45ps/8500rpm MAXIMUM
POWER
RG250「は、パワーの水冷2サイクル・ツイン。
RG250Γのパワーユニットは、水冷2サイクル・パワーリードルブ・エンジン。最高出力は45ps/8,500rpm、最大トルクは3.8kgm/8,00orpm、リッターあたり出力180ps/l以上です。パラレル・ツインのアルミ・シリンダーは、ボア・ストローク54mmx54mmのスクエアで、1気筒あたりの排気量は125cc。
2サイクル・エンジンは1気筒125ccが吸排気効率のうえで理想的。ロードレースGP500ccで世界チャンピオンを獲得しつづける
RGΓも同じ理由で1気筒125ccの4気筒としています。しかも、ツインならハイパフォーマンス・エンジンの必須条件である軽量・コンパクトなエンジンになります。さらに、熱ダレを防止し、大幅な高出力化を実現するサーモスタットを装備した水冷システム、吸気効率に優れた大型リードバルブを採用。2サイクル特有の圧倒的な瞬発力に加え、中低速域でのビッグトルク、そして驚異的な低燃費を実現しました。
軽量コンパクトなSRタイプ・ラジエターを装備した、スズキ独自の水冷システム。
ラジエターは、通気抵抗が少なく、小型・軽量なシングル・コアのSR(Single Row)タイプ。集風効果をもつフェアリングに内蔵し、冷却効率を向上させています。強制循環の冷却システムは、ラジエターからウオーターポンプに入った冷却水を、直接シリンダーへ送る、スズキ独自のムダのない設計。オーバークールを防止するサーモスタット、点検・補水が容易なリザーバータンクも装備しています。
レスポンスが鋭いフラットスライド・キャブレター。
レースで実証ずみの、スズキ独自のアルミ製フラットスライド・キャブレターを採用。プレート状のスロットルバルブを持ち、エアの吸入量、流速ともに大きく、混合気をムラなく、す早く霧化。スロットルオン/オフ時の混合気変動が小さく、レスポンスが優れています。
45.3km/l (at 50km/h CONSTANT SPEED)
新開発SIPCで、出力・燃費を大幅に向上。
新開発のSIPC(Suzuki Intake Power Chamber)。シンプルそのものの構造で、2サイクル2気筒エンジンの出力と燃費を一挙に向上させた画期的なメカニズムです。その構造は、各気筒のマニホールドを、中間部を絞ったパイプ状のSIPCで 連結させています。両マニホールド内に生じる圧力差によって吸気干渉が生じ、正圧側(+)に充填されている新気ガスがいきおいよく負圧側(−)に吸いこまれます。その結果、混合気の吸入量が増大し、出力・燃費を大幅に向上します。また、高速域では、クランクチャンバーからの吸き返しガスをもう一方のマニホールドに吸入できるため、出力の低下をおさえ、回転のノビも向上させます。
3.8kg.m/8,000rpm
MAXIMUM TORQUE
燃焼・排気効率を大幅アップ多段膨脹マフラー。
多段膨脹マフラーは、排気管を段階的に膨脹させることで、多段膨脹でないものと比べて、負圧の発生を長く、大きくすることが可能となり(Aの部分)、排気ガスの吸い出し効果を高めます。さらに、排気の脈動により、新しい混合気の吹き抜けを防止(Bの部分)。燃焼・排気効率を向上させ、パワーアップを実現します。高性能水冷2サイクル・エンジン、フラットスライド・キャブレター、新開発SIPC、そして多段膨脹マフラー。スズキの2サイクル技術パワーを全力投入したとき、世界チャンピオンの実力がどれほどのものか、RG250Γが語ります。
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