内容●あずまの日常および書物や映像作品の感想文 注意●死語、だじゃれが不用意に混入されており危険です。ナウい方は読むのをお控えください まめちしき●シルバー王妃の本名はマーガレットです
まんが大会の後に電話をなくした。
電話機を新調するなら、番号を変えたくないのでまた同じ電話会社のものを使いたい。で、先日その某社から自宅に電話がかかってきて、いまなら店頭売りよりも安い値段で直接売ることができるという話である。なればとっととピンク色の電話機を探し出して申しこまないといけない。
しばらく電話機なしの生活をして、あのピンク色がいかにいい色の電話機であったかをしのぶ日々なのだけど、それは21日以内に終えるのがいいらしい。紛失で電話のサービスを止めてから21日以内に手続きをしないと、手数料が高くなるのだ。で、その期限が明後日、日曜日である。土曜はわたしの仕事は休みなので、明日電話で申しこみたいのだけど、問題は向こうもまた休みかもしれないということだ。
もし明日担当者がいなければこの話はなかったことになって、契約打ちきり。冬までにまた、もっとも愛すべきピンク色の電話機を探し出して、それを売っているところと契約すればいい。
ちょっと悩んだが、明日を待たずに今日さっそく会社から電話機を注文することにした。会社でwebを使ってピンクの電話機を探し出して、こっそり公衆電話で電話会社に連絡する。NTTの「104」でまず電話番号を調べてもらって、さらに自動応答の音声機械につながって、さらに係の人につながって、さらに担当者を探してもらってやっと用件を伝えるに至った。
悩むのは機種の選定である。わたしは、なくしたあのピンクの電話機とまったく同じものを倉庫の奥からひっぱり出してもらって、それを使うべきだと思っていた。前の電話機が短命に終わった分も合わせて10年は使うべきだ。だが気が変わった。わたしの、あの電話機は自宅ではほとんどつながらない。わたしの家のあたりは電波の密度があまり濃くないようで、つながってもすぐに切れてしまう。ところが最近弟と父上が手に入れた電話機は問題なく使えるようなのだ。同じ電話会社なのに。
わたしの電話機が家でろくに使えないのに、わざわざそれと同じ会社と契約した二人もなにか間違っているような気がするが、使えるというのなら、まあいい。きっと、新しい電話機ではつながりやすいのだ。通信の決めごとが違うのか、送受信の性能がいいのか、よく分からないけれども、わたしも新しい電話機に期待することにした。ただ、最新機種は扱えないとのことなので、一世代前のものを選ぶ。あとは、実物が看板に偽りない程度のピンク色をしているかが心配である。
webが見れたりなんかするハイテクの産物が3,000円ばかしとは、なんと安い。
職場が引っ越すもので、もうてんやわんや。今日は運送屋さんがやってきて、壁一面に張り付いている金属製の頑丈な棚をひっぺがしていた。やかましくてかなわない。それとは無関係に仕事は進まないのであった。
さて、わたしがこの件に関して学習すべきことが一つある。先日わたしにおねいさんが電話をかけてきたときは、えらくていねいに説明するので不思議に思った。いまにして思えば、あのおねいさんは、電話機をなくした人に今後の手続きについての連絡だけではなく、電話機を売るのが仕事だったのである。なぜなら、わたしが電話会社に連絡したら、ちゃんと前にわたしに電話してきたおねいさんを探し出して電話を取り次いだからだ。だから話が早い。
で、誰がどの顧客の担当なのかということは、電話番のおねいさんたちが調べられるようになっているのである。なんとハイテクな営業であろう。いまや電話機と電話回線の契約は販売店だけに任せてはおけないのだな。わたしが電話機をなくしたのを機に契約を打ち切って、別の通信会社と契約するかもしれない。それを嫌って、安くしておくから買ってくれという電話をよこしたのだ。
他の電話会社と新規に契約するなら、例によって電話機はただで配られている。電話機をなくした人に2台目の電話機を売るにあたって、ここで支払う金額が多ければ、電話番号が変わらないというメリットだけでは客が逃げてしまいかねない。ここで、ぎりぎりまでコストを削らないといけないから、直販にして販売店よりも値段を下げるという、販売店を怒らせそうな離れ業をやってのけた、と。そろそろ無茶な電話契約の商法もまずいことになってきたんじゃないだろうか。
「ジャギー図書館大さわぎ」の巻。
前回までのあらすじ。ユイさんが偶然入ってしまった見ず知らずの人の病室には、アイさんの写真があった。そして机の上の絵本にはあの迷子の少女が描かれていた。
さて、ジャギーとフリーズが図書館で再会である。ジャギーは念願かなって図書館の館長になった。フリーズは相変わらずやりたいことが見つからない。迷子の少女も見つからない。
それにしても、フリーズは、あの長い杖をいつも持ち歩いているのか。こりゃびっくり。パンツの後ろのポケットにどうやって隠しているのだ。こりゃ玩具メーカも予想しない使い方だ。あの長い杖は武器であると同時に通信装置でもあったらしい。わしも一つ欲しいわい。
フリーズが迷子の少女を見つけて、眠っている間に倉庫に押し込むのをジャギーに見られてしまう。どう見ても誘拐である。迷子の少女を探すのが仕事だと説明するが、やっぱり怪しい。それでも最後にこのことは内緒にしておくと約束したのは、二人ともたたけばほこりの出る身の上ゆえだろう。フリーズは、迷子の少女を見つければ自分の夢も見つかるのかもしれないと言っていたが、フリーズの挫折ばかりの人生で、なにかを達成することが最低限必要なのだろうということは理解できる。
先週放送のなかった「ヤクモ落日に死す」が実は昨日放送されていたらしい。これに気がつかなかったため見逃してしまった。
「きもだめしでみんなが消えた!?」の巻。
先週のどれみさんは観れなかったためおやすみ。
ああ。なんてこったい。上から別の番組を録って消しちまったい。しかも「マシュランボー」の代わりに放送されていたゴルフの中継で消してしまった。マシュランボーの方は別の時間に放送されていたのを録画できたのだけども、そのあとの本来放送されるべき時間にもビデオが回ってしまったため、録画してはならん領域を侵してしまった。高校野球だけでなくゴルフまでもが危険な敵である。
確実に獲物をしとめたいならば、録画したらすぐに観なければいけない、というのが反省点。昨日放送された「関先生に恋人ができた!?」は録画できているのでまあ、いいとしよう。きもだめしよりもこっちの方が重要っぽい気もする。ということにしておこう。
10月からは基板を作る人になるらしい。常に手元にキーボードがある生活にさらば。
時間を確保するには早起きするしかない。しかし今日もいつもどおり出社してしまう。
就職してからの1年と5か月の間、計算機に費やした額を計算してみた。1999年がハードウェアに368,000円、ソフトウェアに296,000円。2000年がハードウェアに235,000円、ソフトウェアに100,000円だった。合計999,000円。接続ケーブルなどの細かい出費も加えれば100万円を突破する。ああ。なんたる。主記憶だのハードディスクだのをあれこれ詰めこむことのできないPowerMac G4 Cubeあたりを買えば、自然とつつましく暮らせるようになるだろうか。いや、そうじゃなくて。
まずい。非常にまずい。この調子だと計算機の代金で家が建ってしまいそうだ。今後は計算機に費やすことのできる予算は年間20万円程度にして、つつましく暮らしたい。
[1]9/09(sat) 淡路島
[2]9/17(sun) 東京
[3]9/20(wed)-21(thu) 盛岡
うう。すごい。まるで忙しい人みたいだ。
[1]まんが大会の帰りに使った青春18きっぷがまだ余っている。父上と母上に渡したら淡路島の花の博覧会を二人で見に行った。で、まだ2回分余っている。そんなわけでわたしも花博に行ってみるかいなと。世界の植物の間になにかネタが落ちているかもしれない。これで土曜はおひるねしないですむぞと。で、まだ余るのだ。切符の期限が日曜までしかない。しょうがないので日曜に大阪まで出向くのに使うか。ちょっともったいないけど。
[2]17日のおジャ魔女なイベントはホンマに行けるんかいな。
[3]なんだか、職場で旅費の予算が余ったらしく、行きたいところに行っていいらしい。わたしは黙っていたのだけど、21日の音響学会の講演を聴きに行ってこいと言われてしまう。時間がないのに引きうけてしまった。場所は岩手県立大学。岩手県滝沢村というところにあるそうだ。盛岡からバスで30分。滝沢村と聞いただけで、行かねばならん気がしてきた。
ADC(Apple Developer Connection)の参加者にはMac OS Xの公開ベータ版を送ってくれるらしい。ここで、その他大勢の人は手に入れられるのかどうかが気になる。公開ベータ版が遅れたせいで製品版の出荷の予定まであと3か月しかなくなったので、配布の数を減らす可能性がなくはない。だが、その他大勢の人に配布せずして公開ベータ版を名乗るのも妙であろう。いままでたびたび出された、開発者用プレビュー版と変わらんではないか。
飛行機に乗った距離の累計に応じて、あとで飛行機の切符がもらえたりするサービスがある。今年に入って急に飛行機に乗るようになったので、会員になるかどうか考えてみる。
例えば全日空だと15,000マイルで東京-福岡が無料になる券がもらえるらしい。東京-大阪間はだいたい500キロだから1マイルが1.6キロとして313マイルである。これでは24往復もしないといけない。しかもわたしはいつも割引の切符を使うので、このあたりの評価が低い。なれば32往復である。
だが、どうも東京-大阪間は278マイルらしいのだ。なんてこったい。飛行機でも距離は「海里」の方のマイルで測るのか。割引の切符ばかり使っていると36往復しないと15,000マイル分は貯まらないことがわかった。夏冬のまんが大会に加えて、まあ、あと2つぐらい500キロ級のイベントを加えるとして、全部飛行機で移動しても4往復。36往復まで9年かかるではないか。
切符をもらえるまでに最低15,000マイルぶん貯めないといけない。半分の7,500マイルで東京-大阪間の切符ぐらいもらえてもよさそうなものだがそうもいかないらしい。この距離の貯金は3年経つと消えてしまう。9年かかる貯金を3年で行うのはわたしにとって現実的ではない。よって、この話はなかったことにする。今後は、カードを作らないことによるうしろめたさを何ら感じずに飛行機に乗ることができる。
またもTIのDSPの開発環境のお勉強の巻。今度は桜ノ宮のOAPオフィスタワー26階である。京橋あたりからよく見える、あのでっかい円筒型の建物に踏み入れる日がついに来ようとは。
むむむう。高級っぽい。お洒落っぽい。一流っぽい。内装なんか大理石だよう。思わず指先で大理石のひんやり感を確めちゃうよう。珍しくスーツを着てきたけどわたし一人だけ浮いちゃう気分。その26階にTIの大阪営業所はあった。てっきり26階全部にTIが入っているのかと思いこんでいて、世界の半導体屋はすごいなコンチクショウと思っていたのだけど、全部というわけではなかった。営業所とは別にお勉強専用の小さな部屋があって、そこで開発環境の使い方をへろへろっと習う。
参加者が9人。電機屋さんから来た人あり、自分で会社を起こしたベンチャーな人たちあり。今回はお昼ごはんは出なかった。1階のレストラン街の1軒で、950円のランチを食べる。でっかい窓の向こうに、まばらに高い建物が見える。すき間の多い都会である。
ときどき目が開かなくなる。昼から眠くてしょうがない。合間に入る実習で目を覚ます。あっというまに夕方になる。ちょうど時間となりました。まだまだ続きはありますが、ここから先はレコードで。サンプルコードはもらったけれど、書き方の作法だとかデバッグの方法は分からぬままである。来月の、3日間ぐらいかけてやるクラスに参加するべきなのだろうけど、もう残された時間がない。さーよーうーなーらー。
なんだか「あずまの日記」ならぬ「あずまの週間業務報告書」ってな感じになってきた。かくのごとく今週は毎日書いてはいるのだけど、webサーバに置くのが面倒で置いていない。ISPに電話して、ユーザ認証させて、アレしてナニして、FTPサーバにユーザ認証させて、ファイルを転送して、ちゃんと読めるかどうかwebブラウザで確認して……ってな作業にたどり着く余裕がない。家で書かないから全部会社で書いている。家に帰ったらごはんを食べて寝るだけである。
……というのはかなり嘘で、ゆっくりごはん食べながら新聞読んで、ふとんの中で最近やっとダンボール箱から本棚に移された「VOW」を読んだりして、そのまま倒れるという具合なので、時間はあるのだ。ただ、いまのおしごとは忙しくはないが、やばい。たいして残業だとかをしているわけではないが、とにかくやばい。どうもこれがよろしくない。
今日になって、やっと問題が解けそうな気がしてきた。期限はあと3週間。
ここまで職場の人たちが一致団結することが他にあるだろうか。職場の引っ越しは文化祭みたいなもんである。この二週間ほど、ある者は毎日毎日毎日毎日大量の実験機材を梱包した。わたしは大量のどうでもいい書類を捨てて、正確にはコピー用紙と新聞と雑誌とその他の紙に分別してえんやこらと運んで回収業者に渡した。9月8日はいまの部屋での最後の日である。
広い職場にさようなら。狭くてむさ苦しい日本の職場にようこそ。部の移転先は、床面積にしていままでの半分である。よって机が全部置けない。いままでわたしが2つ使っていた机は1つになる。わたしとあなたは一つになるのだ。いや、2つの机が合体するのではない。わたしが生き残るためにあなたが置き去りにされるのだ。ああ。なんてもったいない。もうひとつの机は廃棄処分になった。
珍しく朝8時すぎに出社して実験用プログラムのデバッグをしていたのだけど、全く進まないうちに計算機と別れを告げなければならなかった。続きは週明けに新しい職場でやるしかない。こうなると、もうすることがない。少しだけ残った事務用品を梱包したり、廃棄するものたちを素材ごとに分別したり。ここまで職場の人たちが一致団結することがあるだろうか。おそらく、もう一生涯見ることはないだろう。もう、することがなくて暇でしょうがないので、やることを見つけては我れ先に率先してやっつけるのだった。当然、この日は休んだ人も多かった。全員休みにすればよさそうなものだが、そこまで一致団結はできないのだった。
重い廃棄物をえんやこら。廃棄物の集積場で重さを測って積み上げる。なんだか、それだけのことでも、おかしい気分になる。どう考えても、変だ。日常的に出る廃棄物の処分だとか機材をとなりの部屋に移すぐらいの作業は自分たちでやる。だが、ここまで大量の廃棄物の処分だとか大量の機材の梱包を、日常の業務を止めてまでやるべきなんだろうか。そこが、なんだかおかしい。キーボードより重いものを持ったことがないようなわたしが、十何キロもある紙のかたまりをかついで歩くのもまたおかしい。わたしは単純作業を生業とするわけではないのでこんなことを言うのはおこがましいけれど、本来の業務そっちのけで違うことをするのは、文化祭の日には授業がないようなもので、おもしろい。時間がなくて追いつめられているけど、おかしい。
狭さに不満はあるが、いまのなんちゃらメディア研究所を追い出されて、4月から行くなんちゃらメディア事業部はもっとむさ苦しいに違いない。違いない。むさ苦しさがいやになったときは、わざわざ収容所に閉じ込めらるために職場が一致団結した、この2週間を思い出して笑うことにする。
淡路の花博は17時に入場すると入場料が半額になると聞いていた。淡路島へ渡る橋までやってきて、バスを待つところでそれがかなわぬことだと知った。夜間の営業は9月3日でもう終わっていたのだ。入場は17時までらしい。そして閉まるのが18時。そしてもう17時である。まだ見ぬ世界の花たちよ、さようなら。
元町の中華街の露天で食べたラーメンがおいしかったので、まあよしとする。梅田でカレーを食べて帰る。
「絵本の中の少女」の巻。
あらすじ。偶然入った病室にあった絵本には、迷子の少女とそっくりの絵が描かれていた。その絵本について調べようとするが、コムネットの情報から検索することはできなかった。結と春菜は再び病室を訪れて本を確める。市販されていない手作りの本のようだ。そこへ愛が入ってくる。愛にとってこの本は大切なものであるらしい。本を取り上げて二人を追い出してしまう。
感想。前回、ジャギーが図書館長になったことに触れられていたが、今回はウィルスがコムネットの研究所で働いている。迷子の少女の涙にバグルスが高濃度で含まれていることが突きとめられる。迷子の少女とバグルスとの関係がやっと登場人物たちに理解された。「ウィルス」が、バグルスの成分を突き止めるというところが印象的。もう一つの大事なできごとは、絵本の調査を進めるために大きな賭けに出たところ。自分がコレクターユイの正体であるということをアイさんに明かす。アイさんはコレクターユイの正体に気付いているとみられるので、ユイさんの吐いた情報に価値はない。なればこそ、ユイさんの気持ちだけが伝わってくれればと思う。
「果てしなき死闘」の巻。
ここへきて、わたしはこの作品に駄作の判を押すことをためらわない。瀕死のマシュランボーが、七大将軍の残り6人と融合するところの重みがまったくない。まだ記憶に新しいあの無理な急展開で、七大将軍をすべて描けなかったからだ。みどころは、回想シーンでヤクモとマシュラの出会いのあたりが触れられていたところと、マシュラが思わず赤面してしまうところ。一つください。
「関先生に恋人ができた?」の巻。
あらすじ。2学期が始まって担任の関に異変がみられた。花柄のスカートに流行の髪形、そしてパソコンを持ち歩いている。これを恋する乙女と呼ぶことに抵抗はなかった。おジャ魔女たちはすぐに関が男と歩いているのを見つけてしまう。関が結婚でもして教員を辞めてしまうことを恐れたおジャ魔女たちは尾行を続ける。
感想。うひゃー。恥ずっ。今回はギャグではなかった。マジである。ホンマもんである。さて、先日さっきーの部屋で「夏祭りにタップが消えた」を観せてもらえてよかった。関先生とゆき先生との間の、オトコができたらたがいに紹介するという、血の盟約がここで久しぶりに出てくる。
「夏祭り」のときはゆき先生が見知らぬオトコと歩いていると聞きつけて、関先生はでかバイクをすっ飛ばしてお祭り騒ぎの中に突っこんできたのだけど、今回はややホンマもんな話なのでそこまで激しくはならない。それでもどれみさんたちから、関先生が見知らぬオトコと以下同文と聞かされたときは、その場で取り乱してしまうのだから、やはり二人は双方向的にものすごい関係である。わたしとしては、片方が見知らぬオンナと歩いているところを見られたら、相棒がどうなるのか気になったりもする。
おジャ魔女たちの悪い予感はなぜか当たってしまう。突如喜多川くんは海の向こうに転勤を命じられ、関先生は結婚して着いていくか、別れて美空小学校の教員を続けるかの選択を迫られる。なんたって30分で描かねばならないので取って付けたような一大イベントになってしまったけども、それはまあしょうがない。運動場の真上を通りすぎていく飛行機の音が関先生をバイクで飛び出させる。ここがかっこいいじゃあないか。体育の授業の続きはゆき先生に任せ、おジャ魔女たちは妖精を身代わりに置いていく。飛行場に着いた関先生は年度途中で学級を放りだすことなんてできないと言う。喜多川くんは無言で去り、関先生の電話には返事代わりのメールが入る。卒業式に迎えに来る、と。
うう。恥ずっ。
おジャ魔女たちのように魔法が使えなくとも、関先生は授業を放っぽりだすし、バイクで空港まですっ飛ばす。おジャ魔女たちは、授業を抜け出すために妖精を置いていき、魔法のほうきで後を追う。魔法で同じことをしているんである。かくして魔法は手を抜くための便利な道具なのであって、本人の能力を超えるものではないことを示唆するように思う。最近は電話機を持ち歩く人が増えた。魔法の杖よりも、持ち運べる電話の方が魔力が強いとみえる。
「トリプルコレクター見参!」の巻。
で、ユイとハルナの二人は信用を得るために、アイさんの前で変身して見せる。だが、まだアイさんは自分の正体を明かさない。絵本に描かれた迷子の少女のこともしゃべってくれない。ただ、コレクターアイがコレクターユイとコレクターハルナの前にあらわれ、ついに三人のコレクターがひとところに集まった。ユイさんも、いいかげんコレクターアイの正体に気付きそうなもんである。
バグルスが迷子の少女の涙からではなく、例のフリーズの雇い主である執事の用意した液体から生み出されたところが注目される。迷子の少女なしでもバグルスを発生させることができるのなら、執事がなんのために迷子の少女を追っているのかわからなくなった。
あとは、迷子の少女とアイさんの母親の関係、フリーズの持つばくぜんとした不安と迷子の少女との関係、といったことが明かにされればここまで積み上げられてきた話がつながる。王者のレスラーと挑戦者のレスラーたちがそれぞれ三人なのは、三人のコレクターを誘うためであろう。もし3という数にこだわるなら、ジャギー、ウィルス、フリーズの3人の関係がそのまま、ユイ、ハルナ、フリーズの関係に見えないこともない。というのは、来週はフリーズに異変が起こる話のようだからだ。
毎日毎日書こうと思うことはいくつもあるのに、書く前に忘れてしまう。
webでなにか書こうという場合に、日記は実に楽だ。書かなくてもうしろめたい気分にならなくてもいいからだ。で、そのお手軽さゆえに手を抜くことがしばしばあって、ついうっかり字の誤りだとか変な助詞の使いかただとか句読点の位置がおかしかったり嘘とか事実誤認なんかが入ったままwebサーバに置いてしまうことがあって、後悔する。なんちて。あ、お客さん。いまのは「公開」と「後悔」がかかってるんですよ。
毎日毎日別のお仕事をしながら、趣味の範囲内でどえらい文章を書いてしまう人がいるけど、わたしには日記さえいつもどおり書けない。いやまいった。
ああ。やっと月曜日に書こうと思っていたことを思い出した。
月曜からいまの狭い職場に引っ越してきてからというもの、なにかと刺激的である。いままでいたところは狭い敷地の中に研究所の建物と、工場の建物が少しずつあった。じわりじわりと店をたたんできたので、わたしが去年配属されたときにはすでに隙間だらけになっていた。わたしたちがまた隙間を増やしたというわけだ。
だから人が多い職場というものになれていない。もし、いま勤めているところが日本の平均的な製造業の生産と開発の拠点だとすると、以前勤めていたところは平日の公園みたいなもんである。以前は昼食を食べたあと、職場に戻るまでの道で空の色と雲のフラクタルな形を確めるのが日課だった。
こっちに移ってきて驚くのは、従業員たちの労働者っぷりである。ここでは昼食後の日課は人の観察である。月曜はこっちへ移ってきた最初の日だったのでわたしは雨にも負けずにスーツなんか着てきたのだけど、ここの人たちは誰も彼も似たような服を着ている。会社支給の作業服である。わたしはいままで自分のことを労働者だと思っていたのだけど、わたしなぞ労働者ではなかった。
食事を終えた労働者たちが右から左へと歩いていく。みな同じ早さで歩く水色のシャツの人たちこそが労働者だったのだ。ここではものを組みたてたりしない人たち、それも課長も部長でさえも同じ作業服を着ている。なんだか、スーツを着て歩くのは捕虜を連れて歩く将校のようでいやだった。わたしの小脇に挟んだ折り畳み傘が、指揮官のサーベルのように見えていやだった。
今日のわたしはへろへろしたシャツに、ポケットのたくさんついたカーキ色のパンツという、そこいらへんに買いものに行くのと同じようなかっこうで勤務している。研究所を追い出されてすぐそばのテレビ屋に移ると、その日からわたしもあの水色の人たちと同じになってしまう。それが決まりだからだ。
昨日また一人、わたしの腕時計がキティさんだということに気付いた。なかなか気付かないもんだな。むきーっ。誰かとペアで使ってんの、などと聞くの禁止ーっ。レジの人に、プレゼントですか、と聞かれて返答に窮したことのない人にはわたしの気持ちはわかるまいて。
うう。高い。Mac OS Xのベータ版のCDが30ドルとは高すぎだ。
などと言いつつ米国のApple Storeで買うためにIDを作った。送料も合わせると40ドルだ。あれこれ入力して、Mac OS X betaを1個注文する、という情報を送信する直前で思いとどまった。後日日本語版も出るという話なのでそれまで待つことにした。さて、後日とはいつであろう。
おなかが空く。おしごとその1の完了まであと13日。うち営業日は7日。うち職場に出勤するのは5日。22日は休みなのだけど、出社せねばなるまいて。休日出勤はできれば避けたいのだけど。ところで今月はちゃんと残業手当は出るんだろうか。はやいとこはっきりさせて欲しいもんである。
5時起床。5時20分活動開始。6時10分出発。離陸が7時45分で、モノレールが空港の駅に着いたのが7時39分。もう滅茶苦茶。こっちはもう心得たものでモノレールを降りるなりホームと改札を駆けぬけて、空港への連絡通路を通って全日空のカウンター目掛けて走る。おねいさんはわたしを見つけるなり問題の人物だとさとって、どの機に乗るのかと聞いてきた。「7時45分、東京行きです」と切符を見せながら答える。ちょうど館内放送が大阪府のあずまさんを呼び出しているのが聞こえた。
おねいさんは足が速い。タイトなスカートにパンプスをはいていても速い。片仮名ばかりの記述はなんとも気恥ずかしいが、とにかく速い。階段の駆け降りかたも、廊下を直角に曲がる方法も心得ている。そんな技術のないわたしはすぐに引き離されるので、短い直線で急加速して差を縮める。顔には出さないけれども、わたしは全力を出してこの程度の速度しか出ない。
かくして機が動き出す1分ほど前に乗りこむことができた。大遅刻だが離陸を遅らせることはなかった、と思う。予定していた電車に間に合わず、さらにその後に来た電車がとんでもなく歩みの遅いものだったりなんかして、余裕があったはずの時間がなくなってしまった。さらにモノレールにも乗り過ごし、飛行機の券を無駄にするのは覚悟を決めていたのだけど、なんと間に合ってしまった。
ここで切符を1枚無駄にして、2万円ほど出して、また後の便に乗るという痛い目にあわないと、この遅刻ぐせは治らないのかもしれない。おねいさんと大運動会はこれでもう2回目なのだ。さんざん迷惑を掛けてしまったのでまた全日空に乗ろう、と思う。そろそろわたしの名がブラックリストに載ったりするのかもしれないけれど。
会場は浅草橋にある。「ぷにケット」のときはさんざん迷ってしまったけども今回はあっさりと着いてしまった。開場まであと50分もある。入り口のあたりにソレっぽい方々が見えるので、きっとここなのだろう。「東商センター」という看板が「東京卸商センター」と同じ物を指すのだと納得するのに時間がかかったが、きっとここなのだろう。ソレっぽい方々と一緒に溜まるのは街の安全衛生上あまりよろしくないような気がする。わたしもあまりガラのよろしくない外見だ。ソレっぽい集まりには加わらずにあたりをうろうろ。
このあたりは広い通りからは離れていて店がない。結局駅のそばまで戻って朝食を食べることにした。なぜか駅前の歩道に「ビビンパ」という旗が立っている。ああ。韓国料理のアレか。あまりに唐突に現れたそれにひかれて入ってしまった。牛丼、マクドナルド、ビビンパ、と3つの選択肢があったらビビンパだろう。わたしのルールではそうだ。ビビンパだけで商売が成り立つのだろうか。いまこの店に入らないともう2度とこの店を見ることはないかもしれない。
食券の半分が領収書になっている。株式会社石焼ビビンパ、と書いてある。株式会社石焼ビビンパっ。牛丼だけで成り立つチェーン店があるのだから、石焼ビビンパだけで成り立つチェーン店があってもいいじゃないか、と考えるのは勝手だが、実行に移すのはなかなか大変である。株式会社石焼ビビンパっ。これはネタである。書き留めておかねば。わたしのルールではそうだ。朝っぱらから石焼カルビ丼というのを食べてしまった。
とても辛い赤い味噌と、酸っぱくて辛い茶色い液体を入れて食べる。あたしゃ、辛けりゃなんだって満足なのだ。朝っぱらから満腹である。しかしわたしが店にいる間ずうっと客はわたし1人だった。もし次に浅草橋を訪れることがあっても、この店はもうないかもしれない。さようなら、株式会社石焼ビビンパ。
20メートルほど歩いて横断歩道を渡ろうかというあたりで、後ろから声がする。ああ。こういった状況に置かれたことが過去にもあった。なんだろう。なんだったか。おねいさんが、透明なピンクの書類入れをかかえて走ってきた。わたしは両手を挙げておねいさんに駆け寄って、書類入れを受け取る。商品を持ってレジに置いて、代金を払ってお釣りを受け取って、商品を置いたまま帰ろうとしたことが何度もあるが、いまの状況はこれに近い。書類入れがないと、これから買う本を持って帰るのに困る。
20分ほど遅れて会場に入る。会場は狭いのですぐに1周できてしまう。1周したあとにわたしにできることは、とっとと帰るか2周めに入るか、である。1周めに見落していた本が見つかるかもしれないと思って2周めに入る。ふむ。さっき人が多くて後回しにしたところに行って読んだり買ったりして回る。すぐに2周めも終わる。さっき買わなかった本をもう1回じっくり読ませてもらって、また買ったり買わなかったりする。そんなことをくり返しながら、13周ぐらいする羽目になる。
ぶるまほげろーさんのFLAT4の新刊は出ていたのだろうか。机の上がやけに寂しい。かろうじて「おジャ魔女ラヴしゃーぷっ」が2冊ぐらい残っていたので買った。ずいぶん前に出たはずなのだけど、ぷにケットでも夏休みまんが大会でも買い逃していたのだ。20分の遅刻さえ致命的なんだろうか。8,000円もするおんぷさん抱き枕カバーをすすめられたが、買わなかった。
ふしぎなことに、ぐるぐる回っていると、さっき回ったときにはなかった本が机の上に出現していることがある。コピーした紙をえんやこらと折ったり綴じたりしている人が結構いる。作る速さより売れる速さが上回るらしく、何時間も作りつづけている人がいた。ぐるぐる回っていたおかげで「おジャ魔ジョジョれみ」というどえらいモンが買えたりする。ぷにケットでも夏休みまんが大会でも買えなかった本がけっこう買えた。なにかと顔を出してみるものである。
で、あんまりぐるんぐるん回っていられるほどがまん強くないので、一旦会場を出ることにした。あとで抽選会があるそうだから、それまでにまた戻ってくることにして、まず西日暮里名物冷やしとうもろこしを探しに行くことにした。果たして見つからなかった。雨も降ってきたのでさっさとあきらめた。いちばんの問題は、買ったばかりの靴があまり足にあっていないため、足が痛くてしょうがないことだ。そのあと秋葉原にも行ってみたが、雨にぬれるばかりで、そっち方面の店でもわたしが欲しくなるような本はまったく見つからなかった。かくしてまったく収穫のないまま会場に戻った。
ふしぎというか不気味というか。ぷにケットで見たでっかい着ぐるみのはづきさんは今日も来ていた。いままで気づかなかったのか手が加えられたのか、眼鏡が液晶になっていて、スイッチ一つで白く曇るようになっていた。うーん。なにものなんだ、この人は。4歳(推定)のどれみさんもいた。売り子におっきいおんぷさんもいた。なぜかどれみドンジャラ用のスペースにおっきいどれみさんもはづきさんもあいちゃんも看護婦さんもいた。マジョハート先生もいた。わたしのいない間になにか催しがあったのかもしれない。
メルヘンBOXの、エコあいこ(東北電力のエコアイスのおんなの子っぽい衣装のあいちゃんの意)の抱き枕カバーがあった。裏側は輪をかけて恥ずかしい姿態。これが9,800円もした。うむむむ。かと思うとまた別の抱き枕カバーを3,000円ぐらいで売っているところもあった。この狭い空間における抱き枕密度の高さはいったい。いま日本ではいったいなにが起こっているのだ。
最後の抽選会では運よくわたしの番号があたりとなった。どれみさんの下敷2枚とノート1冊だった。アニメイトあたりに行けば売っているであろうものなので、あまりうれしくない。中には全部揃ったトレーディングカードだとか、玩具屋さんで使う非売品のものだとかをもらう人もいる。いちばん面白かったのが駆逐艦「春風」と「暁」のプラモデルという組み合わせというもの。わたしがもらっても困ってしまう。
9時ごろ帰宅。足が痛い。
[1]小野寺さんから、大阪でおジャ魔女なイベントをやるとの発表が。「あいこまつり」という名前で、来春とのこと。[2]わたしは参加していないが、前日の「合宿」の参加者の寄せ書きの中に脚本家の栗山緑の署名があった。なんてこったい。
まんが大会だとあまりていねいに見て回ることができないから、かなり買うべき本を見落しているのだろう。収穫物の中には、夏休みまんが大会で出ていたらしい本もけっこう混じっていたりする。交通費約30,000ぽぷり。購入冊数は22冊で代金は10,000ぽぷり弱。ただし、冊数にはおまけでついてきた本を含まない。また無料配布本を含む。特筆すべきは、麗香さまな本が2冊入っていることだ。麗香さま本というものが存在するというだけでわたしはうれしい。えろえろだけど。どれみ率100%でアレしてナニ率18%。残念なことに誰かさんに送りつけたくなるような本には出くわさなかった。
工数が足りないので休出するしかない。今週の金曜はウチは休みなのだけど、わたしは出社する予定。
あいこまつりのチラシにURLが載っているのだけど、まだ見たらあかんらしい。どこでやるんやろね。通天閣の見えるヘヴィな界隈だったりするのだろうか。
あしたは滝沢村へゴー。ああ。時間が。
なぜか会社のNetscape Communicatorが使えなくなった。どういうわけかネットワーク経由でファイルを取って来れなくなり、ローカルなファイルしか読めなくなった。新しい4.75を取ってきて入れなおしたけど同様の症状。しかたがないのでMozillaを常用することにした。build ID: 2000091805を昨日取ってきた。まだ妖しい部分だとか不便な部分はたくさんあるけど、使えないことはない。
はてさて盛岡は遠い。6時に家を出て、大阪空港から8時の飛行機に乗った。仙台空港からバスで仙台駅へ。新幹線で盛岡へ。さらに東北本線で3駅だけ北上して滝沢駅にたどり着いた。いや、すごい。盛岡までの新幹線は田しかないところを走る。田しかないところに駅がある。そして東北本線を走る電車は2両しかくっついていない。これが八戸あたりまで走るのだからすごい。
さて滝沢である。やけに道路がきれいである。なにがあったのかは知らないが、とにかく道路がきれいである。広い上に、不自然にきれいである。なんだか、人工の荒地を作る開発はここまで及んでいるのかという気分になる。岩手県立大もまたきれいだ。おっそろしくきれいだ。奈良の長い名前の大学を訪れたときのような驚きがある。おそらく、いままでは林だったのだろう。そこにこの広く美しい大学を建てている。わたしは狭い大学に通っていたので、広い大学がうらやましい。その広い大学の周りもまた広い荒地である。
着いたときには日本音響学会の講演は昼休みに入っていた。午後の講演から聴くことになる。いまのわたしに関係ありそうな講演をぼへーっと聴いて回った。わたしは画像だとか、映像だとか、あまり次元の高くない幾何形状モデルだとか、そんな発表しか聞いたことがないし、それ以外の文献もさっぱり読んでいない。そんなわけで、講演の内容がどえらい難しくて困る。大したことやっていないのか、すんごい成果なのか、ぐらいの識別はできるけれども、あたしにゃ分からない単語が多すぎて理解にえらい時間がかかる。
ぼへーっと聴いて回って、音響学の中でも音声信号処理の分野だけを見ても、まだまだ未知のことだらけだということ感触を得た。信号処理一つ取っても、たいてい心理学がからむ。人間の聴覚はけっこう複雑で、最近になっても新しい心理効果が発見されているらしい。だから、実験で生成した音声信号は必ずといっていいほど実験台の人間に聞かせて、どっちの音がいいとか悪いとかの判断をさせて、統計的な手法で考察する。
予習が足りなかったため、質問が1つもできなかった。質問がまったくできないなんて、始めてのことだ。
さて、滝沢村に地下組織の遺跡を探す余裕はない。バスが来てしまった。電車はなかなかこないのでバスに乗って宿のある盛岡に向かうことにした。真っ暗の夜道をえんやこらと下る。ふしぎなことにいつまで経っても下る。地球の裏側が見えそうなぐらいに下る。心配になるぐらい下る。夜7時の道は結構混んでいる。えんやこらと盛岡に着いて驚いた。とても驚いた。
いま日本ではなにが起きているのだろう。盛岡は高校生の国になっていた。ゆるい靴下と短い紺のスカートといういでたちからして高校の制服であろう。そんな女学生がわんさかといるのである。7時半というのは、学校帰りにしては遅くはないか。それはさておき夕食をどうするかと歩き回る。なんとなくお寿司屋さんに入ってみる。今日は珍しくスーツを着てきた。わたしは回るお寿司屋さん以外のお寿司屋さんに入ったことがない。ちょっとどきどきである。大人の社交場である。スーツにネクタイを締めた白い労働者が、いかにも会社帰りに寄りそうである。
大人の社交場に集う大人の面々はサッカーの試合に夢中である。わたしはあんまりおいしくないビールを飲めもしないのにちびりちびりとやりながら、お寿司が出てくるのを待つ。エチルアルコールが脳をへろへろにするにつれて、テレビから聞こえてくる3万人の観衆の歓声と、アナウンサーの叫び声と、店のおっちゃんと、板前さんの声が、わたしの脳の中でわんわん響くのを感じる。わたしはサッカーの試合なんぞ見たってなんのことだかさっぱりなのだけど、幸運なことに、相手チームの守る網にボールを衝突させれば自分のチームに1点が入り、点の多いチームが勝ちとされる規則ぐらいは知っている。
脳がへろへろになるにつれて、なにか別のものが見えてくるような気がする。脳が、がんばって画像の中から輪郭成分を取り出そうとしているのを感じる。感じてしまったものはしかたがない。聴覚の方はあいかわらずわんわんと長い残響音がくっつく。これだけの情報を処理できる人というのがなかなかうらやましい。脳にビールがしみわたり、うまい1,800円の寿司と、ぶりの味がする300円の付け出しをこれまたちびりちびりと食べている間、少なくともその間だけは、サッカーが分かるような気がした。網に向かって刺すように、とんでもない速度で球がすっとんでいく恐さだとか、球を全身で抱きかかえようと身をかがめる選手が、球を蹴り込もうと突進してきた選手に蹴り上げられてとても痛そうだとかなんとか、試合と関係あるんだかないんだかよく分からない部分を感じ取っていたらしい。
ふしぎなことに、選手がボールを蹴ると、その先に必ず味方の選手がいる。競技場はかくも広いのに。実にふしぎなことだ。結局試合は日本代表チームがブラジル代表チームに負けた。おっちゃんたちが減っていく。続いてわたしも寿司屋を後にする。2,700円ばかしを払う。駅に向かったわたしはまた驚いた。
駅前は制服の女学生ばかりなのである。なんなのだこの人たちは。もう夜の9時である。そのわりに男性の高校生はずいぶん少ない。南方戦線にでも送られたか。そして大人はどこへ行ったのだ。階段を昇っても降りてもギャルである。駅前も駅の中も地下街も。なんなのだこのギャルたちは。夜のお仕事でもあるのか。まだまだわたしの知らないことはいっぱいだ。
しばらく歩いて、予約していたホテルの14階で寝る。
で、また同様に岩手県立大学でぼへーっとした時間を過ごす。ようやく、フィルタの不定な係数を決定するためのふつーじゃない計算法だとか、複数信号から一つの信号を分離するために直交座標に写像したりする解析手法だとか、種々の単語の意味だとか、基礎的なことがようやく分かりかけてきた。そんなことも分かっていないわたしがフィルタの設計をしているんだから泣けてくる。「伝達関数」のあたりは、大学のころに「制御理論I」にまったく手も足も出ずに投げ出してしまったわたしにとっては辛い過去なんである。
3時ごろに抜け出して帰路につく。乗り物の乗り継ぎがあまりよろしくない。7時に仙台空港を発つ飛行機に乗るために4時間前に滝沢村を出ねばならない。
しかし乗り継ぎが悪いので時間があまる。そのおかげで仙台駅で細いうどんとさんまの刺身を食べることができた。かつおだしのうどんは口にすっぱい味が残ってあまり好きではない。麺は細く、ほどよくこしがあっておいしい。そしてさんまの刺身である。うーん。大人の世界。700円も出して刺身を食べようとは。学生のころのわたしが知ったら怒りだすだろう。
仙台駅前のでっかい歩道橋では天気予報だのなんだのの撮影をしている。なにかの商品を紹介したり、「ミスなんとか」が名物を紹介したり、なんだかそんな番組らしい。
夕方の仙台駅から渋滞を抜けてえんやこら。バスは仙台の市街地を抜けるとまともに走ってくれる。バスが仙台空港に着いてから、機が飛び立つまであと30分ほどある。「ままどおる」と「萩の調」を買ってから飛行機に乗る。甘くて3つ以上食べられないあの「萩の月」を、チョコレート味仕様にしたものが「萩の調」だそうである。
夜10時ごろ帰宅。やっぱり足が痛い。
今日は会社は休みである。右斜め後ろに部長がいたりするが、今日は休みなんである。さてやばくなってきた。なにがやばいといったら、1つは、Matlabで音声信号処理をああでもないこうでもないとやっているのだけど、この音声信号処理が面白くてしょうがないことである。2つめは、もう遊んでいる余裕がないことだ。なんかもう、この期におよんで滅茶苦茶面白い。これがよろしくない。わたしは楽器の類には明るくないのだけど、大昔の線をつないだり抜いたりしたでっかいシンセサイザーを使っていた人も、こんな雰囲気を味わっていたんじゃないだろうか。
Matlabはやたら強力な計算ソフトウェアである。Matlabは機械とのインターフェイスが豊富で、計算結果をグラフにしたり音声や画像として出力したりできる。わたしはこれを思考とつながった機械だととらえている。
a = [1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0];
みたいな配列を用意すれば、これは見ようによっては白と黒が交互に現れる画像であり、またあるいは、耳に聞こえる正弦波となる。これを簡単に画像にしたり音声にしたりできるところがMatlabのすごいところなんである。さて、音声を扱った場合の話である。そりゃ、「線をつないだり抜いたりインターフェイス」の機械に比べるとMatlabはおそろしく高機能だけれども、キーボードからかちゃかちゃと入力をするという無機的な一面と、わけのわからないゴーとかジャーとかいう音の出力が即座になされるという、わたしの思考がそのまま形となってくれるという一面が、なんとも、「線をつないだり抜いたりインターフェイス」でありながらいろんな音を出してしまった大昔のシンセサイザーを思い起こすんである。
数学の知識さえあれば、逆再生をしようが残響音をつけようが、なんだってできてしまう。Matlabにとっては、音声信号はただの1次元の数値の列でしかない。やたら多機能に見えて実はなにもできないワープロソフトと、シンプルな機能の組み合わせでなんでもできてしまうIllustratorの違いに愕然とするような、そんな感慨がMatlabにはある。個人的に、すごく欲しい。いま職場で使っている構成のものは200万円ぐらいするそうだが、とても欲しい。
で、本当のところなにがやばいかというと、白色雑音を除去するフィルタがなかなかいい性能にならず、その昔、線をつないだり抜いたりした音楽家たちがうらやむような、ふしぎな音しか出てくれないことだ。来週の木曜には、CDを持って半導体屋に行く。
あいこまつりのwebでやや進展がおました。あまのさん作のあいこっちお着替え中の絵が貼ったあります。
は、恥ずかしーっ。
わるい例。
炭酸抜けま栓とかけまして、古くなったリモコンのふたが取れなくなった、と解きます。その心は。た、単三抜けませんっ。
……つい出来心で。
ああああ。頭が痛い。これは会社に行きたくない病だろうか。じゃあ、会社に行くのやめよっかー。やめよかな、やめようよ。北風ぴいぷう吹いている。お買いものに行きたい。
つうわけで日本橋と梅田と京橋をうろうろしに行く。
頭と右耳の奥が痛い。軽く吐き気もする。ここいらへんの方々となんとか同居しながらうろうろ歩き回った。今日は珍しく、京橋から環状線を南回りで難波に向う。そこから歩いて日本橋まで行けばJRだけで目的地に行けるという算段である。
京橋から難波まで駅が10もあるとは知らなんだ。天王寺で降りて大和路線に乗り換えたのだが、天王寺までえらい乗客が多い。環状線がかくも大人気の路線だとは。こんなに遅くていらいらする路線が大人気だとは。
あたしゃ環状線とは、わざわざ遠回りする、駅が多いだけのとっくに死に絶えた路線だと思っていた。大阪から天王寺までをつなぐ南北の路線がないので仕方なく残しているのだと思っていた。しかし、その事情はお客にしても同じなのであった。余分な出費をして地下鉄に乗り換えるほどの価値も認めぬ人は多いのだろう。
京橋の駅で買った缶コーヒーが効いてきたのか、頭がぼへーっとしてきて、頭が痛い感覚がすこしぼやけてきた。視界も一様にぼやけてきて、動く輪郭をいちいち追う機能が低下してきたので、楽だ。いったいどうしちゃったんでしょね。あたしの視覚は。ここ1年ぐらい変だ。テレビ屋にありがちな職業病なのか、ホントにやばい病気なのか分からないけど、本来無意識的になされるはずの、画像の周波数分析の過程が意識に影響し始めている、ような気がする。気がしちゃったんだからしょうがない。いったん気になりだすと、動く物体だとか鋭敏な輝度の変化なんかをいちいち目が追うので疲れてしょうがない。サングラスを持ってくればよかった。
で、日本橋をうろうろ。やはし、クレヨン王国のLDは売っていない。5つある箱のうち、1と2は中古でなら売っているのだが、いま欲しいのは4と5の天使編なんである。ジャングルに、5年前の冬に観逃した、うさぎしゃんスーパーズ劇場版のDVDがあった。箱にはすべて英語で説明が書かれている。輸入ものでリージョンコードは「1」らしい。はてさて、領域1とはどこを指すのであろう。たぶん「1」が好きそうなアメリカ合衆国か北米かそのあたりだと思うのだけど、向こうではもううさぎしゃんはDVDになっているのか。
なんてこったい。中身は全く変わらないのに日本の装置では観ることができない。日本語の作品なのに。日本の作品なのに。合衆国の援助など受けずに作られているのに。バンダイの玩具買ったのに。合衆国に迷惑をかけた覚えはないのに。ああ。なんてこったい。世の中には領域情報を無視する再生装置もあって、ジャングルでも売っているのだが、なんともうさんくさいではないか。いや、DVDという規格そのものにうさんくさいものを感じる。かの国に、なぜうさぎしゃんのDVDを独占されねばならんのだ。あたしゃMPEGの圧縮方式がどうだとかレーザ光を発振させるダイオードがどうだとか、知ったような気になっていただけでこんな大事な問題を見て見ぬふりをしていた。あたしゃ、家電屋なんかに入ってしまったばっかりに、今後10年は後ろめたい気分で生きていかねばならんのである。MPEGの特許収入で、あたしの職場の予算が700万円も増えただとかいって浮かれている場合ではなかったのだ。
で、話はクレヨン王国に戻って、梅田にも行ってみる。東映の「アニメポリス・ぺロ」にも行ってみたが見つからない。あたしゃいま観たいんである。DVDが出るまで待ちたくないので貸しビデオ屋に借りに行こうと決意。おまけに、設定資料集だとか原画集でもあればと思ったのだが、その手の商品が全く見当たらない。うむむ。どれみさんなんかの新しいのもない。
そのあと京橋に向かう。その途中、京阪の淀屋橋で、くだものをミキサーでがりがりやって作ってくれるジュースを飲む。パイナップルのものは200円。そうっと飲まないと頭がとても痛くなる。3回痛くなった。額に手をやると冷たくなっている。
そういや、アニメイトは場所が変わっているんである。京橋駅の周りをぐるんぐるん探したのだが見つからない。ちなみに家に帰ってからwebで調べてみたところ、京阪の駅から見てコムズガーデンのさらに向こうにあったらしい。コムズガーデンまでは探しに行っていたのだが、もう一歩だった。最後に、おうちのそばのビデオ屋さんでクレヨン王国のビデオを借りて帰る。
「13月の旅」と「14月の旅」。2本借りても1本分の値段らしい。もう1回観たいというだけではなくて、絵が欲しいのでテープを何回も巻き戻したり止めたりする。テープに傷がつくとまずい。そんなわけで早速コピーを取る。悪いことだとは思うのだけどどうか勘弁してほしい。LDは受注生産だったと思うのだけど、そのせいで新品はどこにも売ってない。DVDが出たら全部買うので許しておくれ。
追記。調べたところ、領域1は北米を指すそうだ。
2日の出張の間に雑用が溜まっている。量はぜんぜん全くたいしたことがないのだけど、アレしているうちにナニを頼まれ、ナニがすまぬうちにコレが突き返される。こういうのを、忙しい、と表現するのだと理解する。地球滅亡の日まであと3日。
「これ、客前で演ったらどうやろな」「声に出したらどうやろな」……やはり他所でも考えることは同じか。わたしはこれが言えなかった。
残業手当43,681円。手当控除その他もろもろアレしてナニして受け取ったのが185,062円。
人類滅亡の日まであと2日。DSPを使った実時間なシミュレーションはあきらめて、サンプルコードを書き残して後任の人に任せることにする。あたしゃとりあえず、音が出せればいいや。こんなに面白いことを他人に任せるのは惜しいことこの上なしだ。
[1]9/28 群馬
[2]10/5 幕張
[1]は地球最後の日。または半導体屋(訳あってあいまい)にCDを持っていく日。[2]は幕張でんき祭り(訳あって仮名)をのぞきに行く日。
特許屋さんがソレっぽく書きなおしてくれた原稿が送られてきた。別の人が用意していた特許とくっつけたらしく、えらく量が増えている。ほー。へー。こういうネタだったのかー。もしこの請求どおりに特許が全部成立してしまったら、テレビ屋さん業界のそのまたごく一部に限ってエラい騒ぎになりそうな気がするのだけど。
アレはいいとして、コレとかソレとかはホンマに発明と呼ぶに値するのだろうか。ああいう機能がついたテレビはほぼ抵触するような気がするのだけど。オトナの世界よのう。
明日地球が滅亡する。さて、今日は定時退社日なのであと4時間半で資料と音を作らんといかん。
後任の人よ。あとは任せた。わたしは滅びる。
半導体屋での会議では時間がなく、音を聴かせるのは延期。原理の説明だけに終わる。実にあっけない幕切れ。あとは任せた。後任の人。
Bさんはなんちゃらメディア研究所の人、AさんはBさんのボスです。
B「いや、そんなん勘弁してくださいよ。次数を可変にするんなんて、ホンマどうやったらいいのか分かりませんもん」
A「そら、がんばってもらわなあかんやないか。さっき、なんのためにただ飯(ただめし)食わしたったと思てんねんな」
B「……?」
A「飯のおごりがいのないやっちゃなー。きみのことが好きやからおごったったんとちゃうんやで」
B「えっ。そうなんかと思てました」
A「なんでやねんな」
さてBさんは、このあとどんなボケをかぶせたでしょう。
いい忘れましたが、ボスはあまり陽にあたっていないきゃしゃな感じの人。Bさんは少林寺の心得があり、一見して強そうです。しかも頭はつねにつるつるにそられています。この、顔の恐いBさんはボスの「なんでやねんな」に対して、控えめにこう言いました。
B「……ぼくの髪型とかほめてくれたじゃないですか」
きみのことが好きなわけではない、というボスの発言を生かしたうえで、長さ1ミリに満たぬ髪を逆手にとって「髪型」という語を持ち出すとは。思わず笑ってしまう。Bさんはわたしの髪をうらやましいという。あのつるつるの頭は、なにも顔を恐く見せるためではなかったのだ。あるいは闘いの邪魔だからそっているというわけでもなかったのだ。きっと、髪が薄いのを目立たなくさせるため、いっそのことそってしまっているのだろう。
これはいったいなんの会議なのだ。さようなら。おもしろい人たち。
最後の日。後任にMatlabのコードだのテスト信号だのを渡す。来週の月曜からはまたハードウェアな人になる。アルゴリズム開発な日々にさようならー。たぶん、一生さようならー。PCの前に座っていれば、それで仕事していたことになった日々にさようならー。あっちこっちに旅行に行かせてくれた日々にもさようならー。
あいこまつりのwebにまた進展が。なぜかURLが変わった。会場は松屋町らしい。
「悲しみのフリーズ」の巻。
あらすじ。観てからずいぶん経ってしまったのでうろ覚え。迷子の少女を連れてくる、といういまの仕事の雇い主にフリーズは疑いを抱く。執事と会って食事をしているとき、ちょうど執事が指名手配の犯人であるという報道が目にとまる。執事はフリーズを捕まえ、手術台の上で命令通りに動くソフトウェアに仕立ててしまう。
かくしてバグルス騒ぎに加えてフリーズまでもがネットを荒らすことになった。そんなおりにジャギーはフリーズに隠された機能を発見する。コンピュータウィルスを発見する機能だった。コレクターたちとジャギー、ウィルスはフリーズと戦うことになる。フリーズは、すでに夢をかなえたジャギーとウィルスに説得されて洗脳から目が覚める。だがフリーズは命令通りにしか動けない。死ぬまで吹雪を吐き続けるしかない。
感想。フリーズの苦労をジャギーもレスキューも知らなかった、というのが泣かせるところ。フリーズが自分の意識を取り戻すのを見て、フリーズに氷漬けにされながらも笑顔で倒れるジャギーがまた泣かせる。図書館の話のあたりからジャギーがフリーズとよき仲だと分かるのだけど、なんでいまごろ出てくるのかー。フリーズさんはレスキューのものなんですー。
「心ある戦い」の巻。
ラナンキュラスは滅茶苦茶強いながらも紳士のふるまいを見せるところがよかったのだけど、だんだん品がなくなってきた。ゴッドマシュラは7大将軍が融合した姿だったと思うのだけど、もうちょっと7大将軍を描いておくれよ。人間対マトリクサーという構図が崩れた時点でこの話はつかみどころがなくなった。
「魔法使いの国からFLAT4参上!」の巻。
ふははは。なんじゃこらー。FLAT4ってなんじゃこらー。あんまりかわいくないなあ。期待してたのにー。魔法少年4人組に、オヤジーデが手に負えなくなってしまうことの示唆がある。
日本橋に行く。ジャングルで、なんとうさぎしゃんスーパーズのLDを箱で売っている。中古で3万円なり。あたしゃためらった。どうしてあなたは、いまごろになってわたしの前にあらわれたのだ。そして、これまた驚いたことに、箱なしの11枚セットもあった。TV版の10枚組にくわえて劇場版も加えて11枚。これで2万円である。
あたしゃもうすぐうさぎしゃんのDVDが出るのだと確信している。だから買えない。いっそのこと、誰かが箱ごと連れ去ってくれればいい。そんなことを考えていると、ああ神さま、連れ去られようとしているじゃないか。お父さんはレジのそばまでいってDVDの棚のかげから一部始終を見てしまった。さる人はカードで払って、何度も袋に詰め直して、紙とポリカーボネイトのかたまりをえんやこらと連れて帰った。
いま棚には大きなすき間がある。もうちびうさはいないのだ。わたしは浮気ものなので、ついそのそばにある、箱なしで2万円のLDたちが目に留まる。いやいや。買わんのだ。買えんのだ。しばらく店の中をうろうろと歩いた。計算してみようではないか。1枚あたり2,000円を切っている。なんて安い。安い。
そうだ、いま買わなければ5年前の冬に見逃した劇場版をいつ観られるか分からない。お金がなんだ。置き場所がなんだ。いま買わずしてどうするのか、とさっきの棚まできたとき、またすき間が増えているのに気がついた。ちびうさはまた買われていったのだ。スーパーズはあまり売れなかったのだろう。あまり中古で出回っていない。だからうさぎしゃん収集家たちにとって考えることは同じだ。ちびうさを見たら捕まえろ。
くやしいことに、これまた珍しくRとSも箱で売られている。でも買わない。DVDで出るまで買うもんか。