あずまの日記。

6 may(tue)

ネタ。

あしたからお仕事。専門学校でしゃべるネタを作っている。学生が画像情報技能検定って資格をとれるような授業をやる。画像うんたらかんたら検定には3つの分野があってわしはCG検定ってやつが取れるような講義をするのだが、わしゃCG検定なんて持っていないのだった。で、今度取る羽目になってしまった。また雑誌でもあさるか。ふう。

ああいかん。まちりん(豊嶋真千子、うさぎしゃんSSでパラパラさんの声をやった人)の「なにかとポヨポヨ」が始まってしまうではないか。帰ろっと。

7 may(wed)

因果な職業。

専門学校の授業を4時間やって家に帰る。鍵がない。入れないのでそのままがっこに向かう。スーツ着てバイクにまたがるのは結構勇気がいる。

授業をやってみて思う。学部の頃こんなにまで授業中騒がしかっただろうか、ということ。別にわしは優秀な学生を育てなければいけない、なんて自負はないので気楽な身分なんだが、ここまで騒々しいとわしの話を興味を持って聴いている学生が哀れだ。確かに、わしが学部の頃の授業も決して静かではなかったが、教壇のすぐそばの学生までしゃべっている、というような厚顔ぶりは考えられもしなかった。学生がわしの作った試験問題で単位を落っことそうがわしはまったく気にしないのだが、ここまで人の話を聴かない連中が授業に出ていることが不思議でならない。単位が欲しくないなら出なきゃいいのに。

やっぱがっこの先生なんて本職でやるもんじゃない。

12 may(mon)

ピンク。

gooで「ピンク」かつ「髪」というキーワードで検索したらいろいろと妖しいのが出てきて面白かった。ただ「ピンク」という語句が結構な確率でやらしい情報に含まれるらしく、わしの意図しないものが結構出てきたりする。

....もっと長い日記を書くつもりだったのだが、あと10分で「宮村優子の直球で行こう」が始まってしまうので帰ろっと。野球がなければいいけど。

15 may(thu)

雨。

昨日は2回目の仕事だった。相棒(マルチメディア検定担当)は1組と2組で同じ授業をやっても全然違うペースになってしまうと嘆いていたが、わしは至っておんなじペースである。1組も2組も15分前に終わってしまった。

この日は雨が降っていた。雨のさなか、着慣れないスーツを着て満員電車に揺られて出勤するのはかなり気が重い。教室に着いて驚いた。前回は15人ぐらいいた学生が半減しているではないか。雨が降るとがっこに来たくないのは彼らも同じだ。なんて正直な連中。

10人ぐらい(遅刻者含む)しかいない教室で、単位の認定について話しておいた。出席したってテストができなけりゃ単位はあげないという方針を伝えた。出席はするが、わしの話しも聞かない学生がいる。特に、辺り構わずでかい声でしゃべり続ける人達が教室にいると邪魔なだけなので、勉強しないと単位を取れないという方針を正直に話しておいた。出席だけすれば単位がなんとかなると思うような連中を減らす試みだ。こう言うと早速教室から逃げ出す学生がいるんじゃないかと思ったが、誰も逃げ出さなかった。が、2時間目の授業では一人減っていた。

学生が少ないと教室はめちゃくちゃ静かになる。でかい声を出さなくてもいいし、台詞を噛む(とちる)ことも減った。なんて楽なんだろう。4時間しゃべって1万4千円。特価1,980円のゲーム(当たりだとうれしい)を買って、「なかよし」と「闘神伝」の人形(仰天価格10,500円)買えばお昼ごはん代も残らない。毎週1体も人形買うわけはないけど。しかしこの給料だって、行き帰りに3時間、下調べに6時間ぐらいかかるので、もちょっともらわないと割にあわない。

仕事を終えがっこへ行く。今は亡き(生きてるけど)卒研の相棒が来ていた。奈良の例の長い名前の大学からやってきた。やっぱ国立はすごいや。光硬化樹脂の機械が研究室にあると言っていた。onyx2 Reality monsterもあるらしい。前者は3次元の形状データをもとに、樹脂を固めて実体にしてくれるもの。わしはこれでフィギュアを作るのが学部の2年の時からの夢だった。後者はわしの使っている巨大こんぴonyxのそのまた大親分で、死ぬほど速いらしい。その他もろもろの仰天設備を聞かされてうらやましく思った。特に光硬化樹脂はうらやましかった。他はどうでもいいけど。相棒は失うわ、設備はしょぼいわではやってられないが、わしの環境はかなり恵まれている(私大にしては)ので、ま、いいか。相棒は授業で死んでるらしいし。わしの受ける授業は死ぬほど楽だし。

17 may(sun)

25。

一昨日は沖縄返還25周年の日だった。これがめでたいのかどうかはわしには言えない。日本政府管轄の領土が増えたとか減ったとかいうレベルでめでたいなどと言ってはいけない。

テレビで観たこと。沖縄の寂れた商店。戦争の時は随分稼いだそうだ。今は、米軍の給料日の夜も客はまばらだ。短いドキュメンタリーであった。米軍に依存した経済ができあがってしまって、モノを作る産業を育ててこなかった。もし米軍が去ったらどうなることやら。米国と日本の政府は莫大な予算を沖縄につぎ込んでいる割には沖縄の人は経済的に貧しい、とされている。モノを作らないでお金を得ることは難しい。そろそろ沖縄で米軍に依存しない産業を起こそうという人がわんさか出てきてもいいんじゃないかな。

アフリカの嵐。

話は変わる。エジプトに行きたくなった。....というかアフリカに行きたい行きたい。手始めは安全そうなエジプトである。アフリカには結構こわいウィルスがいたりするのだが、アフリカではウィルスよりもライフルの弾の方がこわかったりする。観光とかほとんどなしで7日間14万円ぐらいのを見つけた。秋頃までにお金は何とかしよう。借金で。

沙漠である。背負いかばん一つで沙漠をさまよいたい。いや、背負いかばんもない方がいいな。水の入ったびん1本と1ドル紙幣の束だけ持って遺跡を1つずつ歩いてめぐってみたい。なんかよく分からんが沙漠はいい。食事はびんの水と、怪しげな食堂で出される、羊の肉と少しの野菜を炒めたもの。あと薄く延ばして焼いたパン。たぶん。おみやげは寂れたホテルの壁に突き刺さったライフルの弾。こんなことを考えていたらインドでもよくなってきた。砂漠に行きたい行きたい。

25 may(sun)

げほごほ。

この日記1週間ぶり。風邪。げほごほ。

病気になると何かを悟ったような気になることがある。鼻が詰まっていなかった頃はどれだけ平穏だったかを考えたりする。病が治ったら別の自分になるような気がする。健康なときにできなかったことが、病気が治ったらできるようになっているような気がする。まるで風邪のウィルスとともに怠惰な性格までもが身体から出て行くかのように。

だいぶ症状はましになった。しかしよくなってみると平穏な生活への欲求や、病気が治ったら別の人間になってるかも、というようなことはすっかり忘れてしまうのだった。研究の続きやらなきゃ。明日までにデバックやって、あと論文読まなきゃ。どひゃあ。

28 may(wed)

30分の1。

高額納税者番付ってのがある。音楽関連では小室哲哉という人がぶっちぎりで1位である。この人がやっているglobeというバンドのCDがとんでもなく売れたらしい。450万枚ぐらい売れたらしく、子門真人の「およげたいやきくんを追い越したという。こりゃ驚いた。わしが聴いたこともない曲のCDを日本人の30人に一人が買ったというのである。とにもかくにも現在、これが日本のメロディーであることは間違いない。

子門真人は「たいやきくん」で大儲けできたはずなのだが、印税ではなく買い取りだったためちぃとも儲からなかったそうだ。ちなみにB面はなぎら健壱で「いっぽんでもニンジン」である。

キャラクタという商売。

セガとバンダイの縁談が破談になった。バンダイ社内での合意が得られなかったとか。合併していた場合、もうプレイステーションではゲームは出せなくなるのでちょっと寂しく思っていた。あと、サターンでキューティハニーの3次元の格ゲーが出るんじゃないかと思っていたのだが、かなわなかった。バンダイのゲーム部門とはここが違う、というところを見せて欲しかったのに。

31 may(sun)

サイバー。

2日ばかし前。フジテレビの夜中のニュースでサイバーなあれこれを取り上げていた。それも結構な時間を割いて。おうちのこんぴがネットワークにつながったために夜中に遊びすぎて、仕事に支障をきたすもなかなか抜け出せない「インターネット依存症」。嫌がらせメールを送りつける「サイバーストーカー」。なぜかここで「ヴァーチャルアイドル」。

こんぴの世界から抜け出せなくなる要因の1つとして、恋愛シミュレーションゲームが取り上げられる。例によってコナミに取材に行く。例によってそっち方面の趣味を持つ兄貴のお宅訪問。その兄貴の恋愛の理想が高いことが判明。そんなことどうでもいいだろう。

最近の流行として連中が触れなくてはいけなかったものがもう1つある。アニメである。アニメといえば新世紀うんたらかんたら(1995、ロボットものアニメ)である。アニメ野郎の方々が好きなもの。それは声の人である。ここで話題の人登場。まかり間違って林原めぐみ嬢が出てしまっていたら番組の雰囲気は別なものになっていただろう。しかし。

おさるのかぶりものをした兄貴。「根性」というはちまきをした兄貴。その他もろもろの兄貴が映し出された。これはこれはもしかしてみやむーのファンか、と思っていたら、何かのイベントだった。「宮村優子の直球で行こう」というラジオの公録だったと思う。みやむーとおにいちゃん(岩田光央)がいたから。いやはやこんなところでお会いできるなんて光栄ですな。しかしみやむーを取り上げている部分は特集の本筋からそれていたように思う。

ネットワークで遊びすぎて精神科医に助けを求める話や、いたずら電話同然のメール攻撃をする連中の話から、恋愛シミュレーションにつながるのは無理がある。ブラウン管から抜け出せなくなった人たちの一部の変なやつが「ネットストーカー」になるというわけだ。へんなやつはどこにでもいるんだってば。しかし、「人付き合いができないから端末に向かう」みたいな説明があったからまあいいことにしよう。しかしだ。恋愛シミュレーションの所で出てきた兄貴はパソコン通信を使って声の人のイベントの情報を収集しているとか。で、みやむーの登場となるわけだが、公録が映し出された途端「インターネット依存症」「サイバーストーカー」の話と関係なくなってしまった。なぜみやむーが映ったのか。

(1) ブラウン管の世界から抜け出せない人がいる。それに拍車をかけているのが声の人ブームである。
(2) 番組の制作者にみやむーにはまっている人がいた。その人が無理やり特集に組み込んでしまった。

のどちらかの意図があったと思うのだがやっぱり謎である。


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