いろんな人にさようなら。またお会いしましょう。
ManaChatがなくなった。「なんでもランキング」の参加者の溜り場がなくなるのがまた寂しい。かといって自分で何か立ち上げようという気も起こらない。IRCに行けないのが痛いんだわこれが。てなわけでゆんさんといちが沙希さんとこにお邪魔するするつもり。
なに〜っ。ManaChatなくなり事件は4月1日のしあんさんの粋な嘘だったことが判明。ああよかった。
これでいちが沙希さんの旅立ちも嘘だったらいいのに。あれは実は嘘だったんです。てなことになってはいないかと、何度もいちちゃっとと万能文化仕入れ日記を見直した。一度お会いしたかったのに。最後まで謎の人物であった。いちが沙希さんの文章が好きだった。もう読まれないということが悔やまれる。
おいおいおいおいおい〜。
いっちゃん(呼称変更)の旅立ちってうそやったんかいなー。ああもう。こうなったらお仕置きだお仕置きっ。でもいなくなるのが本当でなくてよかった。それにしてもあそこまで手の込んだうそはすごい。しあんさんもそうだけれど。ああもう。お仕置きだお仕置き。
入れ替わり立ち替わりで部屋で音楽を掛ける者がいる。わしになんの断りもなく。
「音楽が、かからないんですけど」
「そうか。音楽がかからへんのか」
「あの、音が出ないんです」
「そうか。音が出えへんのか」
「掛けかたを教えてください」
「聞きたくもない音楽を鳴らすのに手を貸さないかんのか?」
「いや、あの、音が……」
「音が出えへんねやろ。それはよかったな」
「鳴らしてくださいよ」
「なんの断りもなく、音楽を鳴らそうというやつに手を貸さなあかんのか?」
「鳴らしていいですか」
「ほんなら鳴らしかただけ教えたるわ。CDっちゅうぐらいやからCDの音量を上げるんと違うんかいな。ほら」
わしは音楽なぞ聞きたくもないので音が出ることだけ確認して、また音量を下げた。が、この者はなんの遠慮もなく音量を上げる。この者は今後一年間なんの遠慮もなくわしの前で音楽を掛ける素質がある。わしが音楽の鳴らし方を教えた張本人になろうとは。怒りで手が震える。
この全体主義者は人類はみな同じ趣味をして、同じ豊かさの中で暮らして、同じ政党を支持して、同じぐらい日本語が堪能で、同じぐらい健康で、同じぐらいの体格をしているとでも思っているのだろう。いい度胸である。もしわしがここで例えばうさぎしゃんのミュージカルのCDでも掛けようものなら、この全体主義者はわしと同じ苦しみを味わうだろう。こんな手合いは自分と異なる価値観と接することに耐えられないだろうから。
てなわけで実験。腹が減っても実験。
ここにいると1年間のうち10か月ぐらいは寒い。まず冬が寒いのは当然。で、夏は冷房で寒い。現在深刻なのは、4月1日をもって部屋の暖房を切られてしまったことだ。仕方なく、某先輩の私物の電気ストーブで急場をしのぎ、同時に省エネルギーの流れに逆らってみる。
寒くないのは3月と10月だけってわけだ。こんなときは巨大こんぴ置き場に暖を取りに行けばよいのだが、どっかの態度の大きい連中が音楽を聞くのに付き合うのはいやなので、行かない。
うわー。林原のめぐさんてば結婚したんですかいなー。うわー。とりあえず動揺してます。はい。このよくわからない感情をどこにぶつけたらいいんでしょう。
わしにとっては出演作品は「ミンキーモモ」の新しい方ぐらいしか心に残っとらんのです。が、これが今のわしにとっては重要な作品だったわけで。モモと言えば林原嬢、林原嬢と言えばミンキーモモなわけで。新聞に「新世紀うんたらかんたらの綾波レイを演じ、最近では歌のCDもヒットしている林原めぐみさん」などと書かれようとも、わしにとってはモモそのものだ。8歳と16歳の間を行き来するモモが突然、わたしは大人になると言うのだから。
さーて、実験の続きをしよーっと。
りり夫さんの心の叫びを久しぶりに観に行った。
「あずま」という人の名が書かれているのではないか。わしのことであろう。激しく好きな人の、代用なぞ見つかろうはずもない、とのこと。「なんでもランキング」の前夜祭の日に「浮気ですか。こりゃあいかん」と言われて以来、1年4ヶ月ぶりにりり夫さんに浮気を指摘されてしまった。
む。時間がない。続きはまた今度。
映像情報メディア学会の予稿の締め切りを延ばしてもらう。ぶっとおしでお仕事をしたため、とりあえず腹は減りっぱなし。
とりあえずここ2年ばかしちびうさちゃんの残り香を追っている。最後に触れたのはセーラースターズのミュージカルの永遠伝説じゃない方の舞台。もう新たな手がかりはない。そろそろ燃料切れです。入力は果てしなく少ないのに、わしの内部には勝手にちびうさちゃんが構築されとります。905歳。身長は140センチメートルで体重は秘密。靴下の長さから肌の弾力まで詳細にできあがっている。これはまずいのである。きっとこれはちびうさちゃんではない。
あなたがここをご覧になるかどうかは分かりませんが、あえて日記に書いてみます。
りりおさま。「WWW私小説・或阿呆の一生(原道篇)」3月26日の記述から察しますところ、この日記をご覧になってたんでしょう。それも3月26日のちびうさちゃんに似たものを追いかけている、という記述を。ついでに方々に散りばめられたこっ恥ずかしい物言いを。わたしはできるだけ人に観られないようにひっそりとこの日記は隠しておいたのですが、どうして見つかってしまったのでしょう。かようにエンターテインメントから程遠い日記ですのに。もうどきどきですわ。思わぬところで自分の名前を見つけたときは。「今日のドラマ新銀河はすごく良かった」と「りりかさんはいい子だ」の2つに記述の間にわたしの名があることが、わたしにとっては恐れ多いのです。
なんだかぼんやりとした感情なのですが、わたしにとってはあなたは大きな存在です。一度もお会いしたことはありませんが。なんだか。もう。尊敬のメザシ賞が大きくなりすぎて恐いです。某イベント会場でもあなたを探すつもりが、なぜか避けて通ってしまったぐらいに。なんだかよく分からないですが、あなたはわたしの師匠です。決定。却下。ではまた。
7日締め切りの原稿を今日送る。明日着けば3日遅れの計算。
ちょっとでも早く着かないといけないので大阪中央郵便局まで持って行って速達で出すことに。ええもう。うれしいったらありゃしない。都会に出る口実ができたわけで。用事は朝11時15分にすんでしまう。で、このあと遠回りして帰る。日本橋に寄り道してしまったですよ。ええ。
G3まっくに使えるSDRAMのDIMMがふつーのやつのと1割ぐらいしか値段が違わない。ますますG3まっくが欲しいのであります。
あとうさぎしゃんRの箱入りLDの中古を探したが今までの最安値記録12,800円と並ぶものはなかった。今にして思えばなぜその時買わなかったのだろう。ま、よくあることだ。はるか、みちる、ちびうさの3人の出ているCDがついに買えたのでよしとしよう。中古で480円。なんだか泣けてくる。悲しくて。
ついでにソフマップにてゲーム天国極楽パックを見つけるも中古しかない。仕方がないのでそれを購入。5,280円。高い。原稿が出た記念ということで今晩あたりやってみるか。
ついでにえろえろパレス(仮称)にて妖しい本を立ち読みする。せっかくちびうさちゃんの出ている本を見つけたと思ったら。あまりにもアレな本だったので暗い気分になる。こんなのあんまりだ。そんなわけで何も買わず。
昨日の深夜。家に帰ると母上曰く、面白いハガキが来てるとのこと。食事のあと、ちと期待してハガキを探す。忘れた頃に来ていたんである。某イベントの応募の確認が。そのうち面白い封筒なんかも届くでしょう。面白い段ボールなんかも届くでしょう。ええそうですとも。
昨日久しぶりに都会に出たということの続き。
暑い。それもそのはずだ。コートを着て出歩いていたのだから。世の中はいつの間にか桜が咲いて桜が散っていたのだ。あたりを見渡すと薄着の方々が街を歩いているではないか。わしの中では時間はゆっくり進んでいたらしい。なんとなく難波の地下街にてピンクのサングラスを買う。2個。
日本橋の某店にて横山智佐の「檄! 帝国華撃団」を初めて聴く。というか聴かされる。この曲自体は聴いたことがないわけではなく、電線屋その他大勢がカラオケ屋で歌うのを毎回毎回聴かされているので曲は覚えてしまった。で、だ。今まで聴いてたのはパチもんなわけである。横山智佐が歌うと当然ながら別物である。静かで、丁寧で、力強い。この曲は絶叫するものだとばかり思っていた。横山智佐の歌はいい。
くらくらする。もう狂気の沙汰である。こんぴたの店に行っても、そっち方面専門のレコードの店に行っても、くらくらする。情報量の多さに気分が悪くなる。吐き気を催すほどの嫌悪というのはかような状態を含むに違いない。たとえばヤッターマンの歌と、新世紀うんたらかんたらのBGMと、なんだかよくわからないアニメの主題歌と、三石琴乃のなんだかよくわからない台詞を同時に聴かされるのである。これは催眠術で商品を買わせようとする手なのか。
こんなときにふと、恐ろしいイメージが浮かぶ。自分の頭を商品の棚に何度も叩きつけるイメージが浮かぶ。もう一つ、自分の右の手のひらが腐食して中心に穴が開く。その穴が広がっていって右腕全体に広がる。ああいけない。昼間から夢を見ていたようだ。
バンダイの面接が駄目だった。駄目だった場合として前から考えていた通り電器屋を受けることにした。
何かの書類が出ていないと言って就職課の人におこられた、と先生に言われる。先生には申し訳ないことをした。が、わしはそんな書類のことは知らぬ存ぜぬ。少し前に就職課の人に会ったときも何も言ってくれなかった。書類が出てないと推薦なんてもらえませんよ〜、と去年の学部生の後輩に脅かされていたのだが、電器屋の推薦の残ったやつをもらえる予定。ここいらへんが学内では院生に有利らしい。
で、そこいらへんを昨日父上に話をした。で、いかに電器屋がやばいことになっているかをまた聞かされる。さらに父上曰く。「業界の一番手はやめとけ」とのことで。そんな話を聞いているとおもちゃのタカラも受けとこうかな、などと考えてしまったり。推薦で電器屋が決まってしまったらそれは不可能だ。
15日に就職課の人に会うことになった。
買い物がしたい衝動に駆られる日々。久しぶりに古本屋さんに行く。そこで「スーチーパイ2」の資料があったので買ってみる。さらに「きんぎょ注意報」の劇場版の資料があったので買う。「きんぎょ注意報」が映画になっていたとは知らなんだ。
今年はどういうわけか花粉症の症状が出ない。実にめでたきことかな。1年前の今ごろはくしゃみも鼻水も出ない日々に憧れていた。その天国にたどり着いてしまったら天国にいなかった日々のことを忘れてしまう。
師匠と呼んでくれるな、と言われてしまったのですからもう呼びません。あなた自身がおっしゃるように、あなたが「馬鹿」かどうかはあたくしにはとんと分かりかねます。しかしそうやって公衆の面前で自身のことを愚かとか馬鹿とか言うのはあまりよくないのではないかと。
ところで。いい気になってもいいじゃないですか。いい気になってもあの人への愛が冷めたりはしないでしょう。
「YAT安心宇宙旅行」の新シリーズを観てみる。くそう。カネアさまとおかあさまが出てないやんか。くそう。カネアさまとおかあさまはラヴラヴやないといやなんですー。誰か作ってくださいよー。ラヴラヴなやつ。
……まあいい。これからは性格のとんがったモニカさんの時代なのだ。きっとそうだ。マロンはいくらなんでもわしの趣味としては幼なすぎるので、withさんに譲るとして。いや。譲るって言われても。
「アキハバラ電脳組」も観てみる。ああ。変なもの観てしまった。主人公のおんなの子の着替えのシーンが新鮮だったような。話が今のところ何がなんだか分からないので、もうちょっと観てみることにする。
がっこに行く前に近所の美容室に行く。
順番を待っている間、本棚の雑誌を手に取ってみる。「別冊少女フレンド」がどうもわしには読めない。机の上の「女性自身」は客の私物かも知れない。そんなわけで「百日草」という雑誌を手に取った。美容師のための雑誌だった。狭い世界に向けた情報はそれだけでわしの興味をそそるものがある。
新しいデザインの髪型が次から次へと紹介される。まことに華やか。広告がまた衝撃的だ。
「新化粧箱・大」
道具が増えても安心です
美容室納入価格3万円
株式会社百日草
市場が小さい商品である。華やかな特集ページと比して、広告のなんと地味なことか。商業出版とそうでない出版の違いのようなものを一冊の中で見た。
昨日、某電機に会社案内を請求した。その夜家に帰ったら産経新聞社の封筒が来ていた。
両親は会社案内か何かだと思っていたようだが、中身は違った。件の漫才作家の先輩が自分でやっている舞台の台本が届いたのだった。A4のレポート用紙に台詞が詰まったのが30枚。3月28日にマクドで「カピ・カピ」の台本を見せてもらってから3週間足らず。この間に書いたらしい。すごい勢いだ。
ところで、これ、本当に演るんですか?
久しぶりに夢を見る。
さっき出てきた台本が舞台で演じられることになり、その稽古場にわしがいた。どういうわけかわしはやられキャラの役で、どういうわけか痛い目にあう。なぜか逆上したわしが「なんでこんなへっぽこなネタのために痛い目にあわなあかんのですかっ」とかなんとか作家に突っかかる。すると恐い顔でにらみ返されて引き下がってしまう。……えらく恐い夢であった。もうちょっとマイルドなやつを観たいのに。
どうせなら、お花畑でお昼寝していたらなぜか目の前にちびうさちゃんがいて旅に出ようと誘われて、気がつけば自分はほたるちゃんで、あら、わたしいつの間に黒いドレスを着ているのかしら、なんてつぶやきながらちびうさちゃんの背中を見ていたら突然胸が苦しくなって、座り込んで見上げたちびうさちゃんの顔が妙にいとおしくなって延ばした右腕が見えたり見えなくなったりして気がつけばわらわは暗黒の女王ネヘレニアさまになっていてわけが分からないのだけれど、その割には冷静に対処していて心の中ではあらやだ、衣装ケースのブラがどれも入んないわなんて思っているのだけれど身体が勝手に動き出してちびうさちゃんのおだんご頭をほどいたり結ったりしていたらあらま、あたし何してるんでしょうと思った瞬間たった一人で東京タワーの展望室にいて、そんなのってないよ〜と泣き叫ぶ、というような夢が見たいのに。
昨日の文章また壊れてますね。ま、よくあることで。
うちの部屋の方々は音楽をかけるのが大好きらしい。違法コピーだろうがなんだろうが、もう離れられないぐらい大好きらしい。わしがやかましい巨大こんぴ置き場から逃げ出してきても、喧噪と一緒に研究室まで追いかけて押しつけてくれるぐらい大好きらしい。
写真週刊誌「フライデー」が新聞に出した広告。
先週。エヴァンゲリオンで人気の声優xxxxxxxxは元AV嬢?
今週。エヴァンゲリオンで人気の美人声優に衝撃の過去
(xxxxxxxx:筆者が削除)
「衝撃の過去」はとりあえずこっちへ置いといて。「美人」という言葉をこんなふうに胡散臭く使ってほしくないものだ。新聞もテレビも「美少女殺人」だの「美人OL」だの恥ずかしくて見ていられない。
わしは3年か4年ぐらい前まではうさぎしゃんのタイトルの頭に付く「美少女戦士」は日本有数の恥ずかしい語だと思っていた。最近はどこもかしこも「美人教師」や「美少女アイドル」なのである。今時の日本語はわしのレベルよりもずっと恥ずかしくなってしまったらしい。ああやだやだ。
あらやだ。目の前で後輩が同じ文面のメールを3回も書いている。今4回目だそうだ。いつまで経っても送信できないらしい。で、エディタが文章を折角保存してくれているのだからそれをコピーすりゃいいのだけれど、わしの助言もむなしく、ことごとくそれを壊してしまい何度も同じ文章を書いているらしい。
さっさと工学部を引き上げて来ないで、残ってそこで書けば良かったのに。情報科学部の研究室で、たった一人でメール書きという大役をやるつもりだったのだろうか。もしわしがここへ来なかったら孤独と絶望の中で同じ文面を書き続けたのだろうか。わしがいたところで、助言は台無しにされたのだからどちらでもいいのだが。それにしても1年間この研究室にいてmnewsの使い方も知らんとは。このまま喋りも文章もメール書きもできない学生に育ってくれるとわしとしては興味深い。
電線屋の手伝いでときメモのイベント「きらめき祭」に出かける。本を売ったり、見知らぬ人のスケッチブックに落書きしたりとまことに愉快であった。これまたスタッフが皆コスプレの人でびっくり。どうやって募集したのかはわからないけれど、コスプレの方々がキャラの数だけいるんである。執事の外井さんから鏡さん親衛隊に至るまで。
で、本の売り買いは4時間ほどで済んでしまい、妖しげな宴が始まる。題して「第45回きらめき高校卒業式」である。こりゃすごい。まあすごい。先程のコスプレの方々が伊集院家主催の卒業記念パーティと卒業式と伝説の樹の下のあれやこれを再現してしまおうというのだから話はでかい。
最後、伝説の樹の下の再現のところで。どうしてでしょうね。紐緒さんに「世界征服もどうたらこうたら」という例の台詞を舞台で言われて泣いちまいましたよ。服を着た別人なのに。やっぱあたしはとんがった人が好きみたいです。はい。
ちゃんと全キャラの結末が用意されていて、主人公の結末は、誰からも告白されず落ち込んでいるところに外井さんが登場して伝説の樹の下でここでは書けないことをされてしまう、というすごいもの。
それほどときメモに狂ってはいないわしが参加してもかなり面白かったので、その道の方々にはかなりツボだったのではないかと。台本は週刊ファミ通のMIDIはらふじという人が書いたらしい。実によくできている。詳細は省略。8時間の間滅茶苦茶笑って泣いた。1998年あずまのイカすエンターテインメント暫定1位。決定。
ま、そんなこんなで夕方に会場を出る。紐緒さんをとっつかまえていろいろ話をしたりしたい衝動に刈られるも、走って外へ出る。
次の仕事場へ向かう。件の舞台の本読みがあったのでそこへ行く。行くと作家、建設業、無職、無職の4人がいた。4人はなぜか死にそうな表情で天井を見ていた。「小休止、終わりっ」と作家氏が叫ぶと4人は生き返った。昼の1時からずっと練習をしていたらしい。わしが入ってきたのが6時半。で、本読みと立ち位置の練習をする。わしは本にケチを付けまくる。
晩飯を食べに移動する途中で、無職氏に「あまくん(わしのこと)は最近面白いことないん?」と聞かれる。「今日はやけによう笑うから」とのこと。わしは以前は恐かったんかいな、という気がしないでもない。
以前は面白いことがわんさかでしたよ。うさぎしゃんがありましたからの。クレヨン王国やこっちむいてみい子では駄目みたいです。なんてことも言えず。「面白いことがないんかあ。じゃ、あたしといっしょやね」「そ、そうなんか」という沈んだ会話を続けるに至る。
面白いことはありますとも。わんさか。
「日曜日の朝9時のやつは観てる?」と某先輩がおっしゃる。
ファンシーララでしたっけか。もう。あたしのおうちでは観れないんですっ。電線屋がテープを送ってくれるのを待つしかない。
帰って絵でも作るか。
一度レギュラーコーヒーを飲むと、もうインスタントは飲めなくなる。と、先生がおっしゃる。
学科事務室の方がレギュラーコーヒーを研究室にくださった。わしはフィルタを、某先輩は湯を注ぐ容器を用意して、レギュラーコーヒーを飲めるようにした。レギュラーコーヒーはとっても激しくコーヒーの匂いがする。味もやけにとんがっていて、酸っぱくて苦い。これが美味しいのかどうかわしにはさっぱり分からなかった。
で、さっきインスタントを入れてみた。ちいともコーヒーの匂いがしない。先生がおっしゃったことをいま理解した。
初めて美味しいものを食べたときの感動がたいしたことないのに、その次に不味いものを食べたときの感動は強いのである。わしの感覚はなかなか不経済にできているようだ。
さらに。某先輩がTWINNINGのティーパックを持ってこられたので飲んでいる。日東紅茶とリプトンティーとはこれまた匂いが違う。
これまたとっても激しく紅茶の匂いがする。安いのとは余りに違うので、どちらがいいのか分からない。たぶんこの後で安いのを飲んだら匂いがなくてがっかりするのだ。
どうも、人の描いた絵を観るってのに抵抗がある。それでも最近の流行を求めて、たまにCGを集めたりするのだけれども。わしよりも圧倒的にうまいのに出くわすと、自分のへっぽこさに気付いてがっかりする。
わしのデッサン狂い病がなかなか治らぬのです。一枚の絵に時間をかければなんとかいい方にもっていけるのだけれども、二枚目も三枚目もがまたデッサン狂いなのです。
それはそれでいいんじゃないか、という気がしないでもない。
酒に酔ったような感覚が抜けない。上気道炎、またの名を風邪。がっこのそばで何かを焼いてさんざん煙を出してくれた、親切な方々のおかげでのどを痛めた。その勢いでのどにお住まいの細菌がのどを攻撃して風邪になったらしい。頭が痛いでもなく、のどが痛いでもなく。鼻の粘膜が過敏になっているのと、頭が熱っぽくて頭がはっきりしないぐらいのものだ。
小学生だか中学生だかの頃に読んだ、第二次大戦でビルマに送られた将校の手記を思い出す。戦争が終わって筆者が日本に帰ってくる。日本についてすぐ、酒に酔ったような感覚に襲われる。これが内地の風邪というものだと知り、これはこれで気分のいいものだな、などと筆者は呑気に考える。マラリアの高熱を体験した者には、日本の風邪など病気のうちに入らないというわけだ。
さて。病になるたびに考えるのが、この症状が出る前の平穏な日々がどれだけ幸せだったろう、ということだ。幸せな日々には、どういうわけか幸せを実感しにくいのでこんなことを考えるのは不毛だったりもする。ここで平穏な日々をうらめしく思うのはやめてみる。この酒に酔ったような感覚を、それはそれでいいんじゃないか、と思うことにする。
巨大こんぴ置き場にいた学部生2名が音楽を掛けっぱなしで、部屋から出ていったのでその隙にCDを止めてやった。
数分後、帰ってきた2人が部屋の音響機材の前で不思議そうにしていたので「わたしが止めました」と言ってみた。もう今日は音楽が掛かることはなかった。まずは一勝である。
うんたらかんたら電脳組の第三話を観る。
すずめちゃんがぶち好みでございましてタイプでありますわよ。なんといいますか。もうたまらんです。やばいです。「なかよし」と「たのしい幼稚園」と「テレビマガジン」に連載されているというのに。もう。いいんですかね。こんなの放送して。第三話にしてすでにすずめ→ひばり→つぐみの妖しい関係が構築されておりましてよ。
かつて。うさぎしゃんという番組にも似たようなことがあって、みちる姉さんははるかさんのことを激しく、もう激しく愛してらっしゃる。で、そんなあからさまな表現が出てくるまでは、ごく一部のうさぎしゃんフリークな方々は作品中の微妙な表現から無理矢理にでも妖しい匂いをかぎとっていた。まこりんと亜美ちゃんはできているに違いない、とか。いやいやレイ×亜美だ、とか。
ところがところが。うんたらかんたら電脳組は女の子どうしの愛情も嫉妬もあからさまなんである。すずめさんはとっても。とーってもひばりちゃんのことが好きなのに、なかなか気付いてもらえない。はたまた恋のライバルつぐみ嬢まで登場する。ひばりちゃんはつぐみ嬢とべったりなので激しく嫉妬する。そんなこんなでこの第三話は、いわば「裏うさぎしゃん」である。「セーラームーンBLACK」でも可。
すずめちゃんというキャラはよいのです。嫉妬がよいのです。
風が強い。すっかりばっちり春である。
作家と無職と労働者と大学院生と無名の芸人が集まる。合わせて6人。舞台のキャストがやっとこさ全員揃う。森の宮青少年会館に集まる。稽古のできる部屋を取っているのかと思ったら取っていない。
で、その前の公園で稽古をする。漫才と短いコントの稽古をしているそばで、随分たくさんの人が芝居の練習をしている。
わしの眼にすんごい光景が映った。鎖で縛り上げられた男性が女性にむちで打たれている。小道具も何もないのだけれども、何を演じているのかは分かる。その数分後、その近くの別のグループが、人を後ろ手に縛るところを演じているではないか。
わしは演劇界のことはちいとも知らないけれども、縛りってのは穏やかではない。ちょっと前から頭の片隅で考えている話があって、異常な愛情をむちと鎖で表現する女性の話を書きたかった。「ネクストキング」というゲームのディルというおねいさんを使って。でも、むちと縛りをこの眼で観てみると、思ったよりつまらなさそうなので考え直してみる。浮気はいけないな。
帰りにピンクのサングラスを買う。2個。