきりと見える。今日の花火大会はちゃんとやりますよ、という予告の花火なのだろう。しばらくすると花火は収まった。浜松町の岸に着くと人がいっぱいいる。これから行われる大花火大会を見にくる人たちだ。駅ではさわがしくビールだのつまみだのを売っている。

多摩川小花火大会。

電車で移動して浅草橋に花火を買いに行く。さわきさんと合流。かなり待たせてしまう。会場に置き去りにしてきたぽんさんと合流。居酒屋和民で食事。すこし飲む。さらに多摩川まで移動。一時別れていたbergerさん合流。サトルさん登場。この時点であ、お、キ、さ、サ、娘、Vi、be、ぽ、の9人。

すっかり暗くなった多摩川の橋のそばでまったり過ごす。ある者は猫を追っかける。ある者はロケット花火を飛ばす。ある者は水たまりの水面でねずみ花火を走らせる。いい歳をして。硝煙浴びて。これが夏休みである。花火の細やかな動きは電気映像やフィルムでは決して見ることはできない、のだと思った。写真にはほとんど写っているまい。

あと、なぜかコンクリートの丸椅子に3人が昇ったり降りたり。踏み台昇降運動をした。花火がなにかの役に立つでもなく、それ自体は目新しい事件でもなく、ただ、わたしはうれしかった。

長話。

そのあと別れてそれぞれの宿へと向かう。わたしはいつもの友人宅に厄介になりに行く。ただ、荷物を置いてあるのが目的地の神田とは逆方向なので時間がえらくかかった。

友人宅で長話。仕事の話。あと、なくしたと思っていた犬の写真の入ったメモ帳が友人宅から出てきた。ありがたや。

12 aug(sun)

朝寝坊。

もう寝る。寝りに寝る。ばっちり寝る。そんなもんだから、友人宅を11時ごろに出る。そして駅前でまったり食事。冷やしうどんと天ぷら。はうん。しやわせー。

友人と別れ、わたしは東の方角を目指す。途中、四谷のコインロッカーで荷物を置いて、さらに東を目指す。そして、わたしの頭の上に帽子が乗っかっていないことに気がついた。そして、右腕のアクセサリーもなくなっていることに気がついた。帽子はおそらく西武新宿線の車内に置いてきてしまったのだと思う。そして右手のじゃらじゃらがいつ外れてしまったのか、いまとなっては分からない。

気にはなるのだけれどいまさらどうしようもないので、どんどこ東の国を目指す。会場に入ったころには2時になっていた。会場の前でサトルさんとすれ違う。早っ。ほんじゃまた。

この日はとくに捜し回るジャンルがあるというわけでもなく、てけとーに本を探してみる。収穫は数冊程度。

昼。

3時すぎ。例の場所に集合。てきとーに検閲など。

おかざきさんとちょこさんとわたしとで、ぽんさんの家に遊びに行く。わたしは遠回りして、駅で落とし物の連絡をしてから家に向かう。終点の駅では見つかっていないとのこと。

はふん。まったり。沖縄そばと、仙台の笹かまをもらう。もしゃもしゃ。あと本の検閲大会。大×賢な本でわたしの買ってないのを何冊か見る。うむむむ。いずれ大阪で買わねば。恥ずいけど。ちょこさんもデジモンを観ていたことが判明し、一方的に賢ちゃん話をする。聞かされる方はたまったものではない。

はふん。まったり。ご主人から電話。新宿でキティさんの電話を見つけたらしい。いまから出ても時間が中途半端っぽいので、まだぽんさんの家にいることにする。キサキチさん持参の笹かまをかじる。あと、沖縄そばをもらう。ずずっと熱いのを一杯。一杯はさすがに量が多くてきつかった。

さんざんまんがを読んだあと家を出る。だいたい時間通りに新宿に着く。8時ごろ。碧さん登場。ご主人から、くだんのキティさん電話の載ったパンフレットをもらう。うむむむむ。関西でも売ってるんだろうか。

飲み。

LeiKさん登場。この時点で、あ、お、Si、ち、娘、Vi、碧、ぽ、Le、の9人。LeiKさんに顔が太ったと言われた。ぎゃふん。体重は減ったと思うのだけど。

辛いコーンバターとすっぱいコーンバターとすごく辛いコーンバターを食べる。その他いろんなアレやコレが。どうもすいませんね。馬鹿なんです。夜行で帰るおかざきさん離脱。

桶。

碧さん離脱。カラオケ屋を探して新宿から池袋まで移動。ここで一晩唄う。LeiKさんは明日仕事なのに来てしまう。ここで一介のキサキチさんが加わる。

今回は戦隊もののテーマ曲をたくさん覚えてきたのでネタは豊富にある。

おジャ魔女の曲はテーマ曲しかないのが寂しい。「すいーとそんぐABC」が歌いたかった。歌いたいので勝手に唄う。替え歌で。A! あま〜い甘納豆、B! びっくりべったら漬け、C! しっとりしば漬け、D! どっきり道産子、のあたりでおかしくなってきた。E! えっへんえんがわ……(途中記憶なし)……I! いっぱいイカサマ。

次々と戦死者を出しながらも、4人ぐらいは寝ずに唄い続ける。4時ごろLeiKさんは仕事に赴く。うはー。6時ごろ、おかざきさんから生きているという連絡が入る。まだ歌う。7時まできっちり歌う。

店を出ても黄色い太陽は拝めなかった。曇っていて空は白い。そういえば、まんが大会の2日目と3日目の両方とも涼しく過ごしやすかった。へろへろなまま解散する。キサキチさんとちょこさんとわたしはぽんさんの家にまた向かう。

13 aug(mon)

へろへろ。

時が経つほどにへろへろになってくる。ぽんさん宅に大集合。その後キサキチさんが荷物をまとめて去る。その後検閲大会を続けるうちにだんだん眠くなってきた。

賢ちゃああああん。ぽんさんのデジモン02の本を見せてもらって、はあうっとり。うなされたように賢ちゃん賢ちゃんとつぶやく。うっとりしながら寝てしまう。本の塔に囲まれて、寝る。ときどき足元に誰がいるのか気になったり、目の前のダークタワーが気になったり、腰が痛くなっても寝返りが打てなくてどうしたものかと思いながら、寝る。寝る、ということは横になるということだけを意味していたのであって、眠ったわけではなかった。

ごはん。

昼ごろに起き出して、家を出た。3人でごはん大会である。

帰途。

(結局書くのを忘れてしまい省略)

報告書。

入手した総数は29冊。そのうち、1冊はぽんさんにもらったどれみさん本を含む。どれみ率は62%と比較的高いが冊数はたいしたことはない。他のどれみさんイベントで多数仕入れている影響である。どれみさんイベントは本をたくさん読ませてもらえるのが楽しい。それでも時間はかなり余るのだけど。大まんが大会はものすごくたくさんの本を入手する機会なのだけど、むしろそれゆえに吟味する時間があまり取れないのは残念なことだ。

一方、どれみ本と仕入れ日の重なったデジモン本には時間をあまり割くことができず、敗北を喫した。しかし本当に足りなかったのは時間ではなく、愛と気合と友情と賢ちゃんを心から求める姿勢だった。

ジャンル冊数(全数との比)アレな内数(ジャンル内の比率)
どれみさん18(62%)2(11%)
デジモン027(24%)3(43%)
コメットさん2(7%)0(20%)
うさぎさん1(3%)1(100%)
よろず1(3%)0(0%)
合計29(100%)6(21%)

あずまにおっしゃりたいことがありましたら お手紙ください

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